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2009年3月 5日 (木)

バイクで脳がっ

オートバイ運転で脳の機能向上、ストレス軽減も――川島教授とヤマハ発の研究 - ITmedia News

某ooh氏や某-WING氏が目をつけそうなネタであります。

さて、この研究、どう見るべきか。

もちろん、記事だけからは、情報不足で、あまり適当な事は言えませんが……

オートバイを運転する生活習慣が脳に与える影響も調べた。

この実験、ちょっと気になりますですね。バイクに乗る習慣が無い人を無作為に割り付けて、というものみたいですが、何もしない群(統制群もしくは対照群)と、バイクを通勤等で使う群(処遇群)を比較したって事ですよね。

これって、素朴に、慣れないものをやる事そのものが効果を及ぼしたのでは、なんて疑問が出てきますですね。対照群として、他のものをやらせるグループとの比較もした方が良かったのでは、と。

効果の違いの大きさに関しては、この記述だけからは何とも言えないですね。「向上」って言っても、それはどのくらいなのかなー、と思ったりしないでも無いです。

リンク先に、発表に使われたスライドの画像がありますが、その中に、

統計的に有意に活性化していた

って書いてますが、これってよく考えると、なんかものすごい表現じゃありません? いやまあ、間違っている、と言うほどでは無いのかも知れませんけれど…。

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「科学論」カテゴリの記事

コメント

呼ばれたような。

これ、こちらで触れた研究の結果のようですね。

http://schutsengel.blog.so-net.ne.jp/2008-08-29-1

高性能バイクの加速、と云うのはほとんど非日常的なもので、その感覚から遠のいていた層がひさしぶりにそれに触れると、その感覚の生理的な違和感を解消するために集中する、と云うのはわかります。
で、本来バイクの加速性能と云うのは、安全確保のためにオフェンシヴに使いこなすべきもので。その感覚がちゃんと備わっている現役の単車乗りが、それをつかいこなすことに集中する、と云うのも不思議ではないです。

でも、どうなんだろう。
例えば戦場にいるひとは、日常の中で生命の危険を察知する能力なんかは活性化していると思うんですよ。これってそう云う種類の話に思えるんですが。いちがいにいいこと、と把握すべきなのかなぁ。

投稿: pooh | 2009年3月 5日 (木) 07:58

poohさん、今日は。

何かが変わる、というのはあると思うんですね。習慣が無いのを始める訳なので、むしろ何も変化が無いと考える方がおかしい。

で、当該研究は、バイク特有の効果があればそれをアピールしたい、という考えもありますよね。だから、もし本当にそれを調べたいのなら、対照に他のものをやらせるグループを設定して較べる、などの実験をやってもいいのではないかな、と。

結局やっている事は、料理が脳を活性化、脳トレは脳を活性化、模型は脳を活性化、写経は脳を活性化……という類似のもの(他の研究者のも含む)と、あまり変わらないですよね。

対照に「脳トレをやらせる群」を取ればいいのに、と思うのは、ちと意地悪でしょうか。

後、通勤にバイクを、との事ですが、これって、通勤時に道がどのくらい混んでいるか、などの因子も効いてきそうに思うのですが、どうなんでしょうね。

投稿: TAKESAN | 2009年3月 5日 (木) 11:20

こんにちは。呼ばれて飛び出ました。
以下は私個人の話ですが…

バイクの走行中は、バイクを走らせることしか考えなくなります。

進入ラインはどうか、路面状態はどうか、タイヤはちゃんと食いついてるか、前後タイヤの荷重バランスはどうか、バンク角は遠心力と釣り合ってるか、とか。

あの角から自転車が出てくるんじゃないか、あの車ウインカー出さずに曲がるんじゃないか、あのドライバーちゃんとこっち見てるかな、対向車が中央線はみ出してこないかな、とか。

だから、走行中に集中力が高まる、というのは(現役の方が集中する、というのも)、妥当な結果だと思います。

また、「嫌なことが減った」の「嫌なこと」ですが、占いのテクニックに「人間関係の悩みですね」と言えば必ず当たる、とうのがあるぐらいなので、「嫌なこと=人間関係の悩み=思い通りにならない他人様の行動」と考えると、4段落目で書いたようなことが、まさにそれです。

そして、例えば、こっちが優先道路だからと言って頑固に左右確認せずに交差点に入っても、一時停止無視で飛び出してくる車に跳ねられて死ぬのはこっちなので、やがて相手の過失や不注意を許容するようになり、「諦め」を経て、「思い通りにいかなくて当たり前」という悟りを得ます(笑)。

これが、「嫌なことやストレスが減ったと感じている」の内訳ではないかなー、なんて思います。

投稿: A-WING | 2009年3月 5日 (木) 11:30

オートバイにそれまで乗っていた/乗っていなかった x 実験期間にバイクに乗った/乗らなかった の4群でやれば、もっと判断できることが多くなったように思われます。

投稿: とがも | 2009年3月 5日 (木) 19:51

ちなみに、A-WINGさんがお書きになっているようなことを、「スカイ・クロラ」シリーズの空中戦の描写と重ねあわせてお読みになると、感覚的に掴みやすいかも。
(ちなみに「スカイ・エクリプス」まだ読んでないです。買っただけで読む時間がとれない。ちぇ)

投稿: pooh | 2009年3月 5日 (木) 22:11

メンタル面の効果ですが…
通勤などで言えば、「バイク通勤にする」=「満員電車に乗らなくて良い」というような別の形での効果もありそうですけどね。
ラッシュ時の満員電車って、時間・路線によってはかなりのストレスになると思いますし。
あと、嫌な上司から飲みに誘われても「バイク通勤なので無理です」と断る口実が出来た、とか…(笑)

これだけだと、脳の活性化はともかく、ストレスなどは、別の要素も色々とありそうな感じがしますね。

投稿: たこやき | 2009年3月 5日 (木) 23:56

ありゃ、質問に答えてないや。

バイクで走る、と云った場合に、その意味合いは外的な諸条件によってもちろん変わってきます。ワインディングかまっすぐな一本道か、混んでるか空いているか。
走り方も変わってくるし、判断すべき要素も変わってくる。ストレスのかかり方も違います。
ただ、外的要素の把握とその変化の推測をもとに判断をして動作に結びつける、と云う点ではあまり違わないかも。あんまりよくないですが、混んでいる道路ですりぬけを繰り返すのも相応の楽しさがあったりするので。

投稿: pooh | 2009年3月 6日 (金) 07:49

皆さん、今日は。

やっぱり、色々な事を考えていく必要がありそうですね。

ヤマハ発のサイトにこんなリリースが⇒http://www.yamaha-motor.co.jp/news/2009/03/04/research.html

▼▼▼引用▼▼▼
この度の研究結果により、二輪車乗車と脳の活性化には以下の関係があることが証明されました。
▲▲引用終了▲▲
うーん、ちょっと言い過ぎな気がするなあ。
研究の詳細を知りたい所だけど…。

投稿: TAKESAN | 2009年3月 6日 (金) 12:38

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