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2007年6月19日 (火)

広まるとは

たまに、「水伝は科学者が思ってる程広まってない」とか、そんな感じの意見を目にする事があるのですが(痛いニュースの反応でも、ありました。痛いニュースと言うか、2ちゃんねるですけど)、何か勘違いしている様な。

ここで言う「広まっている」とか、「蔓延している」、というのは、別に、10人に聞いたら5・6人は知っている、とか、そういう話では無くて、道徳の授業などで、ある程度の科学的思考法を身に着けている事が期待されている教員がニセ科学を用いている、という事実から、判断している事ですよね。実例がいくつか見られて、TOSSのWEBサイトに授業実践例が掲載されていた、というのは、問題として採り上げるに充分な根拠である、という(他にも、有名人がテレビで好意的に紹介した、というのも大きいですが)。

勿論、どの程度広まっているか、というのを、ニセ科学の流布に関心のある社会学者や社会心理学者が、量的に調査するというのも、有意義だと思います(kikulogでも出てましたね。社会調査すべきだ、という意見が。こなみさんに批判されていましたけれど)。

そんなに広まって無いよ、と考えている方に、ちょっと聞いてみたいのですが、どれくらいの人が知っている事が示されれば、「充分蔓延している」と、認めますか?

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コメント

 もし蔓延が「10人に聞いたら何人かは肯定的」とかいう基準なら、蔓延=社会は退廃しました…ぐらいの話ですよね。

投稿: newKamer | 2007年6月19日 (火) 09:26

newKamerさん、今日は。

ですね。もしそうなったら、末期的だと思います。血液型性格判断は、完全に蔓延と言って良いかも知れませんけれど。あれは、愚かしいマスメディアが広めましたからね。

ゲーム脳なんかも、信じてる人の母数が、結構多そうな予感…。

投稿: TAKESAN | 2007年6月19日 (火) 11:34

10人のうち何人、ですか……。ぼくにとっては40人のうち1人が知ってれば、えらい浸透度です。学校なら各クラスに1人ずつだもん。
「どの程度広まっていれば」ってのは、ひょっとすると「わたしの周囲で知っている人が増えること」が大事なのかもしれませんよね。そうだとすると、統計的調査は、できたとしてもあまり意味がないかもしれない。

痛いニュースの水伝記事は、見ていて「こっからなにがわかるのかなあ」なんてことをぼんやり思っていました。
印象では
・2ちゃんよりはブログ版痛いニュースの読者の方が、水伝の認知度は高そう
・どっちにも、問題視する人も問題視しない人もどっちつかずな人もいる
・どっちつかずの人は、その場の話の流れでどっちにも転びそう
ぐらいでしょうか。
その印象は正しいか、そこからなにが導けるか。うむむ。

投稿: 亀@渋研X | 2007年6月19日 (火) 14:59

亀@渋研Xさん、今日は。

「科学者は蔓延していると言うけれども、自分の周りでは聞いた事も無いし、そんなに広まってはいないのではないか」、という意見を、見る事があるのですよね。で、そういう話が出てきた時に、そもそも蔓延とか広まっている等の言葉を、どういう意味合いで用いているか、というのが、問題になる訳ですね。kikulogで言うと、ここら辺の議論ですね⇒http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1170950626#CID1172852555

当然私は、きくちさんやこなみさんの主張が妥当だと、考えています。

痛いニュース等でもやはり、色々な反応がありますね。昨年の田崎さんの文章が出た時と、同じ様な感じで。

投稿: TAKESAN | 2007年6月19日 (火) 16:56

こんばんは

「広まってないよ.オレは聞いたことないし」,って人はテクノラティとかで「水は答えを知っている」で検索してみればいいんですよね.「水も言葉がわかるなんて感動しました☆ やっぱり言葉って大切だよね♪」ってなブログが沢山出てくるのに.

「自分の周りで聞いたことない」基準なら,私の場合,江原も細木もみのもんたも支持者なんているはずない,ことになるんですけどねぇ…

投稿: たかぎF | 2007年6月20日 (水) 00:00

たかぎFさん、今晩は。

 >テクノラティとかで「水は答えを知っ
 >ている」で検索してみればいいんです
 >よね.
私もよく検索しますけれど、出るわでるわ…ですよね。

私の周囲での、江原さんや細木さんやみのさんに対する評判、支持者はほぼいないです。「ほぼ」ってのがポイントですけど(笑)

水伝話、結構反響大きいですねえ。やっぱり、痛いニュースとか、/.Jで採り上げられたから、情報が広まったのでしょうね。

投稿: TAKESAN | 2007年6月20日 (水) 00:38

今の世論の動向やマスコミの報道姿勢を見ていれば、水伝を蔓延させる土壌がもうすでに出来ているのは明白だと思うんですけどねf^_^;
それでも水伝は広まっていないと強弁する人は、多分そうした世論やマスコミの在り方を問題視していなくて、むしろ自分達の素朴な価値観が尊重される世の中になってきた等と肯定的に捉えているのではないかというイヤな予想が頭をよぎります。


