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2008年5月10日 (土)

ちょっとずつずれて

杉山、クルム伊達の現役復帰に疑問「実際に若手が刺激受けるの?」(産経新聞) - Yahoo!ニュース

タイトルとか解釈がずれている気がしないでもない。

賞賛の声を挙げる一方で、「若手は若手で強くなりたい!うまくなりたい!と頑張ってやっているような気がするからね。これで刺激を受けてできるようなら、前からできてるような気がしないでもない」と辛口なコメントも。「やはり早過ぎた引退だったんでしょう。やり残していたこと、まだやりたい!という気持ちがあったんでしょうね。『若手に刺激を与えたい』ということですが、どうなんでしょうねー!?」といまひとつ納得がいかない様子だ。

素直に読めば、若手への苦言、とも読めるのだけれど、どうでしょう。伊達選手復帰が若手の鼓舞になるか、という所への疑問ではあるけれども、それが、「現役復帰に疑問」、となるのかな。よく解らない。

杉山さんのエントリー⇒復帰 杉山 愛・ツアーより愛をこめて/ウェブリブログ

「若手に刺激を与えたい」ということですが、どうなんでしょうねー!? このカンバックで実際に若手が刺激を受けるのかしら?と、ちょいと疑問です。だって若手は若手で強くなりたい!うまくなりたい!と頑張ってやっているような気がするからね。これで刺激を受けてできるようなら、前からできてるような気がしないでもない。

記事の要約とは、ちょっと感じが違うようにも思えますよね。

すっごい細かい事ですけど、なんとなーく、違和感を覚えたのでした。

どう思います?

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メディア論」カテゴリの記事

コメント

http://polls.dailynews.yahoo.co.jp/quiz/quizvotes.php?poll_id=2174&qp=1&typeFlag=1

「若手」に訊けばいいのに。
「なると思う?」って、全然関係無い人にアンケート採って、どうなるんだ。

まあ、「義理」がバイアスになる気もしますけど。

刺激って一口に言っても、色々ありますよね。「あんな一度終わった人に負けてられるか」、という気の強いのもいるだろうし、「全然関心無いよ」、というクールなのもいると思う。後者の場合、自覚的には気にしていないかも知れないけど、実は存在を意識している、なんて事は、よくありますからね。「一度現役を引退して10年以上経ってのあの活躍は、相当のトレーニングを積んで、しかもセンスが見事であるに違いない」、というような、素直に畏敬の念で見る選手もいるでしょうね。

いずれにしても、世界のトップだった選手が10年以上のブランクを経て復帰し、好成績な訳です。少なからぬ影響は、与えているでしょう。伊達選手の事を知っていればね。

投稿: TAKESAN | 2008年5月10日 (土) 00:52

もう十数年テニスをやっているのですが、たまに伝わってくるトッププレーヤーの話なんかを聞いていると、TAKESANさんが上でお書きのように反応は本当に人それぞれだと思います。

むしろ、ポイントを競い合う強いライバルが急に出てきた(若手はジュニアの頃から注目されますから)というような側面の認識が強いんじゃないかと思いますけど。テニスは基本的に個人競技ですし、特に全日本選手権の優勝争いは海外のツアーより熾烈だったりしますしね。

伊達選手もその辺りのことは十分承知していると思いますし、それよりも引退後はずっと若手の育成とテニスの普及に関わってきたことを考え合わせると、一種のリップサービスというかパフォーマンス的なところがあるんじゃないかと感じました。ただの邪推ですが。

投稿: dlit | 2008年5月10日 (土) 01:39

深読みすると、伊達選手の、「刺激を与えたい」という発言それ自体が、一つの刺激として機能するのかな、なんて思います。変な話、「刺激? そんなの無いよ」、という反発も、刺激になって、鼓舞されるかも知れませんしね。人間心理というものは、かように複雑なものだろうと思います。
もちろん、そんな戦略的な事では無く、純粋に、善意からの発言なのかも知れませんけれど。どっちにしても、発言は注目されるので、何らかの影響は与えるだろう、といった所でしょうね。

中には、ここに書いたくらいにメタな考え方をする選手がいたりして(笑)

投稿: TAKESAN | 2008年5月10日 (土) 01:57

>発言それ自体が刺激

僕もそういう側面があるのではないかなあ、と感じています。もちろん、両方あるのかもしれませんけどね。
もしそうだとすると、杉山選手が言及してそのことが記事になったのもなんというか思惑通りだろうなあ、と。
後は変にブログ界隈で話が広がったり、変にマスコミが煽ったりしてくれなければ良いんですけど(むしろそれさえ良かったりするのかな)。

投稿: dlit | 2008年5月10日 (土) 09:15

dlitさん、今日は。

マスメディアの報道をそのまま鵜呑みにする人もいますからね。「ほう、杉山が伊達にねえ」、なんて捉え方をしたり。そういう風に注目する人は出てくるかも。尤も、ああいう報道をしたのは、他に無いかも知れませんので、情報はさほど広まらないかもですが。

投稿: TAKESAN | 2008年5月10日 (土) 11:48

こんにちは。

私もそう思います。
ハンドボールとかでもありましたが、注目される事自体が刺激になるでしょうね。その意味では伊達さんの思惑通りかも。

ただ、マスコミはあまり取り上げてくれませんが「若手への刺激」だけが復帰理由の全てではないんですね。当たり前過ぎるかもしれませんが、自分がプレーヤーとしてどこまで出来るか試したい、というのは勿論あって。その意味で「全日本選手権出場」という目標を掲げているわけです。
まあ、初戦の好成績でポイント的には既に出場は確実らしいのですが、そこで満足せずにこれからも活躍して欲しいと願っています。

投稿: PseuDoctor | 2008年5月10日 (土) 12:08

PseuDoctorさん、今日は。

私も、伊達選手のパフォーマンスに注目しています(テニスの競技について具体的な事は知らないので、成績から推し量る訳ですけれど)。
テニスという競技の中では超高齢と言えるくらいの年齢で、しかも10年以上のブランクがあり、それであの成績は、驚異的ですね。
観点としては、「年齢の割りに体力的衰えが少ない」、「年齢相応の体力低下はあるが、それを補う合理的な身体の使い方が出来ている」、かのいずれかの見方が出来るでしょうね。当然、両方が高いレベルであるが故に、優れたパフォーマンスが発揮されている、と考える事もできます。

私がちらっと見た印象としては、身体から力が抜けていて、とても良い使い方なのではないかな、と。

投稿: TAKESAN | 2008年5月10日 (土) 12:20

そうですね。
「体の使い方」とかは私には良く解りませんが「うまい具合に力が抜けて、とてもリラックスしてプレイできている」というのは感じます。
確かに体力は落ちてきているのでしょうが、維持する為に相当の努力をしている、というのと、経験を重ねて試合運びが更に老獪になってきている、という両方の要素があるように思います。
勿論、以前に比べてプレッシャーが遥かに少ない、というのも影響しているのでしょう。

投稿: PseuDoctor | 2008年5月10日 (土) 12:39

使い方、というのは、別な言葉だと、「制御」と考えるのが良いかもです。全身の筋肉を無理無く合理的に使用しているか、という観点ですね。

心理的な変化はあるでしょうね。何と言うのか、表情が晴れやかな印象です。前の現役時代のストイックさ、ある種の怖さとは、対照的な感じですね。

投稿: TAKESAN | 2008年5月10日 (土) 12:52

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