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2009年3月18日 (水)

decryption

前から思ってたんですが。

何で、「復号”化”」って言うんでしょう。

「暗号化」や「圧縮符号化」は解るんです。原情報と異なったものに変換する、という訳なので。でも、復号って、元に戻す事そのものですよね。なのに何で、「化」がつくのかなあって思うんですよ。たとえば「平文化」とかなら納得出来るんですけどね。

で、こんな話、とっくにされているのだろうな、と思ってちょっと調べたら、色々ありました。そりゃそうだよなあ。でも、字面の対称性を優先して「暗号化/復号化」とした、というのは(結城浩氏とか)、私には全然納得のいかないものであったりします。

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「科学論」カテゴリの記事

コメント

自分ができているわけではないのですが、日本語としてこれまでにどういう言葉が流通しているか、どれを流通させるのがいいかを充分検討しなさい、ということですね。

暗号をもとに戻したものが「複号」と呼ばれているか、今後そう呼ばれるのが妥当でありひろめる方がいい、という判断があるなら「複号化」はOKだと思います。
そういう方面に口を出す資格のない私はTAKESANさんと同じ感覚を持ちつつ人々のあとをついていくことになるでしょう。

投稿: ちがやまる | 2009年3月18日 (水) 06:38

「複合化」は普通に使われてますが、明確に間違いとされる場合も少なくないようですね。

投稿: lets_skeptic | 2009年3月18日 (水) 09:36

ちがやまるさん、lets_skepticさん、お早うございます。

lets_skepticさんが仰るように、誤りと断じている意見も見られますね。

語感として、「復号(複号じゃありませんぜ)」を原情報や平文の意味にとるのはしっくりこない、というのはありますね。

「解読」というのもありますけど、これは情報処理の用語として暗号化等と対応させるのは、ちょっとバランスが取れないですかね。

投稿: TAKESAN | 2009年3月18日 (水) 10:20

あ、しまったごめんなさい。「複→復」

投稿: ちがやまる | 2009年3月18日 (水) 11:55

プログラムのコーディングをする時は昔から「エンコード」「デコード」と表現する事が多い気がします。それでファンクション名に変換動作を明示しておきたい時は「エンコーディング」「デコーディング」を入れ込んでおく。暗号化・復号化と言われると、一瞬どっちだっけ?と迷ったりして(笑)。
そう言えばINGが入るせいでしょうか、「化」という表現を疑問に思った事が無かったですねぇ。

投稿: うさぎ林檎 | 2009年3月18日 (水) 16:00

エントリーに書く時に何回か間違えたのは、ここだけの話。

うさぎ林檎さん、今日は。

「化」を入れつつ意味をはずさない表現があればいいんですよね。調べたら、「平文化」というのはあるみたいですね。あまりヒットはしませんでしたけれど。

投稿: TAKESAN | 2009年3月18日 (水) 16:21

言われてみれば違和感はありますね。で、調べてみれば、

・「暗号」や「平文」は状態を表し、「暗号化」や「復号」は変化や操作を表す。よって、「復号化」は「馬から落馬」のような重畳語で違和感がある。というのが疑問派。

・「復号」や「復号文」も状態を表すと考えれば良いではないか。「暗号」も「暗号文」も同じなのだから。というのが肯定派。

で、私の感覚では、確かに「復号」は操作を表すような感じがします。ところが、「暗号」は状態を表しているようで、「化」を付ける以前に食い違いの原因が有りますね。それで、「復」には操作を表す意味合いがあるのがそのまた原因なのでしょうが、「号」というのが状態を表す意味合いがあるので、結局、「復号」とは「復した状態」と理屈を付けられないこともありません。でもそんな理屈よりも感覚の問題なんですね。でも感覚は変化するわけで。

類似の言葉に「復元化」が有りますが、これは市民権を得ているようです。

ふと、思い出したののですが、野口悠紀雄氏が「さらなる」は誤用ではないかと言っていたのですが、最近、この用法は市民権を得たと降参していました。

投稿: zorori | 2009年3月19日 (木) 00:49

zororiさん、今日は。

さらなる、が誤用という話があるのですね。知りませんでした。自分は使った事あるかな・・。

私としては、その疑問派の考えと同じです。「復号」が状態を表すというのがやっぱり…。

ちなみに、「復元化」にも同じように違和感を覚えますです。

こんな事書いてると、いかにも「言葉にうるさい人」という感じですが、全然そんな事は無いのであります。

投稿: TAKESAN | 2009年3月19日 (木) 12:30

こんにちは、言葉にうるさい教員です。学生が専門用語を誤用していたら、容赦なくつっこみます。一般に使われている用法であるとの反論は、「君らは一般人ではなく専門家の卵だろ」の一言で却下です。

で、この件については、私も、「復号化」を見たら朱を入れる派ですね。理由はすでに出てきた通りです。「暗号」の対語は「平文」だから、どうしても「暗号化」とバランスをとりたければ「平文化」という手もあるのですし。

ところで、「圧縮」したデータを元に戻すことを、一般には「解凍」と呼んでいますが、これも変ですよね。「解凍」は「冷凍」したものを融かして元に戻すことですから。JISでは「伸長」ですが、これも変です。短くなった物をもとの長さに戻すのであって、元より長くなってもいけないものですから。「展開」もたまに使われますが、こちらはアーカイブされたものをばらすことに使われることが多いので、紛らわしくていけません。

ということで、「解縮」を造語して使おうと思うのですが、いかがでしょう。

投稿: かも ひろやす | 2009年3月19日 (木) 19:48

かも ひろやすさん、今晩は。

あ、実は、その「圧縮/解凍」の件、復号化について調べてて、見かけたんですね。仰るように、解凍では良くないのではないか、という事でした。いやあ、復号化には違和感バリバリだったのに、解凍の方に関しては、全然気にする事無く使っていた、のでありました…。

なるほど、「解縮」とは上手い表現ですね。確かに、「圧縮」したものを元に戻すのは、「伸ばす」より「解(ほど)く」の方が適切に思います。「緩解」もそれっぽいですが、これは医学用語でしたね。

投稿: TAKESAN | 2009年3月19日 (木) 23:09

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