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2007年12月13日 (木)

ごくん

とあるネットラジオを聞いていたら、学力低下とかの話が出ていました。

どうやら、パーソナリティの方は、(テレビか新聞かは判りませんが)メディアの報道をそのまま受けて、学力は低下している、そして、それはゆとり教育が原因、というのを信じていたみたいですね。後、モンスターペアレントの話もしていました。で、だから日本はダメになってしまう、という意味合いの感想で結んでいましたね。

それを聞いていて、ああ、メディアの情報を鵜呑みにしてしまうのは、やはりあるのだな、と、改めて、思った次第。そこからは、なかなか、ホントに学力って下がってるの? とは、考えないものなのでしょうね。結構それは、一般的な認識なのかも知れません。

たとえば、マスメディアの報道なりを見て、それに関する情報をネットで確認する、という癖があれば、色々な角度から考える事が出来るのですよね。メディアによって、ちょっとずつ内容は違うから、それらを総合して考えられる。場合によっては矛盾が見られたりして、ではどれが妥当なのか、という所に、認識が至る。

そういう意味では、まず鵜呑みにしない、というのが、メディアリテラシーの重要な因子なのかな、なんて思います。

よく噛んで食べないとね。

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コメント

> よく噛んで食べないとね。
うまい喩えですね。

エライひとの話を鵜呑みにする人も多くの方は、「よく噛んで食べる」ことには同意されているでしょうから、「おんなじことでしょ」とか言うと少し興味を向けてくれそうな気がします。
もちろん、興味をひきつけた後で、「何を喩えているのか」話して、「聞いた話について自分の頭で考えることが大事」って話につなげなきゃいけないんですが、その話を聴いてもらうきっかけとしてはいけそうな気がします。

機会があれば、この喩えを使わせていただきます。

投稿: 石田剛 | 2007年12月15日 (土) 06:06

石田剛さん、今日は。

メディアの情報を鵜呑みにする、という事は、それなりに、マスメディアに信頼を置いているのですよね。私は、これには、ある種の合理的な判断が働いていると思っています。つまり、マスメディアが発する情報だから、それには色々な人が関わっていて、ダメな情報は篩われた結果、それほどはずれた事は言わないだろう、という感じのバイアスを掛けている、と言うか。マスメディアの情報を拠り所にしている人は、その情報自体を吟味する発想が無いのでしょうね。マスメディアは、自己批判は滅多にしませんから…。

そういう所を相対化して、何らかの情報が与えられたら、よく咀嚼して、他のものと比較すべきですね。噛まずに飲み込んだら、味が良く解りませんからね。

投稿: TAKESAN | 2007年12月15日 (土) 13:42

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