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2007年6月25日 (月)

集中

「ゲームに熱中すると、集中力が無くなる」、って、矛盾してるんですよね。だって、ゲームに集中している訳ですから。

で、この矛盾を解消すべく、「ゲームへの熱中」を、「依存」やら「中毒」の、物騒な言葉で置き換える、また、置き換える為の根拠を論ずるのです。あれは集中しているのでは無く、反射的に手を動かして、何も考えていないのだ。そうなるのは、ゲームに強い中毒性があるからだ、という様に。

勿論、それが事実であれば、由々しき事なのですが、ゲーム脳系の人達の主張は、いかにも根拠が薄い。だから、慎重に論ずる必要があるのですね。ゲーム脳などは、理論的な考察も、全く足りないですしね。←ゲームの、文化としての多様性を、基本的に無視している。無視しても構わない様に、どんなゲームにも中毒性がある、と強く論じている、とも言える。そうすれば、ゲーム文化の構造を分析する必要が無くなるから。

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「ゲーム脳」カテゴリの記事

コメント

ゲームに限らず、何かに集中していると、他のことが疎かになる、というのは当たり前のことなんですけどね。私自身、電車の中で読書していて、降りるはずの駅を乗り過ごしそうになった、とか、そういうことはよくありますし。私は、書籍依存症でヤバい状態なんでしょうかね?(笑)
この手の発言をする人っていうのは、TAKESANさんの仰るように、自分で矛盾に気づきながら、それを回避するために依存や中毒といった物騒な言葉を用いているか、もしくは、「ゲームに集中するなんてありえない」という前提(偏見)に立脚しているか、のどちらかでしょうね。
どちらにしても、研究者の姿勢としてはまずいものだと思いますが。

投稿: たこやき | 2007年6月25日 (月) 10:51

たこやきさん、今日は。

ゲームは、あまり考えず、指を素早く動かすだけだ、というありえない思い込みをしている人が、いるのかも知れませんね。実際その様な事を言ったり書いたりしているものに、触れる事があります。他にも、たとえば、「ピコピコ」という、20年くらい前に使われた様な形容をするとか。

ここに、結構書く事があるのですが(85%くらいは本気)、「ゲームやってみたら?」と思うのですよね。ゲームについて研究するなら、各ジャンルから数十本ずつソフトを集めて、それをやり込む、とか。数百本のソフトで、数百時間は費やすべきだと(かなり少なく見積もっても)。まあ、上にも書いた通り、ゲーム全般が悪い影響を与えるのだから…という論理なのだから、そう言っても詮無い事ではありますが。

受験勉強に集中している人に、「勉強中毒」と言うのは、一般的ではありませんよね。慰めたり鼓舞する事はあっても(揶揄としては、古い表現では、「ガリ勉」とかありましたけど)。やっぱり、各文化に重み付けをして(多分、社会に貢献する、等の観点で)、それが、バイアスを形成してるのではないかな、と。科学的な研究を行うのならば、そういった先入見は、徹底的に排除すべきなのですよね。

投稿: TAKESAN | 2007年6月25日 (月) 12:20

某ブクマより⇒http://blog.goo.ne.jp/asano2370/e/99822ec38725324c9be4a2871f988c50

こういう時に、「賛否両論」という表現は頂けない。いかにも、賛と否が拮抗している様な印象を与えそうだから。
講演会に呼ぶんなら、事前にリサーチくらいしましょうよ。

そして、別エントリー⇒http://blog.goo.ne.jp/asano2370/e/00ffd645584117f713416cfc563ecada

▼▼▼引用▼▼▼
 インチキ超能力捜査はいただけないが、数少ない好きな番組だけに楽しみ。世の役にも立ってたし。(超能力捜査で地域を混乱させた事もあったが)
▲▲引用終了▲▲
…。インチキ超能力捜査がいただけないから、番組そのものがいただけないでしょう。この番組については、はっきり言いますが、完全に悪質で、放送そのものに問題があります。

またやるのか、あの番組。

投稿: TAKESAN | 2007年6月25日 (月) 15:57

「ゲーム中毒」「ゲーム依存症」と言い張っている研究者が「研究中毒」「研究依存症」である件。

投稿: apj | 2007年6月25日 (月) 19:14

apjさん、今晩は。

 >「ゲーム中毒」「ゲーム依存症」と言
 >い張っている研究者が「研究中毒」
 >「研究依存症」である件。
まさに。

そういえば、こないだ、ヘヴィメタル好きな人が、依存症と認定されたとか何とか、という記事があったような。

投稿: TAKESAN | 2007年6月25日 (月) 19:45

なんらかの快感や精神的高揚を伴なうものは、なんでも精神的依存を引き起こす可能性があると思うので、ゲーム依存症もあるでしょうけど、単に「熱中してる」のと「依存症」とを混同しちゃダメですよね。意図的なのかどうかしりませんけど。

あと、体に何か物質を取り入れたわけでもないのに「中毒」と称するのは、すごく違和感があるんですが…まぁでも言い回しとしては一般的なんでしょうね…

投稿: たかぎF | 2007年6月26日 (火) 00:58

この文脈での中毒、という表現は、本質的に、俗称ですよね。でも、『インフォ・ドラッグ』や、脳内汚染シリーズでは(こっちは、記憶あやふやです)、中毒という語を用いていますね。いかにも、薬物中毒と同等の状態になる、という印象を与えますよね。当然著者は、それを確信しているのでしょうけれど。
巧妙と言えば巧妙ですよね。凄く迷惑な巧妙さですが。

ゲームに依存する人の数は、増えていくでしょうね。それは、概念が周知される事による影響かも知れませんし、そもそもゲームプレイヤーの母数が増えれば、依存症者の実数自体、増えますしね。で、それを、メディアが大袈裟に煽って、社会問題化させていく、という。何だか、体感治安悪化みたいな構造ですね。

投稿: TAKESAN | 2007年6月26日 (火) 01:30

投稿: TAKESAN | 2007年6月26日 (火) 23:15


「ゲームのやり過ぎは中毒症状ではない=米専門家」という記事です。

投稿: TAKESAN | 2007年6月26日 (火) 23:17

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