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2009年3月31日 (火)

良さそうな本

FSMさんのブログ(帰無仮説と「強い相関はない」の関係|ほたるいかの書きつけ←良エントリー。読みましょう)で紹介されていた本↓

確率・統計入門 Book 確率・統計入門

著者:小針 あき宏
販売元:岩波書店
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私は未読なのですが、FSMさんの紹介を見ると、とても面白くて勉強になりそうな本、のようです。

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いきなり話は替わりますけど。

科学における統計の扱いに関して重要なのが、統計学的に得られた結果が、それぞれの分野において実際的にどういった意味を持つのかを、きちんと考えなくてはならない、という所ですね。よく、「実質科学的」に と言われたりします。工学や実験計画、あるいは品質管理方面では、「固有技術的」なんて言ったりしますよね。

統計解析というのは、ある現象を数量化して、それを統計学的に処理する事なので、それ自体が直接、実質科学的な論を証明したりする訳では無いんですよね。

そういうのを考えないと、「統計的に有意」だったから何々の仮説が証明された、的な短絡をしてしまう。

たとえば、サイコロの目を何十回か連続で当てて、それが有意水準○○%で有意だった、という結果があったとして、それをどう解釈するかは、色々考えられる訳ですね。サイコロの構成が偏っていたのか、意図的な仕掛けがあったのか、それとも予知能力があるのか。あるいは念動力があったのか。統計的な方法「だけ」では何も言えない。そこは心得ておきたい所です。

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コメント

 横道ですが、著者名の方に惹かれてしまいました。
 小針先生ですか……。確か、「数学の七つの迷信」だったか、高校性向けで読みやすい数学エッセーを出しておられたかと。森毅さんと並んで、「気軽に読んでみたい本を書いてくれる数学者」という位置づけでした。

 あ、この本、生協に置いてあるのを今日見つけました。他に買う本があったから見送りましたが^^;)。

投稿: apj | 2009年4月 2日 (木) 00:12

apjさん、今晩は。

ほー、そうなのですか。確かに、引用部を見ると、いかにも読ませる文ですよね。

近くの図書館の検索をしましたが、ありませんでした。残念。

投稿: TAKESAN | 2009年4月 2日 (木) 00:25

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