« 気が早い | トップページ | 沖縄空手の達人 »

2008年9月 7日 (日)

役立つ

「君はよく本を読むようだが、それは何の役に立っているんだい?」

「君は、何かの役に立つから美味いものを食っているのかね?」

本を読まない人間

|

« 気が早い | トップページ | 沖縄空手の達人 »

「随想」カテゴリの記事

コメント

おはようございます。

この方は、自分の感じ方を肯定できないのでしょうね。
今まで楽しかったし、これからも楽しいだろうと思うから、本を読んだり、音楽を聴いたり、映画を見たりするのであって、役に立つ云々は、あとから勝手についてくるものですよね。

あと、「そんな本読んでなんの役に立つの?」っていっちゃう人は、多分非モテ。女性にこんなこといったら、高確率でひっぱたかれます。「アンタなんでアタシと付き合ってるの?」ってね。

投稿: A-WING | 2008年9月 7日 (日) 10:39

A-WINGさん、今日は。

あれなんですよね。たとえば、

「君はバイクに乗っているが、何の役に立っているんだい?」

「バイクに乗ると、前頭前野が活性化されるのだよ。」

こういうのが、「役立つか否か」、という観点が先行すると出てくると思うんです。
もちろん、事実として、学習的な観点から効果がある、というのもあるでしょうし、関心があれば調べてみれば良い訳ですが、それをもって行為を評価するような事は、なんか違うな、と。

自分の好きなものが、何か実用性があるものでもあって欲しい、という気持ちは、解らないでも無いです。ゲームなんかでもそうですよね。一昔前だと、ボケ防止に役立つからいいんだよ、なんて言われ方もしたりして。

でも本質的には、面白いからやっている訳で。本も、読むと面白いから読むのですよね。月に何冊読んでいる、というのをひけらかしたりするのって、ほとんど意味無いと思っています。

投稿: TAKESAN | 2008年9月 7日 (日) 11:36

非常にシンプル且つ素晴らしい切り返しだと思いました。

 また,この論の土俵に乗ったとしても,所詮人間が役に立つか立たないかと云うことについて判断できるのは極めて至近的な問題だけですよね。
 自分も含めた人の人生を未来を含めて全て解析理解出来るわけではないのですから。
 読書が無意味という切り口の多くが,How to本やビジネス書,私小説を読書と考えている価値観が透けて見れるものばかりで,それも薄い世界だなと思います。
 私の経験から云うと,普段余り読書しない人の,ある本に書いてある内容の過剰一般化は,激しいような気がしています。分母が小さいので,他の情報や経験から補完していなければなおさらかなと思います。

投稿: complex_cat | 2008年9月 7日 (日) 12:24

complex_catさん、今日は。

ありがとうございます。

本は、他人の経験の結晶で、それを沢山参照する事で視野が広がる、というのはあると思います。もちろん、紙に書かれた本、に限らない訳ですけれども。

そういう意味で、得た情報の量が多ければ、比較検討してメタになれるのかな、とも。偏ってはダメですが。

と、こんな事を言っている私は、そんなに本を読む方では無かったりしますが。1年に200冊読むかなあ。
でも、「テキスト」で考えると、物凄い量読んでるかな。

投稿: TAKESAN | 2008年9月 7日 (日) 16:44

「“何の役に立っているか”という私の説明を理解するためには、あなたもある程度本を読んでいる必要があるため、現状では説明できません」

投稿: newKamer | 2008年9月 7日 (日) 22:18

newKamerさん、今晩は。

アインシュタインの凄さを知るには物理を勉強する必要がある訳ですね。

「アインシュタインって、どう凄いの?」

「取り敢えず、教科書を読み給え。」

投稿: TAKESAN | 2008年9月 7日 (日) 23:30

僕の答えは、TAKESANさんとだいたい同じで、「役に立たないこともあるけど、おもしろいからいいんです」でしょうね。
知識を手に入れたり、視野を広げるということもありますけど、つまるところ、本を読むこと自体がおもしろかったり、楽しかったりするわけですね。
わかりやすく言うと、「人生を豊かにするための方法の一つ」とでもいいましょうか。

そんなに読んでも意味がないというのは、読んだところで直接金儲けになるわけでもない、ほかの事をしていたほうがいい、みたいなところに行き着きそうですね。
結局、価値観の押し付けです。

ただ、もし子どもが生まれたら、間違いなく僕は子どもに自分の価値観を押し付けるでしょう(笑)
スポーツもしろって言うでしょうけど。


あと、本文とは少しはずれますけど、多読の意義について。
確かに趣味以上のものを求めるなら、ただ多く読めばいいってもんじゃないとは思います。僕はとにかく読みまくった時期がありましたけど、一度読んで覚えられるほど頭がいい訳ではないので、ほとんど頭に残らない。むしろ中途半端な知識ばかりになってしまい、自分の性格からして、不十分な知識を振り回す危険すらありましたorz(その点、TAKESANは謙抑的ですばらしいです)

