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2008年3月26日 (水)

勇者希望

誰か、岡田尊司氏の本を詳細に読み解くシリーズとか、やってくれないかなあ。

え、私?

うーん、引用して検討するくらいなら出来ますが…。詳細に考察するとなると、ゲーム脳本より何十倍も難しいですからねえ。

何故こんな事を書いたかと言うと、apjさんの所のコメント欄で、岡田氏の名前と本が出てきたので。少なからぬ影響は与えているだろうな、と思います。

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コメント

岡田氏の著書の場合、様々な論文、文献の貼り付けが多いので、それぞれに専門的な知識が要求されるんですよね。ただ、その中で、自説に都合の良いものを集め、それ以外を黙殺。場合によっては、都合の良い論文の、その中でも都合の良い部分だけをクローズアップする、と言う形なだけに…。
私の場合、『脳内汚染』の基礎となっている「寝屋川調査」のデタラメさであるとか、ひたすらに恐怖を煽るための小説風の文章とかについては、何とかなりますが…。それ以外はちょっと自信が無いですね。
この書に関しては、1人で、というよりも、分野ごとの専門家の分業作業とかの方が、批判はしやすいのかな? なんていうことを感じます。

投稿: たこやき | 2008年3月26日 (水) 16:35

たこやきさん、今日は。

そうなんですよね。
寝屋川調査は、比較的解りやすい(魚住氏の著作も参照出来るし)ですが、他の部分については、非常に難しい。
なので、私は、書評のリンク集を作る、という事をした訳ですが、それではいかにも弱いですね。書かれてある事の中でも妥当な部分はあるはずだから(色々な論文を参考文献で挙げているから)、そこもきちんと評価しないといけないですからね。

統計に関する理解の部分を指摘する、というのもありますね。

投稿: TAKESAN | 2008年3月26日 (水) 16:50

岡田氏って知らなかったので、ちょっと検索してみたんですが、
http://childdoc.exblog.jp/3146908/
これを見てああなるほどなあ、と思ってしまいました。リンク集で充分なんじゃないですか。個別の問題について検討会があれば刺さりにお邪魔するかもしれませんが。

あと、よそのお宅へお邪魔しての「罵詈雑言」はよほど迷惑をかけないように気をつけなければならないのですね(十年後まではとても責任もてませんものね)。

投稿: ちがやまる | 2008年3月26日 (水) 17:55

ちがやまるさん、今晩は。

今の所は、詳細に論じられているものは、見かけないんですよね。学術的な批判としては、まだ不充分かな、と。ある程度纏まったものがあれば、何かと便利なので、良いのですけれど。

他所様でのコメントは、ずうっと残るので、私も気を付けたい所です。

投稿: TAKESAN | 2008年3月26日 (水) 20:17

こんにちは、皆さん。

なんていうかな、実のところ私自身が岡田氏が言っているような、「脳内汚染」的な事を書いた事もあるんですね。事象の地平線では岡田氏が「脳内汚染」を思いついたときに岡田氏の脳内でドーパミンがドドッっと出たのだろうなんて書いていますが、そういった事をネットの掲示板で書いていた事があるわけです、悪徳商法批判者の時代にですけどね。

悪徳商法批判をしていると、催眠商法で高額な健康食品を喜んで買うようになるお年寄りの話とか、マルチ商法にハマりこんで「目が据わった」ようになる若者とかの心理状態を家族の人とかに説明しなくてはならない事もでてくる訳です。そういう時に「ストレス性うつ」と脳内物質の話とかもしましてね、「人は環境により脳内物質の分泌・代謝異常を引き起こすことがあるんですよ」なんて説明したあと、「うつの人は本人が苦しいから医者のところに行くので脳内物質の異常まで進行しているかどうかも研究出来るけど、何かにハマりこんで高揚して居る人は医者の所には行かないから証拠はないんだけと、マインドコントロールのハネムーン期の高揚状態なんて躁病の症状によく似ているのね。ストレス性うつの反対みたいに心理操作環境で脳内物質の分泌・代謝異常が起こっているのかもしれませんね」なんて説明したりしていた訳ね。

そういう意味で岡田氏がああいう著書を著される時に、自分の思いつきの素晴らしさから生ずる脳内物質の過剰で書かれた可能性はあると思っているし、そういう著書を勢いよく読み進むと読んだ人にも脳内物質の分泌で「おおぉ~素晴らしい、これで全てが説明出来るじゃないか」が起こることもあると思っていたりはするんですね。

投稿: 技術開発者 | 2008年3月28日 (金) 08:20

技術開発者さん、今日は。

『脳内汚染』(と続編)は、実に「巧い」書き方です。特に、小説仕立ての部分は、恐怖を煽り、読者に危機感を懐かせる書き方で、あまり詳しく無い人に鵜呑みさせてしまう可能性がありますね。自身で、(小説という)メディアの威力を使っている、と言うか。
それを読んでいる時も書いている時も、当然、ある種の高揚感があるのでしょうね。苛も学問の世界に身を置く者が ああいう書き方をしてしまっては、いけないと思うんですけどね…。

