大学の講義
質疑応答公開 :: 事象の地平線::---Event Horizon---
とっても興味深いです。勉強になりますね。
こういう講義(質疑応答の内容から推測)を受講出来た学生さんは、かなり得したんじゃないですかね。身近の事と結び付けて説明されて、解りやすかったでしょうし。物事を懐疑的に見る事の大切さを思い知ったのではないかと、感じました(混乱したり、不安がったりしている学生さんも、おられたみたいですが)。本当は、高校までにもそういう授業があれば良いのだと思いますが、高校までの授業のカリキュラムで学ぶのは、なかなか難しいのでしょうね。出来たとしても、優秀な先生が、「余談」として話す事、に含まれるのかな。「面白い先生」というのは、生活に即した話を、授業の内容と絡めつつ話す先生、ですよね。
高校までの授業って(少なくとも、私がいた所は)、洗練された知識を憶え込まされる、という所があるので、面白く無いんですよね。無駄が無さ過ぎる。それをどう工夫するかが、教師の腕、なのかも知れませんが、受験に必要な知識を詰め込む、という事もしないといけないので、大変でしょうね。私の場合、進学校ではありませんでしたが、資格試験を受けさせられる学校でしたので、やっぱり、知識の暗記、でしたね。今や、ほとんど記憶にありません(やり直せば、全く勉強した事無い人よりは、理解までの時間は、短くてすむでしょうけれど)。
前、テレビで、どっかの高校が、良い授業しているのを見かけたなあ。どこだったかな。まずテーマを決めて、それについて、生徒が自主的に研究していく、という進め方をする授業だったのですが。
どうでもいいけど、ビリーズ・ブートキャンプが絶賛されていたのが、なんか可笑しかった(笑)
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コメント
高校までの理科は、指導要領のしばりがキツイので、心ある先生が多少横道にそれた有用な話をしようにもなかなか踏み出せないようです。親から「指導要領にないことをやった」と追求されたら言い訳できないからです。
ですから、高校教科書の囲み記事でも付録でも良いから、そういう話がちょっとでも出ていれば、学校で説明することの裏付けになるのでやりやすくなるそうです。
教授の自由は大学の教員にはあっても、指導要領が存在する小中高ではほとんど認められていないんですよね。まあ、多少進んだことまでやることが双方納得済みの私立進学校などでは事情が違うでしょうけども。
投稿: apj | 2007年9月 2日 (日) 19:15
apjさん、今晩は。
現場の先生方は、大変なのだろうな、と思います。学生の時分は、気楽で、適当にやっていたし、先生の事なんて、気にもかけていませんでしたが、振り返って考えてみると、色々と、やらなければいけない事があったり、「はずれる」事をしてはならないというのがあったりで、苦労があるのだろうな、と感じます。
>親から「指導要領にないことをやった」と追求されたら言
>い訳できないからです。
なるほど、そういう事もあるんですね。それをこなしつつ、生徒に興味を持って貰える「面白い」授業を行うのは、至難ですね。
高校の頃、凄い教科がありました。
テスト範囲どころか、どんな問題が出るかを、ほぼ教える。で、そんな出題の仕方だから、平均点が90点近いとか、あり得ない数値になったり。そういう微妙な教科(と言うか、教員ですけど)も、あったなあ。そんなテスト出しといて、自分が受け持ったクラスでは、平均が異常に高い、というのを自慢したり。なんじゃそりゃ(笑) で、授業中、全然関係の無い話をして、しかも、同じ話を繰り返すので、生徒に呆れられてたり。
今となっては、微笑ましい思い出、ですが。
投稿: TAKESAN | 2007年9月 2日 (日) 19:58