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2008年8月29日 (金)

合気道のイメージ

質問。

「合気道」について、どういうイメージを持っていますか。

何でもいいです。気の力で云々とか、相手の力を利用する、とか。やらせだろう、的なネガティブなものでも、何でも。はっきりとしたイメージ自体無い、というのでも。

参考にしたいので、よろしくお願いします。

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「武術・身体運動」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。

実は合気道についてはほとんど知識がありません。
無責任に箇条書きで並べてみます。

・日本古来の武道である。
・護身術でよく使われる。
・相手の力を利用することが多い。
・指数本や腕一本など、体の一部を用いただけでも有効な技が出せる。

もっと役にたたなそうなイメージだけだと
・オリンピック等の競技ではない。
・欧米人にあまり知られていない。
・あまり筋肉を鍛える必要がない。

以上です。

投稿: 憂鬱亭 | 2008年8月29日 (金) 00:28

憂鬱亭さん、今晩は。

ありがとうございます。結構よくあるイメージだと思います。

では、説明をば。

・日本古来の武道である。

→実は合気道は、現代武道です。柔道や剣道と同じカテゴリーかな。武道論的には、色々細かい議論があるかも知れませんが、一般的には、古流武術では無いと言って良いですね。

・護身術でよく使われる。

→色々な所で採用されてますね。柔術系は組み技が多いので、護身術として役立つ事が期待されているのでしょうね。

・相手の力を利用することが多い。

多分、相手が打ちかかってくるのを華麗にかわして投げる、というイメージだと思います。これは、「気の流れ」技と呼ばれるもので、勢いを利用するものですね。
ちなみに、合気道開祖の教えに、「気の流れの稽古は三段から」、というのがあったり。……おっと、関係無い話でした。

・指数本や腕一本など、体の一部を用いただけでも有効な技が出せる。

→ああ、あるでしょうね。多分、神秘性を印象付けるんじゃないかなと思います。もちろん、そういうのはありますが、必ず全身が連動して働いた結果です。尤も、形だけ真似しようとして「演技」になっている人もいますが。

・オリンピック等の競技ではない。

→合気道は、ワールドゲームズの種目ですね。理念として競技を嫌っているので(大勢の「合気会」)、オリンピックの種目になる事は無いでしょうね。

・欧米人にあまり知られていない。

→超知られてます(笑) フランス辺りは、かなり普及しているはず。

・あまり筋肉を鍛える必要がない。

→これは、一番よく持たれるイメージかもですね。もちろん身体運動なので、筋肉は鍛えます。ただ、典型的な「鍛える」、つまり、バーベルを上げたり、という場合に用いる筋肉とは異なっているので、そういう印象が形成されるんでしょうね。

投稿: TAKESAN | 2008年8月29日 (金) 01:15

どどど素人です。憂鬱亭さんのに加えて。

・攻撃用ではない
「ひょっとすると、自分から攻撃することはないのか?」ぐらいに強いイメージなんですが、そんなこと言ったら試合ができないから違うんでしょうね。
あれ? 試合はないのか???

・打撃技は少ない
ひょっとすると、打突はしないものだったりすんじゃないか、ぐらいなイメージが。なんか、転ばす、投げる、押さえるとか関節技とかって感じです。

・道着姿だけ見ると、柔道や空手と区別がつかない
合気道も黒帯とかあるのかしら。知らないや、と気づきました。

・特に構えない
ふつうに立ってるような気がする。これはきっとデモンストレーションのイメージですね。試合でそんなことはないだろうから(^^;;

なんて感じでしょうか。

憂鬱亭さんへの返信で一番びっくりなのは、「現代武道」ってところ。やっぱりなんとなく「古武術」だと思ってました。
別に空手や○○拳法とどっちが古いのか、なんて考えたこともないんですが、明治頃に近代武術として確立とかじゃなくて、前近代的なものっぽい気が(^^;;

