ベル
よく、正規分布の説明で、「釣鐘状の」、という表現が出てきますよね。
私は、それを見る度に、うーん、となっていたのです。
釣鐘というと、寺にあるあれを思い浮かべますよね。108回打ち鳴らす、あれ。
あれはどう見たって、Uを引っくり返した形じゃないですか。つまりこんな→∩
でも、正規分布って、左右に裾を引いていて、どうしても、「釣鐘」には見えなかったのです。
ところが、最近、ある統計の本を読んでいた所、正規分布の説明で、「呼び鈴」と書いてあるのを見かけたのですよ。
それを見た瞬間、はたと膝を打ったのであります。なるほど、呼び鈴ならば、得心がゆく。そういえば、正規分布は、ベル・カーブと言うではないか。何故今まで、考え付かなかったのだ。
いや、裾を引いた形をした釣鐘もあるでしょうし、∩みたいな形の呼び鈴もありますが。前もって形成されたイメージというのは強いなあ、と、言いたかった訳です。授業で先生が使うアレも、呼び鈴ですしね。
どうでもいい話でした。
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コメント
鐘は鐘でも教会の鐘の方じゃないかと。お寺の鐘と違って裾も拡がり気味ですから、ガウス分布に見えなくもない。
釣り鐘状云々の比喩は、もしかしたら、英語のテキストからの直訳じゃないですか?
投稿: apj | 2007年11月 1日 (木) 02:36
内側からたたくのがベルで、外側からたたくのがゴングだと聞いたことがあります。この定義にあわない場合がずいぶんありそうですが。
投稿: ちがやまる | 2007年11月 1日 (木) 07:30
apjさん、今日は。
>教会の鐘の方じゃないかと。
そうなんですよねえ。で、私の中で「釣鐘」というと、寺のアレしかイメージ出来なかったのでした。教会の、って言われれば、ああ、あれか、ってなったんでしょうね。と言うか、教会のアレも釣鐘って言うのか、となったかも。
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ちがやまるさん、今日は。
ゴングと聞いて思い出すのは、もう、アレしかないですね。格闘技の試合の…。
銅鑼とかもそうなんですねー。
投稿: TAKESAN | 2007年11月 1日 (木) 13:03