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2008年7月26日 (土)

研究対象はそこら中に転がっている

自由研究の時期ですね。

子どもが楽しみながら出来る研究を考えてみました。自由研究として認められるかは知りません。でも、「自由」なんだよね。問題は、「研究」の体をなしているかどうかです。「何を調べるか」は、何でもいい。

どこが研究なんだよ、という抗議は受け付けません。

○模型制作における、塗料別の硬化時間の比較。

○模型制作における、接着剤による強度の違い。

○テレビゲームの無線コントローラは、どのくらいまで離れて操作出来るか。遮蔽物の影響も考える。

○PSPの無線通信は、どのくらいまで離れて可能か。遮蔽物の影響も考える。

○サッカーボールの空気量による、キック時の飛距離の変化。

○乾電池の種類による、ミニ四駆(まだあるのか?)のスピードの違い。

○段ボールで、大人が乗っても壊れない椅子を作る。

○加熱時間による、野菜の煮え具合の変化。

○走る時、どこを意識すれば良いか。意識する部位によるタイムの変化。

○普段遊んでいる人形(一般的にはドールって言うんですかね?)の関節の構造。人間の構造とどう異なり、どのようにして再現しようとしているか。

○普段遊んでいる、変形もののおもちゃ、どのような機構で変形を実現しているか。図解によって、一般的な構造を見ていく。

○扇風機とエアコンとテレビとテレビゲーム等の、消費電力・電気代の比較。

○自分が好きなお菓子がどうやって作られているか、その工程の調査と考察。

○パソコンの動く仕組み。ユニットごとの役割を調べる。

○10円玉は、何に漬ければピカピカになるか。また、何故そうなるのか。

○模型制作における、有効な後ハメ加工の方法の考察(超マニアック)。

○模型制作における(こればっか)、塗料希釈度の違いによる硬化時間の変化。

○ハサミで刺身を作ってみる。包丁とどのような違いがあるか(調理したものは、きちんと食べましょう。ハサミは調理用を買ってきましょう)。

○ベーキングパウダーの割合で、ホットケーキの膨らみ方がどう違うか(ここだけの話ですが、よし、ホットケーキ作ろう、と思って、小麦粉とか卵とかを混ぜた後で、ベーキングパウダーが無い事に気付いた、という事があります。それでも焼いてみました。何という実証精神)。

こんな感じ。方法については、色々工夫出来るでしょう。それを、推理小説を読み解くように考えていくのも、楽しいでしょう。

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「随想」カテゴリの記事

コメント

夏休みの宿題のネタに,Mpemba effectの家庭での検証というのが入るかなと思ってちょっと遊んでみました。最初は稚拙な実験から始まり,途中から,素人理論は危険な領域を含むなと感じて,apjさんから,いろいろ教えていただき,無理だというのが最近分かりました。http://www.cml-office.org/archive/121683743476.html#comments

 経緯は,こっちに纏めてあります。未だに混乱しているブログもあるようです。
http://complexcat.exblog.jp/9010341/

 ただし,「こういう話があるんだって,NHKでやってたよ。」「ふーん」というレベルから,独自理論を突っ走る方など,私自身の勘違いも含めて俯瞰してみると興味は尽きませんでした。
 Web検索レベルでは不可能な,関連分野の学会誌にアクセスできてそれが読みこなせるレベルが普通という研究者にお尋ねするのが,まぎがいないですね。実際,私は,911陰謀論とNHK批判(メディアリテラシーとご本人は仰っておられましたが)を旨とする方から書き込みがあり,自分の知識では,時間が掛かるどころからちがあかんと感じて,最後にそれをやったわけです。分野の根幹部分の知識がないと,どういう部分で勘違いを起こしてしまうか,或いは,文献にある実験がどの部分の検証や精度管理を目指して組まれているのかが掴めないという部分は,自分の世界で常に感じるところですが,私も含めて,非常に興味深いものがありました。
 小学生の自由研究にはちょっと難しいけど,その辺り自体に科学理解において重要な話が含まれていると思います。

投稿: complex_cat | 2008年7月26日 (土) 11:30

complex_catさん、今日は。

ムペンバ効果については、ちょっと眺めたくらいですが、興味深かったです。なんだか、一筋縄ではいかなそうですね。

こういう、実験条件の違いを見るとか、メカニズムについて考察するとかは、とても有意義で、小学校の自由研究でも、あまり高レベルで無ければ、充分色々考える事が出来ると思います。
尤も、それを導くリテラシーがある人が指導する、というのが一番重要ですけれど。何せ、「ごはんの声掛け実験」が褒められる事があったりするので…。

投稿: TAKESAN | 2008年7月26日 (土) 14:04

付け加えると,ムペンバ効果が気になったのは,「水の神秘性」を主張したい人間が,こいつを補強材料に使いそうな予感があったからです。
 私のところにコメント書き込んだ方は,「NHKがトンデモを紹介した。水における未解明の神秘的現象として宣伝した。」ということを主張されたのですが,その点については,不用意な番組作りをしたとは思いしたが,水の物性科学の枠組みで解析できないなんて番組作りをするつもりではないことは分かりましたので,噛み合いませんでした。

 ただ,そうやって使う輩はいるだろうと思いましたので,先に,その現象自体がトンデモか否かという話も含めて,現状の物性科学でどのように解釈されているのか知りたくなったのです。