投稿: 亀@渋研X | 2008年8月29日 (金) 01:54

あ、追伸。

「あまり筋肉を鍛える必要がない」について。
護身術とつながるんですが、「自分の力はほとんど使わないから、女性でも無理なくできる」みたいな印象があるんですよ。この「女性向き」みたいなところで、「筋肉いらない」感がすごくあります。

「欧米人にあまり知られていない」について。
外人って、空手でも合気道でもなんでも「JUDO」って言ってそうなイメージがあります。「力道山のジュードー・チョップ」みたいな。単に古いのかも(^^;;

投稿: 亀@渋研X | 2008年8月29日 (金) 01:59

ぼくのイメージは、

・スポーツを意識していないので技がえげつない

だったりします。
いやぼくもほとんど知識がなくて、総合格闘技の試合で合気道派生の武術の選手をちょっとだけ見たりしただけですが(これではルールが違うのでなにも分からない)。あとヴォルク・ハンの小手返しとか(合気道じゃないし)。

投稿: pooh | 2008年8月29日 (金) 08:07

私は、「格闘技の一つで、最小の入力で最大の効果を狙うもの」なんていう解釈です。
でも、ほとんど格闘技がそうですね。

投稿: A-WING | 2008年8月29日 (金) 09:56

亀@渋研Xさん、今日は。

・攻撃用ではない
・打撃技は少ない

→空手等でイメージされるような、極めの打撃技、というのは、一般には無いですね。型なので、攻撃していくというのはもちろんありますが、専門的に打撃技を練習するのは大勢では無いと思います。

日本武術では打撃技を当身と言いますが、当身そのものは沢山あります。で、その大部分は仮当てというもので、相手の注意を逸らしたり、反応を誘って他の技に移行したり、という用法です。
当身で極める場合もありますが、それは、固めた後に当身を入れる、というかたちですね。全く身動きが取れない状態にしてから最後に急所に当てる、という。

・道着姿だけ見ると、柔道や空手と区別がつかない

→黒帯、もちろんあります。袴があると解りにくいですねえ。

・特に構えない

→大部分は無構えだろうと思います。一部、手を前に差し出すような構えを取る所もありますね。基本的な形として。もちろん、構えを取らないのも構えですね。合気道の基本は半身です。

もしかすると、合気道は古流武術だというイメージ、結構あるのかも知れませんね。これは興味深いです。

試合はする会派もありますが、割合としては、ごく一部ですね。

・「あまり筋肉を鍛える必要がない」について。

→そうですね。筋力に乏しい人でも使える、というイメージがあるのだと思います。ここら辺は、護身というものを考えていく必要があるのですが、真面目にそれを語ると、数千文字では足りないです(笑)

小さな力で有効な技、という場合、力学的に合理的な運動を行う、というのと、相手の急所を攻撃する、というのがある訳ですが、いずれも、そう簡単には出来ない事なのですよね。つまり、簡単に習得出来ないと護身として意味をなさないのに、技に高いスキルが必要とされる、という矛盾が、しばしば起こります。

現実に襲われるという場合、相手は「尋常で無い」ので、そう簡単にはいかない訳ですねえ。制する事が出来ると信じてしまって取り返しのつかない事になったり。刃物を持ってるかも知れないですしね。

おっと、話が飛びました。

・「欧米人にあまり知られていない」について。

→わたし的には、カンフー映画の字幕で何でもかんでも「カラテ」と表示される、というイメージが強いです(笑)

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poohさん、今日は。

・スポーツを意識していないので技がえげつない

→これはむしろ、古流柔術に当てはまるかも知れません。

上にも書いたように、合気道は、極めの当身がほとんど無く、関節の逆もあまり取らない、等の技法体系が、理念を元に構成されています。即ち、無闇に敵の身体を破壊せずに制する、という理念ですね。

まあ、これは、一応大勢の話です。えげつない技自体は、色々あります。逆関節もありますしね。
これは、いつ修行した師範に教えを受けるか、というのとも関わってきます。合気道は、時代によって教授内容が変化してきたものですので。

