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2008年12月30日 (火)

メッタメタ

ニセ科学批判を批判したり、科学をメタな視点から相対化して科学は実は絶対主義的で云々、と論をぶつ人って、なんで、具体的な実証科学の方法を採り上げて検討してみる、というのをしないんでしょうね。

最近WEBで見るものに関して言うと、科学を相対化しようとしているもので、科学哲学的な論を押さえつつ展開しているのも、あまり見かけないんですが。日本だと、伊勢田さん辺りの論は参照する価値が高いと思うのですが、どうなんでしょうね。

科学の側にいる人がメタぶった人に批判されて、いや、その論点は既に伊勢田によって考察されているから参照せよ、と返されるのを見たりするんですけど、それってどうなの、とか。

後、科学の現場の人達の方がよっぽどそういう面に目を向けている、というのもあるかも知れません。心理学なんかは、特にそうかも。確か疫学も、科学哲学的な論と密接に関連しているんですよね?

具体的な方法を採り上げて、この方法では不足している、とか、こういう方法の方が適切である、という風に批判されれば、なるほどそうか、と参考に出来ると思うんですけどね。全然見ません(科学の内部ではもちろん見る訳ですが)。

科学を批判したいのなら、実験科学の方法について書かれてある書籍に目を通したりするのが筋だと思うんですけどねえ。してます?

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「科学論」カテゴリの記事

コメント

思うに、具体的に検討する、と云うことそのものを否定したいなんらかの動機があるのかも。実態に即して考える、と云う行為を否定したい、と云うか。どうもメタな方々の論の立てかたを見ていると、そう云うのが透けて見える気もします。
よく分かりませんし、あまり偉そうなことも云えませんけど。

投稿: pooh | 2008年12月31日 (水) 10:26

poohさん、今日は。

具体論、実態を見るのは一段低いものだ、と見ているとか、あるかも…。
方法について思いを馳せてみたら、と言われれば、そもそも一般論を語りたいのだから聞き入れないのでしょうね。

最近、某所でなかなかの論理を展開している人を見かけたのであります。

投稿: TAKESAN@アニソン三昧スレの速度は異常 | 2008年12月31日 (水) 11:31

具体例に即した議論より、抽象論のほうがなんとなく高級に見えるうえに、実は易しいんですよ。
具体例って、けっこう細かいことを調べなきゃならないでしょ。

投稿: きくち | 2008年12月31日 (水) 23:36

きくちさん、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

意識するかしないかはともかく、「楽だから」というのはあると思います。かく言う私も、具体論を考えずにメタぶっていた時期がありますしね。仰るように、高級と言うか高尚と言うか、広く物事を見渡せた感じがするんですよね。

以前から書いているのですが、メタはスタート地点だと思っているんですね。メタな立場からものを見る、というのは、あるい意味前提で、そういう視点が身に着いたなら、後は具体論を考察していって、時折メタにものを見て自分の立ち位置を確認する、というのが良いのだと考えています。

投稿: TAKESAN | 2009年1月 1日 (木) 00:17

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