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2011年11月10日 (木)

幸せ

asahi.com(朝日新聞社):日本一幸せなのは福井県、最下位は… 法政大教授が調査 - 社会

社会科学的に興味深いのは、「幸福度」という概念についてどの程度詳しく検討し、各種の経済的あるいは公衆衛生的指標と結びつけ数量化したに至ったか、といった所でしょうか。

「幸せ」とは極めて主観的で、個人的な価値付けが大きく関わってくる事でしょうから、恐らくは、社会的に共通するであろう部分にクローズアップしてあるのでしょう。犯罪の起こった率などはそうですね。
ただ、個人の感じるものでは無く、ある集団を対象にして「幸福度」という概念を設定する事が、そもそもその言葉の意味内容からして妥当であるのか、みたいな考えも出来るでしょう。ここら辺、心理学も関わってくる難しそうな問題ですね。
また、その調査が妥当であるかを確かめるには、評価された幸福度という指標と、実際にそこに居住する人々が感じている「幸福さ」といったものとの関連を調べる、などの方法が重要でしょう。その場合には、「幸せの度合い」がきちんと測れる事が判っている、つまり標準化されたテストを用いるのが肝要です。心理測定の問題ですね。たとえば⇒幸福度 尺度 site:ac.jp - Google 検索
直感的には、敢えて集団を対象として「幸福度」というものを論じたいのならば、それこそ幸福度を測るテストを集団の構成員にやらせてみて、主観的に高い幸福感を持っている人の割合が高い地域を「幸福度が高い」所だとすれば、その方が解りやすいとは思います。「直接調べてみればいいんでは?」という事ですね。そして、その結果と各種社会的指標との関連を確かめ、どの要因が効いているのか確かめていく、と。

まあこれは、あくまで記事のみを読んだだけの素朴な感想であって、実際の研究では、色々と細やかな検討がなされているものとは思いますけれども。

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