合気会という統一的な組織があるにも拘らず、指導者によって、会派によってバラエティに富んでいる、というのが、合気道の特色かと思います。それがあるから、本当の合気道は、なんて議論も起こったりするのですねえ。

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A-WINGさん、今日は。

それは的確な表現ですね。

武術には、老人になっても使える、というのが目標になっているので、そういう方向性はあると思います。
でも、ここは複雑なんですよね。
入力の絶対値が小さくても有効に働くという技術を習得する、という面は確かにあります。それが行き過ぎると、指一本で自由自在、なんて極端な方向にも行ってしまいます(その究極が、「触れずに倒す」)。

本質的には、全身が連動した運動なので、「外見では動いているように見えないが、実は凄まじく運動している」、というのが正しい訳ですが、そこが修行者にも理解されていない場合があるようです。

まとめると、入力の絶対値が小さくても有効に働くという技術を鍛えつつも、全身連動の合理的運動を身に着ける、という両面が必要、とでもなるでしょうか。

前者の解りやすい例として、急所を刺激する、というのがあります。合気道では多分、大部分で、そういう伝は無いと思います。古流柔術や古式の空手、あるいは中国武術は、そういう方法の宝庫ですね。後は崩し。相手の真後ろに立って、襟に指を引っ掛けて後に引くと、余裕で崩せます。小指でも(入身投げという技の崩しの部分)。

投稿: TAKESAN | 2008年8月29日 (金) 12:02

これだけ意見が出ているのに、誰も敢えて口にしなかったことを一つ。

・スティーブン・セガール

投稿: 黒猫亭 | 2008年8月29日 (金) 21:14

黒猫亭さん、今晩は。

いいえ、彼はセガール流です(笑)

えっと、確か合気道7段くらいでしたかね。武道館の演武会の映像では、指を取る技をよくやってましたね。古い映像だと、結構えげつない入身投げとか。まあ、映画ではもっとえげつないですが。

投稿: TAKESAN | 2008年8月30日 (土) 00:02

>TAKESANさん

>>いいえ、彼はセガール流です(笑)

まあ、アレを合気道だと謂ったら合気道の中のヒトが泣いて怒るだろうなぁとか思いますが(笑)。ブルース・リーなんかもそうですが、いろんな格闘術を経験して編み出した独自の「オレ流戦闘術」なんでしょうから、純粋な合気道や拳法や空手とは別物でしょうね。

ただ、合気道というとセガールをイメージするのは、彼が最も習熟している武術(仰る通り七段です)であるということと、やはり私生活上のエピソードの故ですかね。一七〜二五歳まで単身来日し各種武術の武者修行、その間に大阪十三の合気道場の娘と結婚して出来たのが健太郎セガールと藤谷文子で、その後母子を捨てる形で帰米して別の女性と重婚したというのですから、昔から人間的にはかなりいい加減な男ですね(笑)。現在はさらにまたこの二人とは別の女性と結婚して子供を儲けた挙げ句、三度目の離婚をしたそうですが。

娘の藤谷文子は、ご存じかどうかはわかりませんが、平成ガメラの第一作で本格的に女優デビューしていますので、平成ガメラシリーズのファンとしては記憶に残る女優の一人です。第一作の時点では初々しくたおやかな美少女というイメージだったのですが、第三作で再登場した際には、何だかゴツい体型になった上に、顔がオヤジそっくりになっていました(笑)。

そういう次第で、個人的に合気道=セガールというイメージ連鎖がありますし、彼が売れたのは合気道を基本にした合理的で最小限の動きでリアルに強そうなアクションの故ですし、彼のベースが合気道だというのは割合に識られていますから、映像作品の世界で合気道の存在感を高めた功績というのはあるんじゃないでしょうか。

まあ、実践されている方から視てアレな部分は、所詮は映画の嘘事だということで(笑)。別段、セガールの合気道がパチモンだから変なわけではなくて、いろいろな格闘術を採り入れたオレ流戦闘術な部分に乖離があるわけですし。

