因果関係?
ZAKZAK:“ゲームと無差別殺人”両者に因果関係はあるのか?
もう言っていいですよね。馬鹿であると。
一応書いておきますけど、犯行に至ったきっかけにゲームがなったか、というのは、「解らない」です。そのメカニズムの「解明」が可能なのかすら、解らない(私は不可能だと思っている)。そして、仮に、ゲームが影響を与えていたとしても、「ゲームと無差別殺人に因果関係がある」とは言えない。ものすごいミスリードです、この見出し。
ジャーナリストの井上トシユキ氏
この人も自重しようよ。
ところで、「東方」って、基本的に、シューティングを指すのですよね?(正確には、作品群を表すのかな?)「美少女らがナイフや弾丸を敵に浴びせて倒すゲーム。」なんて表現も、ミスリードだよね。ドラクエを、「剣等で怪物を殺戮し強奪し、他人の家に盗みに入りながら物資を調達していくゲーム」、と言うようなものでは?
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コメント
初めまして、管理人さん。
ZAZAKがなんなのか知りませんが、私もはっきり
「馬鹿」と断定しても誹謗中傷にあたらないと思います。
簡単な説明ですが、東方はシューティングゲームです。キャラは女性だらけなので「美少女が」はまあ間違ってはいませんが、このゲームを秋葉原の事件に結びつけるのには正直呆れるばかりです。ナイフ(らしきもの)を使うキャラは一人いますが、「ダガーナイフ」であるかどうかは全く判断できません。弾丸なんてどこにも出てきませんし、拳銃持ってるキャラもいません。さらに闘ってはいますが、誰も殺していませんし、殺されて(ゲームオーバーのことじゃありません)もいません。敵を倒すというより、BGMと敵の弾幕攻撃を上手く避けるゲームという印象が残るゲームであると思います。ZAZAKとやらがこのゲームなどを一度もやってないのは確実だと思います。犯行に至ったきっかけにこのゲームが含まれるのなら、ゲーム・ドラマ・アニメ・小説・映画の大半は死滅です。 東方に関してはニコニコ動画に大量の動画があるので、暇があれば見てください。
長文失礼しました。他のゲームもどう考えてもきっかけにはなり得ないとしか考えられませが・・・。
投稿: バートレット | 2008年6月19日 (木) 05:05
バートレットさん、今日は。
さすがに、ZAKZAKはあまりにも度が過ぎるので、つい書いてしまいました。
東方についてのご教示、ありがとうございます。
このエントリーを書く時に、google画像検索で、画像をチェックしてみました。弾幕系シューティングで、「ナイフ」というのも、いかにもシューティングゲームの武器的に記号化されていて、とても、武器としてのナイフを想起させるものではありませんでしたね。
非常に悪質な印象誘導ですね。ファンの方々も、堪ったものでは無いと思います。
投稿: TAKESAN | 2008年6月19日 (木) 11:36
またですか。
>オタク以前に人として歪んだ側面がにじみ出ている
これ書いてても、結局因果関係があるって方向に持って行きたいのでしょうね。「ゲームオタクによる相次ぐ凶行」とか書かれてますしね。
>100%意のままに反応してくれるゲーム内の美少女
はぁ。そんなゲーム見たこと無いですけど。完璧なAIでもない限り無理かと。
投稿: 知己 | 2008年6月19日 (木) 12:59
結論として、因果関係についてはぼかしているけれど、実は全体の論旨として仄めかしている、というのが実にずるいですよね。
100%意のままに反応してくれるゲームなんて、面白く無くてやってられませんよね。て言うか、それは「ゲーム」と呼べないでしょうねえ。
投稿: TAKESAN | 2008年6月19日 (木) 13:06
今月の『日経kids+』のゲーム・テレビ特集のひどさに呆れてこれから批判文を書こうとしていたらまたZAKZAKですか。信頼できるのは篠本634さんの発言だけですね(多分)。
まだ指摘がないところに突っ込みを入れれば、
>「これが『東方』で使われたのと同じ武器なんだ」。
ということはこの発言が捏造になるのでは……
>2人のゲームオタクによる相次ぐ凶行に、秋葉原のショップを訪れる大多数のマニアも大迷惑している(ロイター、クリックで拡大)
あんたがたのテキトーな記事のほうがよっぽど迷惑ですよ。
投稿: アルファ | 2008年6月19日 (木) 14:23
30年前に比べたらゲームオタクによる凶行は増えましたよねえ(30年前にはいないから)。
オタクとまではかなくても、現在所謂ゲーム人口って相当のものじゃないでしょうか。
20代に限っていえば、90%を超えているのでは(ソースはありませんが)?