投稿: complex_cat | 2008年7月26日 (土) 14:30

確かに、そういうのも利用する、というのは考えられそうです。
「お湯の方が水より早く凍る事がある」→「だから水が言葉を理解してもおかしく無い」、などという奇跡の論理を平気で展開しそうですし。

なんにせよ、NHKは不用意であったようですね(ちゃんと調べていないので、これくらいの感想しか持ち得ませんけれど)。科学系の番組なら、きちんとするべきでしょうね。

わたし的には、『世界一受けたい授業』が、結構危ういと思っています。あれは、学術の一端を垣間見せる、というコンセプトの番組でしょうけれど、たまに、首を傾げる事があります。取り敢えず、モギケンさん出し過ぎ。教育心理学とか学習科学に踏み込んで適当な事言っているから、あれは良く無いと思います。ああいう場で、安易に勉強法を紹介していいものでは無いし。
それに、なんでもかんでも「脳科学」で説明しちゃ、神経科学の人も誤解されますって。

投稿: TAKESAN | 2008年7月26日 (土) 15:00

私も小学校以来いろいろやらせてもらいましたが、「自由」の本質は「その人独自のギモン」をひろい育てふくらますことではないかと思っています。
ところで、パン酵母は糖分をエタノールと炭酸ガスに変えます。糖分が濃いほどエタノールは多くできる傾向がありますが、あまり濃いと酵母がうまく生育してくれません。他にも酵母の生育に必要な栄養を補給してやる必要もあるでしょう。といったことをずい分前にやってみたことがあります。あわがぶくぶく出てくるのが面白かったですけれど。うまい条件が見つかったとしてもスケールアップは酒税法違反でご法度だったかと。

投稿: ちがやまる | 2008年7月26日 (土) 21:22

あ、しまった。ベーキングパウダーって重曹でしたね。今よっぱらってまして、パンを作る時のドライイーストに結びつけた話をしてしまいました。すみません。反省。

投稿: ちがやまる | 2008年7月26日 (土) 21:27

自由研究、「水の沸点は本当に100度なのか、どうやって確かめるか」はどうでしょうか。夏場は大変かもしんないですけど(^^;;

『世界一受けたい授業』って、『歯は臓器だった』の村津歯科医が、まさにそのテーマで出ちゃった番組でしたね。ぼくも番組を知った当初は、ちょっと期待していただけに失望してしまいました。

投稿: 亀@渋研X | 2008年7月26日 (土) 22:02

ちがやまるさん、今晩は。

ベーキングパウダーは、重曹+αでしたよね、確か。調理用に扱いやすいように、何かが混ぜてあったかと。

自由はベーキングパウダーの如し、ですね。

あ、実は上に書いたのって、ベーキングパウダーの代わりに重曹でホットケーキ作ったらどういう風な味になるのかな、というのをやろうと思ったんですよね。ところが、それ自体が無かった、というオチです。

投稿: TAKESAN | 2008年7月26日 (土) 22:05

亀@渋研Xさん、今晩は。

あ、以前採り上げておられましたね。なかなか面白そうです。

あの番組、結構良いとは思うのですが、たまに、むむ、となる事がありますね。

科学系の番組だと、やっぱサイエンスチャンネルのがいいですね。地上波じゃ無いのであれですが。

投稿: TAKESAN | 2008年7月26日 (土) 22:10

「世界一受けたい授業」は、「あるある」がやらかして非難の的となった悪事と同じことをやらかしています。発言内容と全く異なる吹き替えをかぶせることです。被害者は倉敷芸術科学大学のカスパー・シュワーベ教授です。2008年1月5日京都大学で行われた「形シューレ」
http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/2008/080105_1.htm
での講演で、その事実をご本人からききました。出演シーンの上演もあったので、改竄内容もよくわかりました。

被害者ご自身にこの件で制作側を追求する気はないようでしたので、私としても特に動くつもりはありません。ただ、同番組から出演依頼が来ても絶対に受けてはならないと理解しました。

投稿: かも ひろやす | 2008年7月27日 (日) 00:27

かも ひろやすさん、今晩は。

え、ホントですか。

うーむ、これ、最悪レベルの事ですよね…。これは知らなかった。

どうやら、かなり頂けない番組のようですね。

投稿: TAKESAN | 2008年7月27日 (日) 00:43

お菓子作り大好き主婦です。
手元に某社のベーキングパウダーがあったので、成分を調べてみました。

炭酸水素ナトリウム25.0%,焼ミョウバン25.0%,第一リン酸カルシウム15.0%,グリセリン脂肪酸エステル1.0%,d-酒石酸水素カリウム0.5%,コーンスターチ33.5%,

おそらく、それぞれの成分、及び成分比には、各メーカーによって、かなり差があるのではないかと思います。
で、重曹(炭酸水素ナトリウム)とベーキングパウダーの違いはというと、味ではなく膨らみの出る方向なんだそうです。重曹は横方向、ベーキングパウダーは縦方向に膨らみやすい――らしいのですが、はたして本当なんでしょうか。
これを実際に検証してみたら、いい自由研究になるかもしれませんね。

投稿: 月森 | 2008年7月27日 (日) 07:30

月森さん、今日は。

実は私も、前調べたんですね。どう違うんだろうって⇒http://home.tokyo-gas.co.jp/shoku110/shokuzai/140.html

業務用では用途によって数百種類ある、というのは、全然知りませんでした。

膨らむ方向が違う、という話もあるんですね。そういうのを調べるのもいいかもです。

投稿: TAKESAN | 2008年7月27日 (日) 09:29

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