【ミクで武術】立位での抜刀:修正
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MMDで作成した動画を、数年ぶりに(憶えていない人の方が多いかも)アップしました。
参考にしたのは、黒田鉄山氏の抜刀の映像と、
後は自分で木剣を持って色々確認しながら作りました。少々モーションブラーをかけ過ぎて、残像が強いですが、そこは勘弁。
わずか1秒程度のものを作るのに、数時間かかりました。その割には今ひとつな出来という…。まず太刀筋がおかしいですし。抜刀のモーション、剣と鞘、剣と手、との位置関係を作るのがかなり難しいんですよね。手で1フレームずつつけていく感じ。
それにしても、ニコニコなどで見てはいましたが、最近のMMDの高機能化はすごいですね。初期に使っていた頃から考えると、隔世の感がある、みたいな。モーションブラーも、大変手軽につけられますし。
動きについてのポイントは、腰を切っていく所の表現でしょうか。僅かに上体が前傾しつつ、骨盤が反時計回りに回転する。足はほんの少し踵が浮く感じで、それに合わせて重心も上げていますが、この表現は大袈裟だったかも知れません。後に重心が下がる運動があるから相対的に上がったように見えるだけで、目に見えて大きく上がっているのでも無いかも。そして鞘引き。
こんな感じ。動画では解らないようにしていますが、肘や手首などに色々誤魔化しがありますですね。
この鞘離れの瞬間の局面は非常に大事ですね。いかに身体を長く遣っていくか。上体の運動で言えば、肩甲骨の操作がおそらく肝でしょう。それから、上体の傾け方。黒田氏の映像を見ると、くの字型になっていますね。きっちり真直ぐでは無い。何度も観察していると、色々見えてきますね。
もう少し上手く動きを再現したかった所ですが、まあ、これまで作ったものよりは多少はマシだろうという事で、上げてみました。
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使用したツール:MikuMikuDance Ver. 7.30
使用モデル:Lat式ミクVer2.3_Sailor夏服 (肘の動きを確認したかったので、袖の短いモデルを選んでみました。それにしても、Lat式ミクはよく出来ていますね。)
使用アクセサリ:VPVP wikiより⇒http://www6.atwiki.jp/vpvpwiki/pages/32.html#id_fbd26283
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再び、突きを制する技。
突いてくる所を、相手の外側にかわしつつ手を取り三教に極め、投げ。
○相半身で対する(画像はクリックで拡大)。
○突きの動作に合わせて外に開きつつ進む。
○突いた手を下から取る。
○三教に極めつつ、顔面に当身を入れる。そうしないと入れない(空いた手で反撃がくる)。
○そのまま後の足を進めてくぐり、すかさず転身する。内回転投げと同じ。前後斬りの要領。
○そのまま極める。そうすると、受けが極めから逃げようとして、身体を開く。
○極めを利用しつつ、前方に投げを打つ。
○ビターン!。ミクさんは残心。
こんな感じ。
ポーズをつけるのに慣れてきました。センターを動かして、その後に股関節・足首IKを調整すると、やりやすいですね。まさに武術は重心を意識して制御するので、段々掴めてきた。実際、身体運動を脳内で展開する訓練にもなります。この動画も、自分でポーズを取る以外は、一切画像も映像も参照していません。
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作ってみました。投げ技を。
静止時間を除けば、1秒程度です。手付けモーションは、大変です…。
ちょっと縦横比がおかしくなりました。
ポイントは当身(仮当て)。これ超重要。顔面に当身を入れる事で、左手を使わせるのと、回り込ませない効果があります。
そして、身体をきちんと開く。一対多を常に意識するのですね。それと、少し腕を引く事で、崩しになる。腹部を晒さずに直ぐに開く、というのも重要。
そこそこ上手く出来たかな。
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MMDがバージョンアップして、同時に3人を表示する事が出来るようになったので、ちょっと作ってみました(画像は、クリックで拡大)。
受けは鏡音リンさんに取ってもらいました。リンさんも太刀を持っています(太刀取りって言うか、組太刀ね)。
別アングル。太刀で正面から打ち込んできたり突いてきたりするのをかわして小手を取り、投げ。
太刀ごと小手を取るのがポイントですな。
さすがに、小手を取った所を綺麗に再現するのは、ちょっと難しい。密かに、ミクさんの刀は、リンさんを狙っていますねえ。
特別に合成などしなくても複数表示出来るようになった事で、投げ技なんかも比較的簡単に作れるようになりましたが、モーションつけるのは大変そう…。
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二人型を動画で作るのは困難なので、静止画。
