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2008年4月28日 (月)

マンガアンケート

泣けた漫画に見る男女の違い~男性は「スポーツ」、女性は「恋愛」(オリコン) - Yahoo!ニュース

話題がショットガンの弾のように散らばります。

このエントリーは、独断と偏見に基づいた妄言に満ちています。苦情は、公共広告機構へお願いします。ちなみに、いつもの通り、「嫌いなものを挙げる」事はしませんので、よろしく。

このシリーズの結果を見るたびに思うんですけど(オリコンのアンケートはネタみたいなものですんで、それに乗っかります)。

そもそも、このアンケートに答えている人、知っている漫画家と作品が、どれくらいあるんだ?

『ONE PIECE』とか『HUNTER×HUNTER』を読んだ事も無いお前が言うな、って自分を突っ込みますが。

今までで一番感動したマンガねえ…選べないよなあ。どれだけの作品を読んだか解らないし。

て言うかね。

30代までにしか訊かないって、あり得ないでしょ。60代くらいまでアンケート採ろうよ。

「野球マンガで唯一感動した」って、バロン森のあの壮絶なシーン(ネタバレ防止的表現)も相当震えますぜ。え、あれを野球マンガと言っていいのか、って? いやいや。あれは野球マンガの最高峰でしょう。感動のベクトルの向きが超絶に違う気もするけど。…あれ、『タッチ』って、野球マンガなんだっけ?あれはどちらかと言うと、恋愛ものに野球が絡んでくる、的なものだと思ってたけど。

「好きな漫画家」(下の関連リンクからどうぞ)ってのもね。水島新司さんが入って無いとかね。なんで、藤子不二雄Aさんが無いの? 40代~だったら、手塚治虫さんがもっと上だったり、さいとう・たかをさんが入ったりするんじゃない。…あれ、荒木さんは?

「今までで最も笑った漫画」…。奇面組が無いとかあり得ない。こち亀は納得だけど。

「好きなアニメソング」、やはり定番所が並んでますな(いや、当たり前だけど)。自分の好きなのを挙げようと思ったけど、どんどんマニアックな方向にいって、数百曲挙げてしまいかねない。自重自重。

……勢いに任せて書いたら、こんなアホ文章になってしまった。ま、いっか。

真面目な話をすると、多くの作品に触れれば触れるほど、「一番好きな」、なんてのは言えなくなりますね。幅が広すぎるし、触れた時の年齢なんかも関わってきますしね。思い出補正も掛かるし。

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コメント

>>真面目な話をすると、多くの作品に触れれば触れるほど、「一番好きな」、なんてのは言えなくなりますね。

まあ、そういう意味では三〇代くらいまでにしか聞いてないというのは、逆説的に言って正解なのかもしれませんね。少なくとも、オリコン的なマーケティングの観点としては、ということですが。

多分、現行の作品を読む人々の間で最大限共有されている「リアルタイム作品」という括りで「今まで」が規定可能な世代が、三〇代くらいまでということになるのかな、と思います。四〇〜六〇代というところまでを含めると、「今までで」というのがリアルタイムという意味における「今まで」ではなく、歴史的な意味を持ってきますので、「オールタイム・ベスト」みたいな話になってきますよね。

(幼児向けではない)マンガを読み始めるのが大体一〇歳かそこらとすると、「今までで」というのは三〇代後半から四〇代にかけての人にとっては四半世紀、六〇代ということになると実に半世紀を指すわけですから、そのくらいの時間は「歴史」になっちゃうんでしょうね。

一〇代、二〇代ということですと、多分「今まで」という括りが「現在只今」に連続しているリアルタイムのスパンと完全に一致するんでしょう。大体実時間にして一〇年前後、これが彼らにとっての「今まで」ということになるわけで、長期連載作品が多くて十数作というところですから、「今までで一番感動した作品」という括り方がしやすいわけです。一〇年一昔とも言いますから、現在只今まで連続したリアルタイムとして括りやすいわけですね。

最近自分が歳をとってきたので、自分の経験的実感の範囲内という限界はありますが、若者の感じ方と年寄りの感じ方の違いが何処からもたらされるのか、ということをかなり考えます。