そういう状況では、20代の凶行はほとんどゲームオタクによるものになります。
投稿: Noe | 2008年6月19日 (木) 14:47
アルファさん、今日は。
>今月の『日経kids+』のゲーム・テレビ特集の
>ひどさ
ほう、それは興味深いです。この雑誌ですね(最新号目次のリンク)⇒http://kidsplus.jp/mokuji.asp
>ということはこの発言が捏造になるのでは……
そういう発言の可能性は、あり得ない事は無いので、断定は出来ないですが、怪しいのは確かですね。むしろ、超怪しい。友人の記憶違いという可能性もありますしね。一応保留かな。
>あんたがたのテキトーな記事のほうがよっぽど
>迷惑ですよ。
ZAKZAKの記事の、下の関連記事一覧を見るだけで、お腹一杯です…。なんと言うか、凄いですよね。
------
Noeさん、今日は。
そうそう。数十年前に存在しなかったカテゴリーに属する人の行為が「増える」のは、当たり前なんですよね。
もちろん、「ゲームオタク」という概念がとても曖昧だ、というのもポイントですね。
「ゲーム人口」を、家庭に1台以上ゲーム機があってプレイした事がある、というくらいの定義にすると、20代辺りなら、相当の割合になると思います。色んな定義が可能でしょうけれど。この手の調査は、どっか(CESAのゲーム白書とかにはあるんでしたっけ?)に色々あるはずですけど、どのくらいと推定されてるのかな。ご存知の方がいらしたら、教えて頂ければ。
投稿: TAKESAN | 2008年6月19日 (木) 15:24
>現在のゲームはストーリー、絵とも完成度が高く、現実世界に反応を得ることができない人間が100%意のままに反応してくれるゲーム内の美少女の魔力に取りつかれる。
「完成度が高い」というのは「それだけリアルになっている」という意味で用いているんでしょうけど、ここで挙げられてる作品でリアルといえるのなんて、かろうじてDOA(それもあくまで映像面のみ)くらいなような。
だいたいひぐらしなんて、ヒロインの反応がこちらの期待を悉く裏切るところに作品としての面白さがある筈で(それとも「ユーザーはナタ持った美少女に追い回されることを望んでいる」とでも言うのかしら)、碌に知りもしないで書いてるってのがよく分かりますね。
ついでに言えばガンスリの原作は漫画だボケ。
しかも「不幸な必然」という言い回しをしているって事は、結局のところゲーオタ=犯罪者予備軍って言ってるんちゃうんかと。
単に、ある程度の人口がいればその中に犯罪者がいるのは必然、という意味なら、普通不幸とは言わないわけで。
投稿: 黒屋ぶるー | 2008年6月20日 (金) 14:35
黒屋ぶるーさん、今日は。
「完成度が高く」、というのは不思議な表現ですよね。そもそも何を指しているか、というのがよく解らない。仰るように、文脈を考慮するなら、「実際の人間とかけ離れていない」、というような意味でしょうねえ。フォトリアル、という方向性も若干含まれているかな。
ゲームをやる人からすると、「完成度」という言葉は、まずある程度の方向性を考慮しないと成り立たない概念ですね。2Dと3Dでも違うし、3DCGでも、フォトリアル(実写に近い)であるか、あるいはノンフォトリアルの方向性で、セルシェーディングのようなものもある訳だから、結構複雑ですよね。デフォルメしているものを「完成度が低い」などとは絶対言えないですし。
上にも書きましたけれど、初めから思う通りになるなら、ゲームなんてしませんね。
不幸な必然、というのもなあ。もはや意味が解らない言葉。結局何が言いたかったのかな。
投稿: TAKESAN | 2008年6月20日 (金) 17:27
はじめまして。
タイミングのずれた書き込みになってしまい申し訳ありません。
私も「東方」のユーザーなもので、今回の記事には驚いたというか呆れてしまいました。既に指摘されておりますが、記者は触れているゲームや漫画について余りに無知ですよね。勿論理解して書いているならそれも悪質ですが。
>発言が捏造
実は私もそういう印象を強く受けました。実際にゲームをやった人間からみると、現実の何かを指して「同じ武器」という発想自体がちょっと信じられないように思われるのですね。そもそも設定自体が銀製という位しか無い訳で。
