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2007年7月24日 (火)

方向性

痛いニュース(ノ∀`):たった1年で一変したゲーム産業…重厚ゲームから、手軽な実用ゲームやパーティーゲームばかりに

たった1年で一変したゲーム産業、E3は規模縮小 (nikkeiBP on Yahoo!ニュース)

「グラフィックが綺麗」云々という極り文句について、もっと深く考えた方がいいんじゃないですかね。

個人的に、グラフィックを「グラ」と略すのだけは、何か嫌だ…。

しかし、元ネタの記者さん、ゲームを普段、よくやる人なのかな。よく判りません。プロフィールを見ると、やってそうですが。「重厚」の使われ方が多義的過ぎて、はっきりしない。ストーリーなのか、グラフィカルなものなのか。大体、グラフィックが精緻であるだけでは、普通「重厚」とは言わないので、フォトリアルな方向性のものを、言っているのでしょうね。後、ストーリー的な事で言うと、登場人物がどんどん死んだり、裏切りがあったり。悲劇的な内容は、「重厚」と評価され易いのかな。まあ、凄く解り易いイメージを使うと、『タクティクス・オウガ』は重厚だが、『ぷよぷよ』は重厚では無い、という感じなんでしょうね(←解り易いのか?)。

ところで、痛いニュースの方、引用が、

例えるのは難しいが、重厚なCG映像にどっぷりとひたるゲームが食通向けの豪華ディナーだとしたら、「Wii Fit」や「Scene It?」「ROCK BAND」のような大勢でワイワイと楽しむソフトはラーメンのようなものだ。
これまで豪華なディナーを並べていたレストラン街が、突然ラーメンを売る屋台ばかりになった…と言っていいかもしれない。

で終わってますが、元記事を見ると、

(略)これまで豪華なディナーを並べていたレストラン街が、突然ラーメンを売る屋台ばかりになった…と言っていいかもしれない。もちろん、ラーメンでも、豪華なディナーを凌駕する味の逸品は存在しうる。どっちがいいという味覚の満足度の話ではない。スタイルが変化したのである。

って書いてあるんですよね。細かい事ですが。

売れるゲームを作る、というのは、健全な事だと思います。求める人が多くて、作り手がそれに答える。売れなきゃ作られなくなって、衰退する。そういう話だと。

超ゲーム好きの金持ちがいて、私費を何億も投じ、有能なクリエイターを使ってゲームを作らせる、なんて事があっても全然構わないのですが、起こりそうも無いですね。

色んなゲームがあれば、それでいいと思うんですけどね。やる側からすると、つまらんものはやらないし、面白いものは遊ぶ。それだけです。何が「ゲームらしい」とか、そんな事は、どうでも良いのですね。やる前からあまりそういう事を考えると、視野を狭めてしまうので。もちろん、やった後の評価として、「ゲームらしい/らしくない」と言う事は、ありますが。いわゆる「ゲーム性」ってやつですか。でも、それはあくまで、作品を評価する一要素でしかありません。歌の下手な歌手が売れる様に、画の稚拙なマンガが売れる様に、作品の価値というものは、様々な要因が絡み合って形成されるものなので。無理に分解して、重要な要素を決めなくとも良いですね。

なんて事を書いていますが、グラフィックとかには煩かったりします(笑) でも、グラフィックが駄目でも面白いゲームはある。当たり前ですが。それはそれで、認めればいい。一本道ストーリーで、自由度が低くても、美麗グラフィックで感動し(映像の効果は大きい)、高い評価を与える事もある。評価というのは、そんなものです。

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