投稿: 内海 | 2007年6月20日 (水) 00:46

今、たかぎFさんのブクマ覗きましたけど、会計士が短大生に、水伝を肯定的に紹介するなんて、奇跡ですね。

あまりにアレなんで、貼っときます⇒http://kkb-gaku.seesaa.net/article/43351747.html

投稿: TAKESAN | 2007年6月20日 (水) 00:47

内海さん、今晩は。

『ガリレオの遺伝子』を平気で放送したりしてますからねえ…。先日の、マリック氏の番組も、相当に悪質でしたが(あまり話題になりませんでしたね)。にも拘らず、昨日のランディが出た番組を流したりもして、何がしたいんだ、という感じです。要するに、「視聴者を惹きつけたい」、その一点なのでしょうね。何を肯定しようが否定しようが、どうでも良いのでしょう。頭が痛いですが。

水伝なんて聞いた事無いよ、と言っておいて、ゲーム脳は広まっていてけしからん、と言う人とかも、いそうです。どちらも、教育現場に入り込んでしまっている、という点では、共通しているんですけどね。

投稿: TAKESAN | 2007年6月20日 (水) 01:01

その会計士さんのブログ、以前見つけたときに触れようと思ったんですが、やめました。

なんと云うかビリーバーの言説には一定のパターンが存在していて、そこの部分を批判しても読む方にはご退屈だし書くほうも飽き飽き、みたいな部分があって。何かしら新しい知見とか論証に結びつくようなことが書けなさそうなエントリは最近はスルーしてしまう。

って云うかどいつもこいつも「人体の70%は水だから」って言いすぎ。おまいら脊髄で言語あつかってんのかと(ry

投稿: pooh | 2007年6月20日 (水) 13:18

poohさん、今日は。

そうなんですよね。私も最近は、エントリーでは採り上げていないです。

しかし、大学生に対して、あの内容の講義は凄い…。

投稿: TAKESAN | 2007年6月20日 (水) 13:40

> なんと云うかビリーバーの言説には一定のパターンが存在していて、そこの部分を批判しても読む方にはご退屈だし書くほうも飽き飽き、みたいな部分があって。

 なんというか、全くもってその通りだと思うのですが、それを言っちゃうと恐らく殆どのパターンは既に出ている → もう書くことはないとも言えそうです。

 同じパターンでも違う対象だったら取り上げていくという、賽の河原で石を積むような行動しかできることはないのかな?というのが私の個人的な印象です。

 「蔓延するニセ科学(再UP)」に「いまさら」とかいったようなコメントが付いているのを見ると、信じていない側も単に時事ネタとして消費しているだけというのが見えてきますし。

投稿: newKamer | 2007年6月20日 (水) 15:46

newKamerさん、今日は。

私の場合だと、あまりエントリーで採り上げなくなったのには、別の理由もあったりします。

基本的には、話を聞いてくれそうかなあ、と判断したエントリーなりを採り上げているので、今後も続けていくとは思います。どういう反応が見込めるか、というのが、ブログ同士のやり取りの場合、重要かな、と。

投稿: TAKESAN | 2007年6月20日 (水) 17:26

会計士の方は,まぁなんていうか「船井教」な人なんじゃないかと.

それよりもっとアレなのは,水伝本を読んで(内容を信じて)論文のテーマにしようとした大学院生… orz

投稿: たかぎF | 2007年6月20日 (水) 19:22

たかぎFさん、今晩は。

 >「船井教」な人

成る程…。

 >水伝本を読んで(内容を信じて)論文の
 >テーマにしようとした大学院生… orz
あー、「頭冷やしてこい」って言われた人ですね。
何でそう言われたかが解って無いっぽいし…。

って、前の日のエントリーを読んだら、思いっ切り、船井氏の名前が。

投稿: TAKESAN | 2007年6月20日 (水) 19:34

実運用としては(ってなんだ)、最近は「何か新しいことが云えそうなエントリ」を選んで言及するようにしています。選択基準は言及対象となるエントリの内容だったり、そのエントリを書いた方の立ち位置だったり、ですが。

投稿: pooh | 2007年6月20日 (水) 23:52

そうですね。結構、どういうエントリーに、どういう言及の仕方をするか、というのを、色々考えながらやりますね。

TB削除されたりした時には、予測が甘かったな、という感じです(いや、消すのは自由です、勿論。でも、応答してくれるかな、という仄かな期待があったりするので…)。

投稿: TAKESAN | 2007年6月21日 (木) 01:22

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