まあ、本人が誤解していたとか、記憶違いの可能性はあるのですが、違和感があまりに大きいのです。
それから、フォトリアルとか現実の人間とかけ離れていないという点ならば、「東方」は全然違いますね。
それにしても、「ひぐらし」の時もそうでしたが、こうした時に挙げられる対象がメジャーなゲームや映画、テレビ番組では無いことが多いのは何故なんでしょう。
毎日どこかのチャンネルで放映されているサスペンス番組の方が余程“リアル”に人を殺したりしていると思うのですが。
やはり犯人を“自分たちとは違う”「理解しがたい少数派」と見なしたいためなのでしょうか。
長文失礼致しました。
投稿: Momonga | 2008年6月22日 (日) 01:01
Momongaさん、今晩は。
そうなんですよね。故意なら凄まじく悪質ですし、そうでないなら適性を欠いている。
>実は私もそういう印象を強く受けました。
なるほど。捏造、友人の記憶違い、記者の記憶違い、もしくは、犯人が想像を膨らませ過ぎてしまった、といった所かな。
何かを論ってそれを原因に仕立て上げる、という所を見ると、原因を「探したい」というのがある、と推測出来ると思います。自分と違う存在だったのだと思いたい、というのは、心理的な推測を含んだものなので、もちろん断言は出来ませんけれど、そういう面はある、と考えます。
メジャーどころが採り上げられないのは、あまりに知られ過ぎていて面白く無いから、というのもあるかも知れませんが、どうなんでしょうね。同人発のものが「オタク」を想起させやすい、というのもあるかも。尤も、これらも推測の域を出ません。
今回は、珍しく超メジャータイトル(ドラクエ)が出たので、おいおい、という反応も多かったですね。
------
ところで、以前、ブログで、ここのゲーム脳記事を採り上げて下さいましたよね。ありがとうございます(違ったらすみません)。
投稿: TAKESAN | 2008年6月22日 (日) 02:15
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080621/crm0806212257025-n1.htm
また産経ですか…
>明星大教授の高橋史朗氏は、事件を起こした少年らに共通する点として「知能指数は低くないが、対人関係能力と自己制御能力という『心の知能指数』が低い」とし、「教科の基礎基本は考えても、人間として社会人としての基礎基本という観点が教育界から抜け落ちていた」と話す。
「ゲーム脳」とか言う、「科学の知能指数」が限りなく低いオカルトを広めている張本人にだけは言われたくないですが…
投稿: たこやき | 2008年6月22日 (日) 05:54
たこやきさん、今日は。
ちょうど今読んだ所でした。ストイック氏のもありますね。
原因について推測ばかりし過ぎですね。解らないものは解らないと言うべきなのに。もし社会的な要素が原因だ、と言いたいなら、統計的な証拠を出すしか無い訳ですよね。にも拘らず、そういうエビデンスなど全く触れもしないで、こうであればこうなるだろう、という仮定と推論を元に色々展開していく。何とでも言える。
投稿: TAKESAN | 2008年6月22日 (日) 11:37
TAKESAN、お返事ありがとうございます。東方のファンになったのは最近ですが、この記事は許せるものではありません。ひぐらしもそこそこ好きなので、ひぐらし騒動のマスゴミの対応もむかつきました。また似たような事件が若者によって引き起こされたら、何のゲーム・アニメを取り上げるのでしょうかね?TAKESANはモンハンがお好きなようですが、このモンハンもマスゴミの記事として取り上げられてもおかしくありませんね。
東方に関しての追加説明ですが、一万歩譲って、「ダガーナイフ」だとしても、持って切りつけているのではなく、ぴゅんぴゅんと投げていますから、東方が原因だとは全く言えません。
正直、このような記事しか書けないマスゴミやZAZAKの方がオタクなどよりも危険な犯罪者予備軍にしか見えなくなります。
先日、秋葉原の事件で救助活動にあたった方々に対して感謝状を贈ったという記事をヤフーニュースで見ましたが、そのコメント欄において、「セーラー服を着てコスプレしている(救助した)人がいる」という書き込みを見て驚きました。その人の正体はコスプレイヤーでもなく、海上自衛官でその制服を着ているだけなのですが、意地でもオタクやらを非難しようとする人たちの神経ってニセ科学信奉者たちよりも恐ろしいのじゃないかなと思ってしまいました。
