« ゲーム脳の恐怖(5)´ | トップページ | 何故売れない? 何故売れる? »

2007年7月13日 (金)

フィットネス

ITmedia +D Games:宮本茂氏が「Wii Fit」を高らかに掲げる――「任天堂メディアブリーフィング」 (2/2)

今なら、ビリー隊長監修のフィットネスゲームを出せば…。

或いは、「Wiiで始めるゆる体操」とか…(←こっちは無理。身体を細かくゆする情報を入力するのが、出来ないから。カメラで捉えた画像の変化と重心位置の変化程度では、細かい情報がフィードバック出来ないので、上達の判定(筋肉が弛緩したりする)も不可能)。

こういうのって、早く出したもん勝ち、そして、タイミングがポイント、ですからね。やっぱり任天堂は、上手い。最近流行のフィットネスを結びつけるなんて、なかなかじゃないですか。で、フィットネス系のゲームというのは、前からあった訳です。でも、ある程度本体が普及して、「簡単そう」、「とっつき易そう」なイメージを世間に定着させた上で、こういうのを出すのが上手いのですね。たとえば、今PS3で出したって、ダメダメでしょう。要するに、「印象」の力です。また、より性能の高いデバイスが安価で開発出来たり、それをワイヤレスで作れたりする時期である事も、良いタイミングなんでしょうね。

イメージを見ると、材質がよく判りませんが、耐久性はどうなんでしょうね。なんか、興奮した人が暴れて、ぶっ壊しそうな予感も(笑)

前、こんな事を書きました⇒Interdisciplinary: 展望

現在バイオメカニクス研究や3DCG制作で用いられているレベルのモーションキャプチャが安価になり、ゲーム用のデバイスとして採用されるかも知れません(場所の問題あり)。フォースプレート(圧力板)を用いて、荷重を入力信号とするものが、現れるかも知れません(より精緻なものが、という意味です)。その様な入力機器と、それらからの信号を充分に処理出来るハードウェアが安価で供給されれば、極めて多様な情報を入力出来るゲームが、誕生する事になります。

この流れだと、次は、身体にマーカーを付けて、その位置情報をカメラで取り込むデバイスが出てくるんでしょうね。たとえば、ここを参照⇒ジースポート

ゲームって、面白いですね。

追記:こんなブログ見つけました⇒任天堂がWii FitとWiiバランスボードというすごいものを発表:[mi]みたいもん!

このインターフェイスでどういうゲームが出てくるか今から楽しみです。つーか、ビリーは今すぐビリー in Wii Fitっていうのを開発すべきですね。

あっはっは。やっぱりこれ、思いつきますよねー。

動画もありますね。重心位置が可視化出来るのは、便利だなあ(ゲーセンにありましたね、こんなの)。武術家はこれを買って、自分の正中線の未熟さ、重心制御の下手さを、客観的に知りましょう。

|

« ゲーム脳の恐怖(5)´ | トップページ | 何故売れない? 何故売れる? »

ゲーム」カテゴリの記事

武術・身体運動」カテゴリの記事

コメント

Wiiの中の人達はまるで大学の研究室のノリで非常に明るく、DSの中の人達は暗いとまでは言わないけど、妙に真面目だったという印象を某家電屋の中の人に聞きました(^^;

投稿: JosephYoiko | 2007年7月13日 (金) 17:21

JosephYoikoさん、今晩は。

ほー、そうなんですか。それは面白いですね。Wiiは動き回って遊ぶから、それが関係してたりして。…しないか。

任天堂、とても良い意味で、調子に乗っている、という感じです。まあ、ソフトは、粗製濫造と言われたりもしてますが、色々出るのは良い事かな、とも思います。

投稿: TAKESAN | 2007年7月13日 (金) 17:49

ゲームでフィットネスと言えば、数年前にプレステで、ステッパーコントローラってのがありましたよね。
あれがドラクエみたいなRPGに対応してれば、運動になっていいのに、と当時思ったものです。

投稿: A-WING | 2007年7月13日 (金) 19:05

A-WINGさん、今晩は。

ありましたねえ、ステッパーコントローラ。
やっぱり、「時期」なんでしょうね。ゲームの敷居を下げ、ライトユーザーの目を向けさせた今のタイミングが、絶妙なのだと思います。って、ヒットするのが判ってるかの様な書き方ですが(笑) 売れなきゃ話にならないのに。

そういえば、介護の現場なんかでも、ゲームが取り入れられたりしていますね。あまりスポットが当てられませんが。ゲーム誌で、ゲームの学術的研究等を紹介するページを、作ればいいと思うんですけどね。娯楽以外の用い方も出来る可能性を、秘めている(し、成果も上がってきている)のですから。

投稿: TAKESAN | 2007年7月13日 (金) 19:28

また、まこなこが、毒舌評を書いていますが、私としては、短期的には売れるだろう、という所には、賛同します。新奇であるという事と、フィットネスがゲームとして出来る、という事で、話題性は高い、と。
問題は、それがどこまで続くか。まあ、予測としては、ヌンチャクなんかと併せて動く、本格的アクションとかが出るでしょうね。そうすると、益々ぶっ壊れ易そうな気もしますけれど。

やっぱりソフトですね、結局。

投稿: TAKESAN | 2007年7月14日 (土) 00:57

四年近く経過してから実現するとは<ビリー隊長のWiiソフト

投稿: TAKESAN | 2011年4月25日 (月) 17:47

▼ 引  用 ▼
この流れだと、次は、身体にマーカーを付けて、その位置情報をカメラで取り込むデバイスが出てくるんでしょうね。
▲ 引用終了 ▲
なんて書いてるけど、kinectは全然違いましたね。まさかあんなすごいのが出て来るとは思わなんだ。

投稿: TAKESAN | 2011年4月25日 (月) 18:03

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: フィットネス:

» ゲームへ学術的にアプローチすることについて [Frog is not Blog]
Interdisciplinary:フィットネスでのTAKESANさんのコメントを読んでいて、思ったこと。書いてるうちに長くなったので、記事に昇格(?)。 そういえば、介護の現場なんかでも、ゲームが取り入れられたりしていますね。... [続きを読む]

受信: 2007年7月13日 (金) 21:18

« ゲーム脳の恐怖(5)´ | トップページ | 何故売れない? 何故売れる? »