あってもいいじゃない
地球ドラマチック|『本当のティラノサウルスを知っていますか?』
これ観たのですが、超面白かった。
見つかった化石から色々想像し、理論的な考察を重ねて、当時生息した恐竜の生態に迫る。ワクワクしますね。様々な分野の研究者が協力して、謎を解いていく。ミステリーです。エレガントです。個人的に好きなのは、化石の分析や現代の動物の動きの解析等から、バイオメカニクス的に運動を推測していく所。
日本の民放地上波も、こういう番組作ってくれないかな。喜んで観るんだけど。こういうテーマを取り扱ったものは、無いではないけれど、ゲスト呼んでその人達に何か喋らせて、というのだからなあ。時にはいいけど、そういうバラエティ色を省いて、きっちりと作ったものが増えても良いと思う。ちょっと無駄が多過ぎるからね。ナショナルジオグラフィックチャンネルでやってるようなのを作ってもいいじゃない。
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コメント
おはようございます。すっかり見逃してしまったものです。再放送に期待します。
復元画の制作も同じ手法をとっていて、そのプロセスに僕は一番魅力を感じています。コンピューターを使ったバイオメカニクスの解析等は、やはりアメリカのほうが数段進んでいますし、お金の掛けかたが全然違うと感じます。出すべきところに、出すべき金額を投入しているのでしょうね。
日本のテレビ制作会社には、望むべくもないと思います。彼らは「自分たちの望むシナリオ」に沿って番組を作ろうとします。
分からない事、見つからない事の尊さに想いが至らないのでしょう。すぐに「テレビ的には」という枕詞で、大げさに見せようとしてしまいます。
投稿: corvo | 2008年5月15日 (木) 09:57
corvoさん、今日は。
やはり、多くの才能が、多くのお金や時間を掛けて取り組んでいる、という事なのでしょうね。まさに学際的な研究領域で、物凄く興味深いと思いました。川端さんの本を読んだ時にも感じましたね。
日本の番組、余計な修飾が多いですよね。時にはいいけれど、あんまりやられると…。何かを紹介して、それを観てタレントが泣いたり感嘆したり、という。演出も過剰だったりしますしね。本当に優れたテーマなら、そのまま見せれば充分魅力的だと思うんですよね。
投稿: TAKESAN | 2008年5月15日 (木) 12:38