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2007年8月24日 (金)

ホリスティック

文系白書ブログ: ホリスティックを標榜しているのに。。。

確かに、ホリスティックな医療などを謳っておいて、めちゃくちゃアトミスティックな事(←システマティックに考えない、という意味)を言っていたりするのを、見る事があります(色々調べた訳では無いのですが)。波動とかの原理を用いて、それによって何でも説明する、というのも見かけますが、これは結局、ホリスティックという事を、誤解しているんじゃないかなあ、と。

私は、「ホーリスム」というのを、高岡英夫氏の著作で知ったので、その影響が大きいのですが(哲学的には、クワインなのかな)、高岡氏は、ホーリスムに当たる日本語の概念として、一般的に用いられる「全体論」では無く、「関係主義」という言葉を用いています。これは、要素間の連関、システムとしての全体性、というものを意識させる、という意図があると思うのですが(他にもあります)、それを踏まえると、全体を見渡しつつ、細かい要素もきちんと見ていかなければならない、というのが、認識出来ると思います。ソシュール言語学も眺めたので、より、そう思うのかも知れませんね(高岡氏も、ソシュールの影響を受けている)。

ですが、ホリスティックなものを勘違いしている人の中には、総てに通底する原理とか、そういうのを求め過ぎて(高岡氏にも、そういう所があるんじゃないかと思います)、基礎的な科学の論理を蔑ろにしてしまう人も、いるのではないかと。

床に網を広げているとします。

で、網の結び目を一つ摘んで、ちょっと動かします。

そうすると、全体の網の目の形が、変わりますよね。

ホリスティックに考えるというのは、こういう所に目を向ける事、なんだと思います(哲学的には、色々難しい議論があるのかも知れませんが…)。そんなに大袈裟な事じゃ無いんですよね。

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