また長文失礼しました。今後もこの名前で書き込みを
すると思いますので、よろしくお願いします。
投稿: バートレット | 2008年6月22日 (日) 16:32
バートレットさん、今晩は。
何かを槍玉に挙げる場合、比較的マイナーである、というのを狙っているようにも思います。あまりにもメジャーなタイトルであれば、それは結局世間に浸透しているという事であり、差別化を図りたい人への説得力が少なくなるかも知れません。そういう意味では、モンスターハンターは、メジャーになり過ぎて、叩かれにくいかも、という気もします。尤も、武器でモンスターを狩る、という(グラフィック的にも)あまりにも解りやすい設定ですから、もしかすると、という気もしますけれど。
今回の調子だと、あらゆるものを結び付けようとするでしょうね。
それにしても、スクロール系のシューティングの描写としては、ZAKZAKの説明は、めちゃくちゃなものがありますね。別物の説明にしか見えない。
※東方については、アルファさんが、ゲーム説明のニコニコ動画を貼っておられるので、ご存知無い方は、そこから武器としての「ダガーナイフ」が即想像されるか、是非見てみて下さい⇒http://d.hatena.ne.jp/tabiture/20080619/1213888348
こじつけである事が、よく解ると思います。
投稿: TAKESAN | 2008年6月22日 (日) 18:02
こんばんは、TAKESAN。
>モンスターハンターは、メジャーになり過ぎて、叩>かれにくいかも、という気もします。
確かに今では大人気ですが、モンハンより有名で、やってる人もかなり多いであろうドラゴンクエストを叩いたバカ新聞社(中国新聞)があります。楽観視はしにくいと思います。
リンク先として痛いニュースの記事を載せておきます。
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1136882.html
ちなみに、私はモンハンもドラクエシリーズもやったことはありません。FFシリーズならやってますが。
投稿: バートレット | 2008年6月22日 (日) 20:12
可能性としては、ありますね。グラフィックもどちらかと言えば、リアルな方向ですし。
記事にならなくとも、ワイドショーでコメンテーターが失言する、とか。
投稿: TAKESAN | 2008年6月22日 (日) 22:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080623-00000007-gen-ent
どうしようも無いね。ゲンダイも岡田氏も。
※この記事についてのコメントは、言葉遣いを抑えて下さい。お願いします。私も相当抑えてるんで。罵倒するのは戦略的にもよろしく無いですから。
ホントは、結構書きたいくらいだ。
これはやっぱり、きちんと批判したテキストがあった方が良いかも知れない。文庫も出たばかりだし、ちょっとやばいんじゃないか。
投稿: TAKESAN | 2008年6月23日 (月) 11:36
マスコミはやりたい放題ですね。
暇ができたらこういった記事を探しに週刊誌・雑誌記事が集まってる大宅文庫でも行こうかな……
投稿: アルファ | 2008年6月23日 (月) 12:30
アルファさん、今日は。
まさにやりたい放題ですね。
私達みたいに知っている人は、またゲンダイがやりやがったか、で済むんですけど、そういう問題では無いですからね…。
マスメディアがどういうものを書いてきたか、というのを纏めるのも良いかも知れませんね。
投稿: TAKESAN | 2008年6月23日 (月) 12:56
こんばんは。
レスありがとうございます。
>以前、ブログで..
はい、そうです。その折りはきちんと挨拶もせずに申し訳なかったです。
>マスメディアがどういうものを書いてきたか
そうですね、メディアの報道姿勢も含めての批判が必要なのかも知れません。
そういえば、今度の事件、目的の一つに「ワイドショー独占」なんていうのがあったはずですが、そこに突っ込んだマスメディアはあったのでしょうか?
