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2007年12月14日 (金)

弁別

産経妙に、ニセ科学関連記事⇒【産経抄】12月14日 - MSN産経ニュース

きくちさんのお名前も出ています。

で、記事に、ちょっと反論。

 ▼一方で、製造年月日の表示が消費期限や賞味期限に変わったことの弊害を指摘する専門家もいる。かつては、日にちがたった食品のにおいをかいだり、味見をする光景はどこの家でも見られたものだ。今や食べられるかどうかの判断を、すべて作り手にゆだねてしまった。五感の衰えは、本物とニセモノを見分ける力の低下につながっている。

特に後半。ちょっと違うと思う。
五感の衰えとかでは無くて。

期限を超過しても品質にさほど違いは無いだろう、という信念が、自分達の行為を正当化した、と考えるのが、妥当かと思います。結局、どうせ気付かれないだろう、という微妙なラインを狙って、やっている訳ですから。そういう意味で、物凄く悪質なのですね。

消費者にそういう能力を求めるというのは違うと、私は思っています。前に、人造ダイヤ云々の話を書きましたが、食品の味を、しかも消費期限とかを数日ずらした、という所を区別出来るように見分けられるか、というと、そんな事は無理でしょう。と言うか、一般的に、味やにおいに顕著に違いがあるものなど、売る訳が無い。

消費期限が過ぎたお菓子とかを、においを嗅いでみたり、ちょっと食べてみたりして、「うん、大丈夫だ。」と言って食べる人って、いますよね。基本的に、そういう感覚で、やっているんだと思います。売る側がそういう事をやるから、極めてあくどいやり口と言えるのです。

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「科学論」カテゴリの記事

コメント

TAKESANさん

私は、何度も消費期限等の偽装が報道されるたびに、「伸ばしても問題ないと思ってるんなら伸ばせばいいじゃん」と思っていました。安全性を担保できるんなら堂々としたらいい。
実際健康被害が起きた場合、消費期限内に起こった方が責任が重くなると思うんですが、わざわざ偽装して消費期限をごまかすということは、絶対に健康被害は起きないという自信があったんでしょうか。

なお、私の中で消費期限は「ノーリスクで食べられる期限」です。期限を過ぎたら自分の責任において食します。カビが生えたり腐敗臭がしてこない限りはたいてい食べちゃいますね。

投稿: Noe | 2007年12月14日 (金) 15:21

自信、というのは、あったのかも知れませんね。
どこかのブログだかに書いてあったのですが、偽装を長年繰り返しているにも拘わらず、健康被害が出なかったのは、ある意味臨床実験みたいなものだ、という感想がありました。

もちろん、(健康被害という意味での)実害が無かったから、というのを正当化の材料に使うのは、全く論外な訳ですが、そう主張していなくとも、信念としては、どうせ害は出ないだろう、と思っていた、というのは、考えられるかも知れないです。

で、期限については、他の類似商品との整合性、あるいは消費期限・賞味期限の定義を考えると、生産者が任意に決定は出来ないのでしょうね。色々なガイドラインがあって、それに従っているのだと思います。
参照:http://ja.wikipedia.org/wiki/消費期限
※特に外部リンク

投稿: TAKESAN | 2007年12月14日 (金) 17:37

全くどうでもいいんですが、一つ豆知識を。

「あくどい」って、「悪どい」は間違いで、「あ・くどい」、もしくは、「灰汁どい」、のどちらか、だそうです。

この記事を書く時に調べて、知ったのでした。

え、もしかして、常識?

投稿: TAKESAN | 2007年12月15日 (土) 02:05

http://blog.goo.ne.jp/koshidasui/e/60a75a351fe6834c783e9b16e2faea8e

「追記13」について。

「某氏」のコメントの(「こちらの記事」へのリンクがミスってますね)、「論調や風潮」って、私のエントリーにも掛かってるのかな。産経の記事と私の意見は対立しているので、ちょっと違う気もする。よく解りませんけど。

投稿: TAKESAN | 2007年12月21日 (金) 02:39

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