ミクで武術:剣の体捌きをベースにした突き・掌打・肘打ち
最近こればっかなので、そろそろ自重します。
今回は、剣の体捌きをベースにした攻撃技(やはりカクカクしています。エンコードが上手くいっていないみたいです)。
武術では、武器技と体術は一体である、という事がよく言われますね。それは、基本的な身体の動かし方が共通しているからです。
構えは左半身(どちらでもいいですが)。体幹や脚を使って、重心を前に移動させます。ここが重要ですが、右腰は、ある程度残します(佐川先生の写真で、その瞬間を捉えているものがありますね。二刀で突き様の動作をして相手を吹っ飛ばしている写真)。右肩も引いておきます。この場合、背中はそのままで、肩甲部や肋骨を一体にしてずらすようにするのがポイント。で、充分に重心が前に行ったら、右大腿を、骨盤の回転と同時に振り出します。その時、肩も出していきます。足は滑らせるように。しかし当然、床に触れてはいけません。
そして極め。左の肩甲骨・肋骨等を引き、右は入れます。身体を左右に割っていく訳ですね。これは、抜刀の動きと一緒です。突きは、何となく拳を捻ってみました。
後、ちょっとした小細工で、極めの部分に軽く重心移動を入れて、それっぽくしようとしてみました。微妙ですが(笑)
ポイントは、重心を左右にふらふらさせない事。後は、剣と全く同じです。
おまけ。
スローモーションバージョン↓
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コメント
スローだと、モーションのつけ方が下手なのがバレバレ。重心移動がきちんと出来ていないですね。
後、技の間のつなぎ目がおかしいですが、気にしないで下さい。
投稿: TAKESAN | 2008年7月17日 (木) 03:25
日本の剣術の理合による当て身ということですが,拗歩(十字勁)ではなく順歩なので崩拳(脚が揃っていませんが)に近い動きかなと思います。
脚の飛ばし方と体重移動のタイムラグが最小化されているので,ミク嬢は草書的な完成型としての動きをめざしておられますね。
投稿: complex_cat | 2008年7月17日 (木) 08:14
complex_catさん、今日は。
本当は、相手が攻撃してくる所に入身して当てる、という使い方なのですが(その後に投げに移行するので、仮当です)、斜めに入る体捌きは重心移動が難しいので、基本的な体の動かし方の訓練としてやっています。後、受けが攻撃する時も同じ動きなので、その練習でもありますね。
肘打ちは、ちょっとしたおまけで作ってみました。
剣の突きと同じ動きなので、上のミクさんに剣を持たせれば、そのまま剣突きになります。杖も同様ですね。
もうちょっと足を調整したかったのですが、なかなか難しいです…。実際は、もう少し後足は開き気味で極めなのですが。
投稿: TAKESAN | 2008年7月17日 (木) 13:22
なるほど中国武術の拳撃の理屈で見ると,また違う視点で見えるので面白いです。いくつかの門派の套路の中に似た動きを思い出しましたが,後の先と云うことでなるほどと思いました。
投稿: complex_cat | 2008年7月17日 (木) 20:42
基本的に、剣相手を想定しているので(触れられたらお終い、という考え方。黒田氏の所もそうですね)、攻撃線をはずしていかに早く入身するか、という方向性になっているんですよね。なので、打撃時に力を発するというよりは(動画ではそういう風に作っていますが)、あくまで仮当てで、次の投げや極め、あるいは武器取りの動作に繋がりやすいようなやり方になっています。
たとえば、当身を省略して、後ろ足をもう少し開いて小手を取ったり、大きく引いて、武器を取りつつ投げをうったり、という変化がある訳ですね。
投稿: TAKESAN | 2008年7月18日 (金) 02:14
shadeのサイトに、ユーザーが動画投稿するページがありました。
これくらいリアルなモデリング&レンダリングが出来るんですねえ(※いきなり動画が始まります。WMP)⇒http://shade-lounge.e-frontier.co.jp/modules/x_movie/x_movie_view.php?cid=1&lid=141
このクオリティで武術動画が作りたいなあ、なんて。
投稿: TAKESAN | 2008年7月18日 (金) 18:01