その関心の連続上で、たとえば「映画史と全体性」というエントリを書いたこともあるんですが、映画の鑑賞体験が一人の人間の個人史のスパンを超えて歴史に発展した契機があったように、手塚治虫のイノベーションから現在只今までを現代的な意味におけるマンガの歴史的時間と捉えると、多分六〇代くらいの方が二〇代だった頃なら「今までで一番感動したマンガは何ですか」という設問は、個人の現在只今に繋がるリアルタイムがマンガという領域の全体をカバーしていたと思うんですよ。

しかし、今の二〇代にとっての「今まで」というのは、逆算すると精々九〇年代以降の作品ということになりますから、オレやTAKESAN さん以降の世代からすると「えっ?」と驚くくらい短いスパンの話しかしていないわけですね。何せ今時の二〇代の人々はめぞん一刻を識らないわけです。下手をするとうる星やつらすら識らない。

オレやTAKESANさんは、ギリギリ手塚治虫が漫画界の帝王だった現役時代や石ノ森章太郎の最盛期を識っているし、劇画という新しいジャンルが発生する場面を目撃しているので、「これを識らないでマンガを語ってもらっちゃ困る」的な歴史的重要事件の大半をリアルタイムで体験しているという自負がありますよね。

そういう観点で見ると、「九〇年代以降」という時間の区切りは、マンガの全体的な歴史性の観点においては、そこで区切りを入れる意味など殆どなく、歴史上の単なる一経過点にしか過ぎないわけで、単に今の若者がリアルタイムで体験しているのがそれ以降くらいのスパンだという便宜的な意味でしかないわけです。

なので、どうしてもこのアンケートの対象から外れた四〇代以降の世代から視ると、ここでこのような作品群が挙げられることに何らかの歴史的な意味があるのか、というふうな目で視てしまいますし、なんでこれがあってあれがないんだという感じ方になりますよね。

ただまあ、たとえば映画誌やSF誌でオールタイムベストとかを企画すると、それこそガチガチの大古典の傑作群が上位を占めるということになりますし、批評的な意味ならそれでいいのかもしれませんが、マーケティング的な観点で視ると、通時的に不変の部分を織り込むよりも、変動域のみを拡大したほうが短期的スパンのトレンドが見えやすいということなのかもしれません。

まあ、TAKESANさんの仰るように、所詮オリコンはネタですからねぇ。

投稿: 黒猫亭 | 2008年4月29日 (火) 02:13

確かに、10代~30代だと、一番好きな、というのがすんなり出るし、あの手のアンケートとしては、やりやすいかもですね。私自身は、10代くらいの頃から、そんなの決められない、って考えてた方ですけれど。
友人と話していて、この作品は自分の中でTOP3に入る、と私が言ったら、TOP3に入るのが何十もあるよね、と突っ込まれる事も、しばしばです(笑)

マンガの場合、ほんの30年くらい前の作品が、古典のような扱いになるように思います。なかなか面白い分野だなあ、と。古典として認識されるものをリアルタイムで知っている人が現在も沢山存在する、と言うか。ゲームなんかもそうですね。古い作品を知っている人には自負がある、のかも知れません。
そうやって、懐古廚VSゆとり なんてアホみたいな図式が出てきたり(笑) 年代が上の人間だと、仰るように、「これを知らずしてマンガを語るな」、となったり。

私は、3才くらいからマンガを読み始めて、手塚治虫から久保帯人までカバーするような雑食なので、結構特殊な方のかも知れません(笑) 周りにマンガ好きの親戚がいた、というのは、とてもラッキーだったと思います。

投稿: TAKESAN | 2008年4月29日 (火) 12:19

軽く話題がずれます。

たとえば、10歳~25歳くらいまでの人に、「最も泣けた小説は何か」、というアンケートを採ったら、『恋空』とか出てきて、その結果に非難殺到、なんていうのが、想像出来ます。

まあ、「幅広く知っておいた方が良い」、というのは一般的に成り立つと思うのですよね。知らなきゃ位置付けようが無い、というのがありますし。「どこの店のラーメンが一番美味いか」、というのと同じような感じかな。
基本的には、そういうのを教えるための、アドバイス的な側面があるかも知れません。
それを押し付けがましくやると、若い世代の感性そのものを否定したり、「自分の時代よりレベルが下がっている」、なんて思い込んだりする訳ですね。ケータイ小説非難とか、最近のゲームに関する非難なんかを見ていると、そういうのを感じます。言われた方は、鬱陶しく思うんですよね。
言う側は、「自分は相手が知らないものを知っている」、という優越感を、つい持ちがちなんですよね。

投稿: TAKESAN | 2008年4月29日 (火) 12:29

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