投稿: TAKESAN | 2008年3月28日 (金) 12:10

こんにちは、TAKESANさん。

>『脳内汚染』(と続編)は、実に「巧い」書き方です。

 私がそんなに沢山の精神科医を知っている訳ではないんですが、知っている限りにおいて「話の下手な人はいない」です。まあ、話すのも上手いし、聞くのもうまいですね。まあ、たぶん、下手だとつとまらない仕事の様な気がします。

 実はカウンセリングと言うことで気を付けるべき事に「信頼関係は築いても、依存関係は築かないようにする」というのがあって、これがなかなか難しいんですね。信頼関係というのは「あぁ、この人なら何でも話せる。理解してくれる」という部分なんですが、依存関係になってしまうと、「この人の言うとおりにすれば良いんだ、自分は考えなくても良いんだ」に成ってしまって、カウンセリングによる「社会的立ち直り」を妨げてしまうわけです。このあたりは精神科医なら一応は理解しているのだろうとは思うんですけどね。

たぶん、患者さんと対面して治療に当たっている時には気を付けていても、本を書くとかの「顔の見えない読者」を相手に一方的に情報発信する時には、「自分を信頼して、自分の思うところを理解してくれ」の意識が全開になってしまうのかも知れませんね。その結果として書かれた物が「依存関係」に近い影響を読者の一部には与えてしまうという事ではないかと思います。

投稿: 技術開発者 | 2008年3月28日 (金) 17:32

治療やカウンセリングの場でラポールを形成するのは重要だけれど、書籍にああいった書き方をするのは、煽りであり、不安のある人には鵜呑みさせる効果も考えられるから、危ないんですよね。この手の本にはよくある書き方ですね。エピソードの臨場感を演出するためか、小説仕立てだったりします。魚住絹代氏の本(寝屋川調査の本)もそうでした(『脳内汚染』を踏襲しているんじゃないか、とすら思える書き方)。

ゲーム脳なんかは、「データ」を示して説得する、とういスタイルでしたが、岡田氏の本は、それにプラスαがされている、という印象です。ゲーム脳本でもエピソードの紹介がありましたけれど、岡田氏のは、もっと「生々しい」んですよね。それが、学術的な本としての中立さを損なっている、と私は思っている訳ですけれども。

投稿: TAKESAN | 2008年3月28日 (金) 18:06

あ…。

今、amazonの、『脳内汚染』の書評を読んでるのですが。

http://www.amazon.co.jp/dp/4163678409

「ぽんた」さんのレビュー(評価の低い順に並べ替えて、上から9番目辺り)に、こんな文章があります。
▼▼▼引用▼▼▼
”ゲームに熱中するとアドレナリンやドーパミンが放出されて覚せい剤中毒やギャンブル中毒と同じ状態になる””ゲーム中毒・ギャンブル中毒・アルコール中毒が男子に多いのはテストステロンが多いから”などに加え、水俣病の有毒物質汚染からメディアによる脳内汚染の話へと飛躍するあたりなどは開いた口が塞がりません。
▲▲引用終了▲▲
なるほど、水俣病とのアナロジーは、既に出されていた訳か。
つまりKeiさんは、事の始めから、岡田氏の主張をそのまま書いていた、のかも知れない。

※岡田氏の本についてのコメントは、出来ればこちらに書いて頂けるとありがたいです。

投稿: TAKESAN | 2008年3月28日 (金) 18:28

そっか、「脳内汚染 水俣病」でググると結構ヒットするし、岡田氏の本の主張の核でもある訳か。読んだのに、詳しい内容を失念している。いかんな…。やはり再読して検討するかなあ。

投稿: TAKESAN | 2008年3月28日 (金) 18:32

ただいま、岡田氏の著作を再読中。

…手ごわい。

1ページに数箇所おかしな記述があったり、きちんとした学術概念を変に援用してたり。

これを詳細に検討するのは、骨が折れますね。

投稿: TAKESAN | 2008年4月 3日 (木) 19:47

http://seisin-isiki-karada.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_7c16.html

コメント欄で、ゲームをするとドーパミンが、という話題が出ましたが、それに関連して。

以前、『インフォ・ドラッグ』について調べていて見つけたページを貼ります。その本でも同じ論文が採り上げられているので、参考になるかと。

http://phi.med.gunma-u.ac.jp/memo/20070523.html

http://www.tmig.or.jp/J_TMIG/kouenkai/koza/67koza_2.html

投稿: TAKESAN | 2008年4月 5日 (土) 01:38

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