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2007年5月17日 (木)

医学と医療

元検弁護士のつぶやき: 医療は科学的か?

最近、読んでいなかったので、どういう経緯で立てられたエントリーかは、よく解らないのですが、なかなか興味深いですね。コメント欄も。

こういうのは、科学とは何ぞや、という事に、立ち入らざるを得ないですよね。

私は、医学・医療に関しては、余り知識を持ち合わせていないので、勉強させて貰います。

人によって、「白黒つける」の意味が違っていて、噛み合っていなかったりしますね。丁寧に、「自分はこれこれこういう意味で使っています」、と言って、確認し合うのが、良いと思うのですが。対話なので。「自分はこう使っているが、あなたは違う。だから、あなたの使い方は駄目だ」、というのは、厳密に定義された概念を用いる場合以外には、余りやるべきでは無い、と思います。実際、余り建設的で無いやり取りも、ちらほら。

タイトルが、「医療は科学的か?」というものなので、それぞれの語に関して(「医学とは」、「医療とは」、「科学とは」)きちんと議論していった方が、良いでしょうね。じゃないと、カオスになるかも。

ところで、モトケンさんは以前、統計学には明るく無い、と仰っていませんでしたっけ。いや、どこかで見た気がするだけで、はっきり憶えている訳では無いのですが…。

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「科学論」カテゴリの記事

コメント

こんにちは、TAKESANさん。

>こういうのは、科学とは何ぞや、という事に、立ち入らざるを得ないですよね。

というか「科学」という用語を古典的な「合理的思考を伴う人間の探求の営み」という意味で用いるのか、自然科学というその科学の一部が「突出して認識されている」状態において自然科学の意味で用いるのかの違いも有りますね。

古典的な意味での「科学」であれば、法学とか社会学なども全て科学ですから、医学でアレ、医療でアレ、全て科学です。

狭い意味で自然科学と捉えるなら、社会とか倫理などによる部分、例えば、終末医療における延命措置の打ち切りなどは「自然科学的要素」では無いことになりますから、医療を自然科学の文脈で捉える事への無理が露呈してきますよね。

私は、kikulogなんかで、人文学と自然科学の分類にこだわったりしたわけですが、その根底に、いわゆる古典的な意味での科学、学問なんて言い方をしたりしますが、つまり「合理的な思考を大事にする人間の営み」をまず尊重し、その中で研究対象により自ずとアプローチ手法が異なってきた事による分化の意識を大事にして欲しいという気がしている訳です。

投稿: 柘植 | 2007年5月17日 (木) 14:33

柘植さん、今日は。

poohさんの所でも、色々な意見が出ましたけれども、こういった議論は、なかなか難しいですね。正に、柘植さんが仰る通りで、様々な論点が絡んでいて、複雑ですね。

又、同じ「医学」と括られるものであっても、専門分化が進んでいて、それぞれの分野の人で、様々な意見がある事と思います。私は詳しい知識を持ち合わせていないので、突っ込んだ議論は、出来ないのですけれど。

モトケンさんの立てたエントリーが、「医療は科学的か」という、色々な含みを意図的に持たせてあるものだというのも、興味深いです。と言うか、わざと、ちょっとややこしくしてあるんでしょうね(笑)

投稿: TAKESAN | 2007年5月17日 (木) 16:29

こんにちは、TAKESANさん。

あえて、今まで書かなかったこととして「優劣観」みたいな部分があるのね。なんていうか、自然科学の方が進んでいて合理性も高くて、人文学的な部分は遅れていて合理性も低いかの様な優劣観がどこかに潜んでいる気がして仕方ないのね。

これは自然科学の中の「科学」と「技術」の間にも私が若い頃には多少あって、真理を探究する科学の方が、そのできあがった理論とかを応用するだけの技術よりも尊いみたいな感覚ね。そういう時に私は反発して「私は技術者だ」わざと胸を張って言っていたりもしたんだけどね。

なんていうか、自然科学の方が「曖昧さの排除」という面では人文学より上手くできているかも知れないけど、それは別に自然科学者の方が人文科学者や社会科学者よりも頑張ったからではなくて、たまたま対象とする自然現象の方が「曖昧さを排除しやすかった」だけに思える訳ね。

でもって、人類には自然科学的なものだけではなくて、当然、人文科学的なものや社会科学的なものが必要なんだから、それを難しくても大事に探求していこうよ、人文科学的アプローチ、あるいは社会科学的なアプローチで、なんて意識があるわけです。

投稿: 柘植 | 2007年5月17日 (木) 17:53

実学を軽視する見方というのは、結構あるみたいですね。私は、元々科学に興味を持った経緯が、多分普通とは違うので、そもそも科学には「色々」あって、それぞれに特徴があるものだ、と考えていたので、それは、良かったと思っています。先入見があまり無かった、と言うか。そもそも興味を持った対象が、学際的に探求せざるを得ない分野だったので、そうなったのでしょうね。と言っても、初めは、実証科学を軽視してしまっていましたが。

これは余談ですが、(個人の哲学の話ですが)私は、人文・社会科学的対象の曖昧さ、複雑さを知って、「安心」した事があります。ああ、死ぬまで勉強出来るな、と(笑)
勿論、自然科学も、解らない事だらけなのでしょうけれど、当時は、余り考えていませんでした。

結局、両方のアプローチを大切にすべきだと、思うのですね。そして、真摯な科学者は、そうしているのだと思います。

投稿: TAKESAN | 2007年5月17日 (木) 19:16

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