投稿: 黒猫亭 | 2008年8月30日 (土) 07:21

黒猫亭さん、今日は。

人間関係的には、なかなか興味深いですよねえ。なんつう生き方だ、という感じで。

藤谷さんは、出演作を観た事は無いですが、セガールのお子さんという事は知っていました。

藤谷さんのお母さん(WEBサイトが結構充実してて、動画もあったりします)の著作に、セガールのエピソードも出てきて面白かったですね。

セガール拳、みたいになったのは、結構後の方ですね。初期の頃だと、胴着で合気道の演武をやるシーンがあったりして、印象はかなり強いと思います。

ちなみに、彼は、かなり巧いです(ちなみに、アクション俳優の中で、ジャッキーの次に好きな人です)。そこら辺の修行者は、足下にも及ばないはずです。
7段だからそりゃそうだろう、と言われるかも知れませんが、さにあらず、高段者でも、今まで何をしてきたんだ、という人はいるんですねえ。
合気道を実戦に応用したらああなるだろうな、という、参考になるものでもありますね。

投稿: TAKESAN | 2008年8月30日 (土) 12:04

本来は,和製システマ。 かな。
本来は,最も剛猛な マーシャルアーツ。
本来は,開祖が,力により相手を制する戦闘理論から遙かに高いところを求めた武技。
剣技の理合で考えられた無手の技。

 というわけで,最も高みを考えた場合のイメージです。

投稿: complex_cat | 2008年8月30日 (土) 13:28

complex_catさん、今日は。

なるほど。

システマは、動画をちょこっと観た事がある程度なのですが、大変面白い動きですね。

合気道は仰る通り、剣術と体術が一体となった武術です(ここは議論のある所でしょうね)。由来は色々あるのかも知れませんけれども(体術は大東流の影響が大だと思いますが、他にも様々な武術を総合的に取り入れ研究なさったのですね。ここら辺は、合気道史家が詳しい所でしょうけれど)、開祖が剣を重視したのは、間違い無いかと思います。

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一般のイメージとしては、スティーブン・セガールか、ちょっと詳しい人なら塩田剛三翁が思い浮かぶんじゃないかな、とも思いますね。

投稿: TAKESAN | 2008年8月30日 (土) 16:11

システマ自体がロシア大陸の数種類の古武術を再編成して実戦向きに再構築したもののようです。
 スティーブン・セガールと彼の映画は,実際に道場師範代が務まるほどの人であって,アクションとしてはよいイメージの流布になっていますね。

投稿: complex_cat | 2008年8月30日 (土) 20:21

黒猫亭さんがお書きになったように、あれは合気道じゃ無い、的な反発も多分あるでしょうけれど、あの動きや技は、参考に出来るものだと思います。

システマ、マンガでも採り上げられたりしてるみたいですね。
わたし的には、ロシア格闘技といえば、コマンドサンボです。ヴォルク・ハン最高。

投稿: TAKESAN | 2008年8月30日 (土) 23:00

日本武術などにミラ得るの崩しについて,非常に参考になる映像がいくつかありますよ。寧ろこれだけ分かりやすくやってくれていると,流布している中国武術の用法や,日本の古武術よりも,学ぶ体系としては分かりやすいです。そこが,私が興味を持った部分です。
 システマは,マンガで取り上げられたのですが,実態は寧ろ理解されにくいようになっています。武技における収斂現象だと思います。

投稿: complex_cat | 2008年8月31日 (日) 20:14

complex_catさん、今晩は。

ちょうど今、テレ朝系でやってますね。

やっぱり参考になりますか。無駄な所削って、合理的なアクションとして成り立つように作ってますしね。却って解りやすくなってるのかも。

マンガで採り上げられて誤解されたりする、というのはよくありますね。

改めてセガールの演武を観ましたが、やっぱり上手ですね。aikido journalのサンプルのやつです。

投稿: TAKESAN | 2008年8月31日 (日) 21:54

やっぱ、入身とか、(タイミング的な)合わせが巧いかな。
細かい技の入り方とか見ると、色々思う所はありますけれど。

投稿: TAKESAN | 2008年8月31日 (日) 22:00

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