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2010年12月25日 (土)

科学の哲学の本

科学哲学 (〈1冊でわかる〉シリーズ)Book科学哲学 (〈1冊でわかる〉シリーズ)

著者:サミール オカーシャ
販売元:岩波書店
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この本を再読中。
科学哲学の本は、それ自体が複雑な問題を扱う分野で、しかも問題のことごとくが議論中という事あって、なかなか勉強するのが難しいのですが、本書はコンパクトにまとめられ、すっきり整理されていて、(哲学の本としては)非常に読みやすいと思います。入門書としては、本書と、野家啓一氏の『科学の哲学』をお勧めします。※野家氏の本は、多分非常に手に入りにくいです。

伊勢田さんの本なんかは、扱われているトピックが大変興味深くて面白いですが、そこそこ大部で、ガッツリ系なので、じっくり腰をすえて読む、という感じでしょうか。もちろん、ニセ科学や疑似科学に興味を持つ人がまず手に取る、というのもいいと思いますが、結構歯応えがあるので、途中で息切れするかも知れません。

疑似科学と科学の哲学Book疑似科学と科学の哲学

著者:伊勢田 哲治
販売元:名古屋大学出版会
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科学哲学の本そのもの、では無いのですが、

クリティカルシンキング 不思議現象篇Bookクリティカルシンキング 不思議現象篇

著者:T・シック・ジュニア,菊池 聡,新田 玲子,L・ヴォーン,Jr. Theodore Schick,Lewis Vaughn
販売元:北大路書房
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この本は、なにげに科学哲学的な勉強にも非常に役立ちます。私が、ニセ科学関連のお勧め書籍を挙げろ、と言われたならば、これと伊勢田さんの本を真っ先に紹介するでしょう。非常に豊富な具体例があって、読み物としても面白いものです。それと、科学者などの名言が紹介されていて、それだけでも読む価値があります。

科学哲学っていうと、論証の問題や実在論の議論や因果関係の話などが絡んでくる、とても難しい分野ですが(「科学とは何か」を扱う学問だから、問いが根本的になるのは当然)、それだけに刺激的で面白くもあります。

追記:

この本も、理解しやすい様に工夫されていて良いですね。

理系人に役立つ科学哲学Book理系人に役立つ科学哲学


著者:森田 邦久

販売元:化学同人
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