「科学的根拠が無い」
神を信じるか科学を信じるかなんて極論は無意味!!|正直しんどい
主に心理学者の人たちなんでしょうけど
「科学的根拠がない」と主張しているんですね
主に心理学者の人、というのが正しいかは判りませんが、心理学者が「科学的根拠がない」、と主張している、というのは、その通りだと思います。
しかし僕には「科学的根拠がない」という否定の仕方が
どうも気に食わないんですよね
成る程。
もちろん「科学的根拠がない」のに
あたかも「科学的に証明された」かのように振舞う「ニセ科学」
というものが世の中にあるのは確かです
これはその通り、ですね。科学的な様でそうでは無いもの、という。
いくら先入観が働いてみんなの気持ちが「関係がある」という風に
流れたとしてもココまで多くの人が「正しい」と結論付けるかな?
そうなのだと思います。それ程、人間の認知というものは、曖昧なものなのでしょう。それを説明する概念の一つが、バーナム効果ですね。FBI効果、というのもありますが。
世の中には「科学で証明されてない事は信じない」だなんて
「科学者気取り」の「科学かぶれ」がいるのがあまり面白くないんですよ
「科学で証明されてない事は信じない」と言う人って、そんなにいますか。探せばいるでしょうけれど。確かに、そういう人がいれば、それは、認識が狭小だと言えるでしょうね。でも、私は、そんな事を言う人って、見た事無いんですよね。
今、「科学的に正しい」とされていることが
100年後には「正しくない」とされていることもあるってことですよ
それはそうですね。ただそれは、分野にもよるし、どの程度研究されるか、という事も関係があるでしょう。尤も、長年正しいとされた説が覆される、というのは、ちょっと考えにくい気もしますけれど。
ところで、(たとえば)「血液型と性格に強い関連があるという説を肯定する科学的根拠は無い」、という主張と、「血液型と性格には関係が無い」、という主張は、全く違います。「科学的根拠が無い」は、科学的研究によって支持されていない、という意味です。で、後者の様な主張をする人も、いるとは思いますが、多分それは、心理学者では無いでしょうね。心理学者にしては、あまりに不用意な主張ですから。
再度引用。
しかし僕には「科学的根拠がない」という否定の仕方が
どうも気に食わないんですよね
気に食わないと言うのは、「科学的根拠がない」という言明に、「何の関係も無い」という含みを感じているから、ですよね。そこの所の見方は、慎重にすべきだと思います。もしかしたら、意味の捉え方が、異なっているかも知れませんよ。
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