メモ:ニセ科学リスト
はてなブックマーク - 覚えておきたい、ニセ科学リスト - 妄想科學日報
かなりの反響の様ですね。
批判的なブクマコメントも、散見されます。それについても含めて、ちょっと、感想の様なものを。
リスト化して並べる事に対する懸念は、解ります。それを鵜呑みにする危険も。いわゆるニセ科学批判批判者が言う所のレッテル貼りとして、機能する可能性があるから。
ですが、どの様なものが、ニセ科学と目されているか、というのをリストアップするのは、決して、意味の無い事では無い、と考えます。
批判は恐らく、芹沢さんも、想定なさっていた事でしょう。私見ですが、芹沢さんは、それを見越した上で、敢えてあのようなエントリーを上げたのだと思われます。
間違いがあれば指摘して欲しいという意味の文章がある事、コメント欄を開いて、直接やり取りをしている、という所から、そもそもああいったリストを鵜呑みにする事自体が、健全な懐疑の精神を持っていないという事を、エントリーを柔軟に変化させるという「姿勢」をもって、メッセージとして発信しているように、私には読み取れるのです。
網羅的にリストを挙げるという事は、項目が増えるに従って、当然、情報量も増える訳ですね。ですから、(関連情報が不足している項目については特に)批判される可能性も大きくなる。かなり、リスクも大きいのですよね。それでも敢えてエントリーを書き、コメントでのやり取りを続けている、という事実そのものに目を向け、著者の意図を読み取ろうとするのが、肝要だと感じました。
あのエントリーを見て鵜呑みにするのは、もうこれは、仕方の無い話だと思います(いくつか発見しました)。そもそも、そういう思考の傾向なのでしょうから。
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