○合気上げ風
手の形。朝顔の手風
○片手取り呼吸法
その2
○一教表(押さえ)
その2
ミクさん、なかなかいい姿勢ですねえ(笑)
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ちょっと余談。
3DCGの人間のモデルでたまに、手がピンと張っていて、指の一番先の関節だけ曲がっているポーズを取っているのを、見る事があります。でもこれって、実は結構不自然なんですよね。やってみると解りますが、一番先の関節だけ曲げるのは、とても難しい。先から二番目の関節を無理矢理反らしてやれば、なんとかそういう形になる、というくらい。ゆっくり拳を握っていくのを観察するとよく解るのですが、二番目の関節と連動するように曲がっていくんですよね。
そういう風なポーズを取らせているのを見かけると、うう、なんか気になるなあ、となるのです。細かい話ですが。
以上、余談でした。
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自重するって言った割りには、一日空いただけ。
基本的な運動として、走運動のモーションを作ってみました。
今回、モーションを作るにあたり、こちらを参照しました↓
キーフレームを4つ作るだけで、後は補間され、こんなに綺麗なモーションになるんですね。とても参考になりました。
こちらが今回作った動画↓
上のニコニコの動画を基に、まず左右合わせて4フレーム作り、そこから調整しました。初めは歩行運動モーションから足を広げ、後から細かく調整。以下、キーフレームの画像です。
走運動には空中期があるので、両足を離し、(重心が全く上下しない事は無いので)重心を少し上げます。
そのままだと、補間によって、接地時に爪先が上がり過ぎていたので、上のように、足首を調整します。
接地~振り出し途中。接地脚は後方スイングさせ、若干上半身を傾かせ、骨盤は後傾。
前から見ると、膝が内側に入り過ぎていたので修正。
腿の振り上げが高くなり過ぎてしまうので、膝の位置を調整(基本は足首IKで調整)。骨盤は、振り出されている足の方に出し、上半身は、それとバランスを取るように、逆に回転させていきます。そして、前進しながら空中期へ移行。
これを片方の一サイクルとし、後は反転コピーで、逆側も作ります。所々、首や肩腕の位置を微調整。
そこそこ見られるモーションになったかな。あ、カメラは適当です。ただ方向を変えてみたかっただけ。
実は、IKを使うと、脚・足が思うように調整出来なくて、IKを切って正面斬りのモーションを作ろうと試みたのですが、あまりにも手間が掛かり過ぎる事を実感したのでした。動きの複雑さの違いもあるけれど、こちらはそこそこ簡単でした。
2008年7月19日追記:ちょっと改良してみました↓
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最近こればっかなので、そろそろ自重します。
今回は、剣の体捌きをベースにした攻撃技(やはりカクカクしています。エンコードが上手くいっていないみたいです)。
武術では、武器技と体術は一体である、という事がよく言われますね。それは、基本的な身体の動かし方が共通しているからです。
構えは左半身(どちらでもいいですが)。体幹や脚を使って、重心を前に移動させます。ここが重要ですが、右腰は、ある程度残します(佐川先生の写真で、その瞬間を捉えているものがありますね。二刀で突き様の動作をして相手を吹っ飛ばしている写真)。右肩も引いておきます。この場合、背中はそのままで、肩甲部や肋骨を一体にしてずらすようにするのがポイント。で、充分に重心が前に行ったら、右大腿を、骨盤の回転と同時に振り出します。その時、肩も出していきます。足は滑らせるように。しかし当然、床に触れてはいけません。
そして極め。左の肩甲骨・肋骨等を引き、右は入れます。身体を左右に割っていく訳ですね。これは、抜刀の動きと一緒です。突きは、何となく拳を捻ってみました。
後、ちょっとした小細工で、極めの部分に軽く重心移動を入れて、それっぽくしようとしてみました。微妙ですが(笑)
ポイントは、重心を左右にふらふらさせない事。後は、剣と全く同じです。
おまけ。
スローモーションバージョン↓
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抜刀の動画を作ってみました。
ちょっとカクカクしています。エンコードの問題かな(サムネイル失敗した…。再生中に画面内をクリックすれば、大きな画面で観られます)。
単なる抜き付けだと短すぎるので、ちょっと違うものを。
転身しつつ抜刀し、後方の敵に突きを入れる、という動作です。おまけで、最後に正面斬り。
これは、その場で180度転身する体捌きの訓練として行っています。
まず構え。
基本的な姿勢。半身です。重心は真ん中に。
膝や股関節、体幹部の操作で方向を転換しつつ、右手で抜いていきます。両肩が左右に広がる感じ。足首を底側に曲げない、膝を伸ばさないのがポイント。昨日説明した要領。身体が割れていくイメージです(高岡英夫氏は、「割体」と表現。身体が「割れる」とか「ずれる」という表現が、よく用いられる)。