投稿: Momonga | 2008年6月24日 (火) 01:40
Momongaさん、今晩は。
あ、やはりそうでしたか。
リンクや紹介は、もちろんご自由にして頂いて構いませんので、お気になさらずに。
「ワイドショー独占」は、その書き込みは紹介されていましたが、それほど突っ込んで触れられては無かったようにも思います。矛盾が起こりますから、あまり深く言及出来ないかも知れませんね。
投稿: TAKESAN | 2008年6月24日 (火) 01:44
おはようございます。
全国的に知名度のある(らしい)絵本による幼児教育グループのパンフレットにも『ゲーム脳』『電子メディア脳』という文字が出てきていました。
手元にある現物を読み返してみると、森氏による『ITに殺される子どもたち』を根拠に、
“電子メディアによって前頭葉の発達が取り消される”
という一文が出てきています。
絵本の読み聞かせは確かにすばらしいとは思いますが、だからといってなぜここに森氏の意見を持ってくるのでしょうか。そもそも『ゲーム脳』『電子メディア脳』が事実であるとの前提で話を進めていますから、他にいくらいい事が書いていようが全く説得力がありません。
(電子メディアに触れされてはいけないというのは、シュタイナー教育あたりも言及していることなので、そういうのが好きな人であれば、抵抗感がないかもしれませんが)
そもそも電子メディアが発達していない時期には、衝動的な事件がなかったのか、こういう論を展開する際にもっとも基本になるはずの事項に関して、彼らはまともに答えられるのでしょうか。
余談ですが、私は子どもの頃から絵本や文学が大好きで、ゲームをはじめたのも結婚してからですが、すぐにキレます。堂々と書くことではないけど(苦笑)
投稿: キャリン | 2008年6月24日 (火) 10:06
キャリンさん、今日は。
発達が取り消される、という表現ですか。これは、悪質な表現ですね。何かを薦めようとする場合に、他の悪影響を喧伝する、というやり方ですね。しかも、ニセ科学ですからねえ。
余談ですが、私は、積極的に本を読むようになったのが19歳くらいの頃で、ものごころついた頃から、マンガとかゲームと共に歩んできました。
で、途中、ゲームを馬鹿にした時期もあったんですね。あんなもんばっかやってるとダメになる、とか。まあ、ゲームに対するネガティブイメージがある、という社会の雰囲気的なものに、自分も同調していた訳ですね。
そういう反省も踏まえて、今ちょこちょこ書いてます。
投稿: TAKESAN | 2008年6月24日 (火) 13:07
http://d.hatena.ne.jp/tabiture/20080703/1215078923
業界は、ほっとかない方がいいんじゃないのかな。脳内汚染の内容を、学術的に充分なレベルで詳細に検討するのは、個人には難しいけれど、業界が専門家を集めてチームを作って行うのは、さほど困難でも無いと思うけれど。ここままにしておくのはまずいと思う。
投稿: TAKESAN | 2008年7月 3日 (木) 19:48
>業界が専門家を集めてチームを作って行うのは、さほど困難でも無いと思うけれど
ただ、岡田氏にしろ、森氏にしろ、こういうので「業界が」という属性を持って批判を始めてしまいますからね…(そして、ゲームに危惧を持っている人は、そんな陰謀論であっても、拍手で迎えてしまったりする)
『脳内汚染』文庫版のあとがきなんて、議論の中身じゃなくて、全て相手の属性を持っての陰謀論ですし。
投稿: たこやき | 2008年7月 4日 (金) 01:32
たこやきさん、今晩は。
現状では、業界によって、という所を逆用されるのは、敢えて受け容れるしか無いでしょうね。いかに広く知らしめるか、というのが重要になるかと思います。
本来なら、業界との直接的な結び付きが無い学者が興味を持って研究する、というのが望ましいのでしょうけれど、それを待っていては遅い、という面がありますからね…。
ニセ科学論一般に興味を持つ心理学者や社会学者、あるいは神経科学者が、脳内汚染に関心を持ってくれれば良いのですが。
投稿: TAKESAN | 2008年7月 4日 (金) 02:39