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2007年11月16日 (金)

嫌わせない

Interdisciplinary: キゴウが嫌い、の内海さんのコメントへのレス。

私も、内海さんと同じ様な考えだと思います。

で、学校教育においては、生徒・児童――教員関係という構造があって、それは、心理社会的な事でもあるのですよね。
教師が頑張ろうとしても、子どもがほんのちょっとでも関心を持てなければ、努力が徒労に終わるかも知れないし、個人的な、キャラクターに対する「好き嫌い」も関係するのでしょう。好きな先生であれば、保護者から(記号や数学に)ネガティブなイメージを植え付けられていたとしても、積極的に興味を持つかも知れない。

※私自身は、学校の教員には同情的です。様々な拘束を受けながら、カリキュラムを進めていくのは、至難の業でしょうし。だからこそ、科学を一般に普及させる事にも努力すべきかな、と。
なんか小難しいですが、要するに、「嫌わせないようにする」って事ですね。

やはり、学校教育の次元や家庭教育の次元、また、影響力のあるメディアや人間の情報発信など、様々な要因が絡み合っているのでしょうね。

数学の知識も身近に役立っているのだ、というのを知る事が、一番重要なのだと思います。算術平均だって、立派な数学的な概念ですが、私達は普段、あまり意識する事無く使っていますものね。コメント欄にも書きましたが、「どう(何に)役立つか」、では無く、「どう役立っているか」、というのを教える方が、面白さが解るでしょうし。「何に役立つか」という観点だと、「受験に役立つ」とか、そういう、「何かの手段」という面にクローズアップし過ぎる事になって、その「何か」に関心を持っていない人にとっては、全く動機付けにならないですよね。

私も、集合とかを、早い内に、しっかりやるのがいいと思います。結構解りやすいし、面白さを理解させる工夫も出来る気もします。
私は、大村平氏の、『論理と集合のはなし』をはじめとした名著を読んで、数学の面白さに触れました。
いつも思うのは、もっとやっときゃ良かったなあ、と。プログラミングは、やっといて良かったです。論理の基本を小学生で憶えるのは、かなり役に立つと思いますね。前に話が出ましたが、昔は、小学校で、集合論やってたんですよねえ。

私が、絶対に子ども(若い人)に言わないように心がけたいと思っているのは、「数学なんか出来なくても良い」、なんて「教える」事です。

数学なんかに対するネガティブなステレオタイプを解体すべきでしょうね。たとえば、

「何の本読んでるの?」

「論理学の本。面白いよ。」

「…。」

なんてやり取りにならないようにしたいものですね。私自身、好きで色々勉強してる、と人に言った場合、大抵、物好きな人間だな、という感じの目で見られます。こちらの思いとしては、いや、面白いからやってるんだけどね、と。つまらん事を積極的にはやらないよ、って。

追記:一番上の本、看過出来ない量の誤りがあるとの指摘あり。自分でそれがきちんと検討出来るようになるまでお勧めは保留します。2011年1月10日

Book 論理と集合のはなし―正しい思考の法則

著者:大村 平
販売元:日科技連出版社
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Book 微積分のはなし 上巻―変化と結果を知るテクニック (1) (大村平の本当にわかる数学の本)

著者:大村 平
販売元:日科技連出版社
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Book 微積分のはなし 下巻―変化と結果を知るテクニック (3) (大村平の本当に数学のわかる本)

著者:大村 平
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