刀が鞘から離れた後の状態。左脚は大きく外旋しています。このまま左足の内側に乗っていき、重心が支持点(ここでは左足)より大きくはずれた所で、右脚を出します(大腿部の屈曲。膝と足首で地面を蹴るのでは無い)。倒れ込む勢いを利用する訳ですね。
極め。体術の突きと同じ要領(逆に言えば、体術の突きは、剣と同じ要領)。剣は寝かせて突いています。
正面への打ち込み途中。いわゆる廻剣動作です。脚や体幹は、柔らかくしながらも動かないようにします。そして、肩甲部を柔らかく使って振り上げ。剣は落ちるに任せます。
斬り下ろし途中。手首は使いません。使う場合は、最後の最後に。流派によっては、手首を使う事を強く戒める所もあるようです。初心者は、「斬る」意識が強すぎて、ついつい手首を返そうとしがち。
極め。振り下ろす際は、肩甲骨・鎖骨・肋骨が柔らかい一体の物体のようになって、それが一気に落ちていくようなイメージで。前方を斬るというより、柄頭で下方を思い切り叩く、という気持ちでやった方が良いかも知れません。もちろん、イメージはほどほどに使いましょう。解剖学的な構造が解っていれば、それを使うに越した事は無いです。
この技、上にも書いたように、その場での転身の訓練のために考えたものです。剣でも杖でもこういう体捌きはある訳ですが、剣を抜くという条件を与える事によって、難しくする。綺麗な転身が出来なければ剣が上手く抜けない、という動きな訳ですね。ポイントは、重心をあちらこちらに動かさない事。動画では若干妥協しましたが、重心は、ほぼ直線上を移動するようにします。最初の画像の姿勢も、身体を割っていく動作で、重心はほぼそのまま。間違っても、正面に動いてはいけません。
その後は、後方を向きつつ重心を移動させ、支持している所(足)と大きくずれた時(倒れそうになる)に、右脚を踏み出します。
この技は、足をなるべく使わない運動を訓練する訳ですね。多くの人は、足首を底側に曲げたり、膝を屈伸させたりしがち。
武術では、いかに早く間に合わせるか、というのが重要なのです。そのためには、脚や体幹の操作で、支持点と重心の位置とをずらし、動きを作っていかねばなりません。足でもたもたしていたら間に合わない。その際の要領の一つが、「床を蹴らない」という事。黒田鉄山氏がよく言われますね。あるいは、床と足との間に云々(薄紙一枚の間を空ける、とか)、という教えは、色々な流派で存在すると思います。ですが、足に注意が行き過ぎて、上に書いたように、足首を先行して操作してしまう事が、ままあります。昨日も書いたように、手許で釣竿をコントロールするようなイメージが良いでしょう。竿の先を直接はコントロール出来ませんよね。でも、足先は自分でコントロール出来る。実は、これが厄介なのです。この場合、手許は腸腰筋、釣竿は、大腿骨から先の骨に相当します。高岡氏は、このような構造を、「双鞭構造」と概念化しています(『究極の身体』)。
剣を抜く場合、左半身が疎かになりがちです。なので、後方に転身するという状況を作って、きちんと動かさなければどうしようも無い、という風にしている訳ですね。
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MMDで、初音ミクさんが抜刀をしている動画を作ろうとしています。
が、
難しい。
シンプルな運動だけに、ごまかしが効かない。再生してみると、違和感が物凄い。これは難儀です。
静止画なら普通に見られますが、動きを繋げるのが厄介。
ちょっと画像を載せてみましょう。めり込んだりしている部分がありますが、あんまり気にしないで下さい。
構え。少し左脚がおかしい。刀の角度はもう少し水平に近くて良いですね。重心の位置も甘い。
踏み込み途中。右肩を入れながら前側の足を踏み込みます。重心の上下動を押さえる。つまり、体幹の操作を行い、また、腸腰筋の収縮によって股関節を屈曲させる。そうすると足が浮き(釣竿を手許でコントロールするようなイメージ。膝を伸ばそうとは絶対しない)、前に身体が倒れ込む。
抜刀。右肩を入れ、左肩を後にずらす。正中線を保ったまま行う。つまり、肩鎖関節を柔軟に使い、他の骨や筋肉がつられて動かないようにする。左右に力が広がっていく感じで。あるいは、両肘で当身を行うような感じです。
横から。これは、ゆっくりやった時のものなので、抜刀して、前足が着地した後に(完全に後では無い)後足と腰を開いています。速くやる時は、前足と後ろ足の動きはほぼ同時。身体が浮く感じ。動き方によっては、実際に浮く(両足とも接地しない)場合もあるかも知れません。当然、足が浮くのと重心が上がらないのが同時に成立しなければなりません。まっすぐ歩いていたら、いきなり、両側を壁に阻まれた、身体の前後の幅の分しか隙間(はきっちり自分の真正面にある)の無い空間が現れた、というようなイメージを持つと、解りやすいでしょう。壁にぶつからないようにするにはどうすれば良いか。
こんな感じです。なんか、抜刀の講座みたいになりましたが。
ちなみに、私は抜刀は100%独学(人に直接習っていないという意味)なので、そこはご了承下さい。
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