とはいえ、たくさん読むことで、自分にとって重要な本と重要でない本という選別ができますから、一概に多読はダメというわけではありません。
その選んだたった一冊の本が、自分の人生を左右するようなこともありうるので、そういったものは何度でも読めばよろしいでしょう。
僕も、社会心理学者の岡本浩一著「権威主義の正体」なんかは時折目を通しています。

今は資格試験の勉強中のため、毎日同じ法律のテキストばかりを繰り返し読んでいます。

そして、こうして勉強をサボってしまうこともしばしば…。

投稿: 慶 | 2008年9月 8日 (月) 00:07

慶さん、今晩は。

「役に立つ」という言葉自体が、多義的であったりするんですよね。
たとえば、「私は、知識が広がり認識力が高まるという意味で、大変に”役に立っている”と思う」、と言う事も出来る訳ですが、それを役立つと考えるか、というのも、差がある。

元々私は、18・19くらいから本をちゃんと読み始めた人間なのですが、その動機というのが、ある人の書いた事を理解したかったから、だったのですね。で、色々勉強していく内に、こんなに面白いものだったのか、となりました。

ゲームと一緒ですね。それ自体が面白い。やる事そのもので何かが生み出される訳では無いかも知れないけれど、そういう問題では無いんですよね。

▼▼▼引用▼▼▼
僕はとにかく読みまくった時期がありましたけど、一度読んで覚えられるほど頭がいい訳ではないので、ほとんど頭に残らない。むしろ中途半端な知識ばかりになってしまい、自分の性格からして、不十分な知識を振り回す危険すらありましたorz
▲▲引用終了▲▲(敢えて括弧以下を省略)
はっはっは。まるで、私自身の事が書かれているようです(笑)
私も、大分前には、全く仰るような感じでした。一年に何冊読むか数えたり。それでいて、内容はほとんど入っていない。これは、基礎的な知識が欠落していたからでもあるのですが、きちんと読もうとしていなかったんですよね。

自分が何を読んでいるか、というのを友達にひけらかしていたりもしたなあ。書いてて恥ずかしいですが…。

正直、ニセ科学論に触れた経験というのは、大きかったです。ああ、こんなに頭の良い人(私は、「頭の良い」という表現は、褒め言葉でしか使いません)が一杯いるのか、と思って、自分のレベルの低さを痛感したんですねえ。武術で凄い動きを見た時と同じような感じでした。

ブログをやったのも大きいです。ここのコメント欄にいらっしゃる方のレベルを見ると、よく解ります。

投稿: TAKESAN | 2008年9月 8日 (月) 01:14

そうですね。ここにいらっしゃる方の知識のみならず、議論力(とでもいうんでしょうか)は、少なくとも僕が目を通してきたブログの中ではレベルが高いほうだと思います。
最近、久々にこのブログのTAKESANさんの議論を見てみたら(たしか、一年ぶりぐらいでした)、知識の面ではもちろんのこと、論理の緻密さに驚きました。
正直、論理の筋を追うのが大変なほどです。(もはや僕が統計のトの字もわからなくなっているということもありますが)
これだけ多くの論客とやりとりできるのも、勉強だけでなく、このブログや周辺のサイトを通して身につけたチカラなんでしょうね。

そして、なんとなく「法律のテキスト」と書いてしまう自分にガックリ…(苦笑)

投稿: 慶 | 2008年9月 8日 (月) 01:56

なんか、褒め過ぎです(笑)

そうですね、ここしばらくは、ニセ科学に関して調べ、色々議論してきたので、緻密に考えざるを得なかった、というのがありました。どういう反論が考えられるか、というのを細かく想定しながら書く訳ですね。たまに、隙をわざと作ったりも(おお、武術的)。

ニセ科学とは何か、というのを考えるのは即ち、科学とは何か、を考える事でもあるので、そこら辺を勉強せざるを得ないのですよね。そうすると、実証科学の方法にある踏み込まないといけないから、当然、統計解析の方法も調べる必要が出てきます。じゃないと、論文も考察出来ませんしね。

多分、ブログを開設した当初からすると、まるでレベルが違っていると思います。それだけ前がダメだった、という意味でもありますが、もし上達しているとすれば、それは良い事ですね。

自分の認識の良い面としては、壁を作らず自由に考える、というのを常に意識している所でしょうか。不偏不党でありたいですね。

投稿: TAKESAN | 2008年9月 8日 (月) 02:22

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/13103/23551428

この記事へのトラックバック一覧です: 役立つ:

« 気が早い | トップページ | 沖縄空手の達人 »