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2007年5月 8日 (火)

書けない?

Yahoo!ニュース - 時事通信 - 小2の3割「一つ」書けず=ワーストは「支」など-漢字習得度・民間調査

Yahoo!ニュース - 読売新聞 - 苦手な漢字の第1位「一」、小学2年で「ひとつ」書けず

Yahoo!ニュース - 毎日新聞 - <漢字習得>小6の9割超が「支持」書けず 学会調査

ちょっと気になりますね。調査の詳細が知りたい所です。

「日本教育技術学会」でググると、色々出てきますね。

ところで、毎日の記事、「学会調査」と書いていますが、これ、どうなんでしょう。時事通信は、「民間調査」、としていますね。

直観的に、「”支持”を90%以上書けないって、おかしくないか?」と思ったのでした。尤も、「それ程までに、学力低下は深刻なのだ」、という主張なのでしょうけれど。どういう問題を出したのかなあ。同音異義語の書き取りをさせた結果とか? 又、調査が妥当だとして、以前はどうだったのかな、という所も考えますね。

後、どうでもいいんですけど、読売の記事の、

 それによると、書き取りができなかった漢字の学年別のワースト1位は、習う漢字が少なく全体に正答率の高かった1年が「一つ」の「一」(正答率70・8%)で、2年が「海外」の「海」(同37・4%)、3年は「放す」の「放」(同29・1%)、4年は「関心」の「関」(同20・7%)、5年は「支持」の「支」(同7・0%)、6年は「従来」の「従」(同15・5%)。

この部分、読みにくかった…。

何か、痛いニュースで取り上げられそうだなあ。

追記:関連記事です⇒テレビっ子は漢字が苦手?/長時間視聴、正答率低く(共同)-タカマサのきまぐれ時評

追記:PSJ渋谷研究所X: 現代っ子は序数詞が苦手?で、他の記事も紹介されていましたので、こちらにも貼っておきます。上記のyahoo!ニュースの記事についても、元記事へのリンクを貼ります。

小1の半数、「八つ」読めない…小学生の漢字修得度調査|学校教育|教育・福祉|Sankei WEB

asahi.com:「支持」と書ける6年生1割弱、漢字書き取り全国調査 - 教育

日本教育技術学会:漢字書けない小中学生 …読みでは健闘-教育:MSN毎日インタラクティブ

小学生の苦手な漢字 「八つ」は「はちつ」「沿線」は「遠線」 : ニュース : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

時事ドットコム:小2の3割「一つ」書けず=ワーストは「支」など-漢字習得度・民間調査

「八つ」が読めなかったのは、小2じゃないのか? 見出しが変>産経

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「社会論」カテゴリの記事

コメント

すっごくイヤなことを考えてしまいました。
これってTOSSの実践のせいじゃないだろうな、って……。だって、調査団体の代表が向山さんなんですもん。

投稿: 亀@渋研X | 2007年5月 8日 (火) 10:55

亀@渋研Xさん、今日は。

私も、件の「学会」でググって、色んな人の名前とかが出てきたのを見て(そして、詳しい情報が「出なかった」という)、これは…、と思いました。

どんな調査をしたのでしょうねえ。

投稿: TAKESAN | 2007年5月 8日 (火) 13:13

本文に追記しました。

-----------

ところで、調査の方法の検討はともかくとして、書き取りはこんなもんじゃないか? と思うのは、私だけかなあ…。読みの正答は、かなり高いですし、結構優秀だと思ったりも。
意味と結びつける様にすれば、かなり憶え易くなるんですけどね。正確に書き取れるかは、又別ですが。

投稿: TAKESAN | 2007年5月 8日 (火) 14:26

漢字の書き取り力の低下、高学年になるとパソコン利用の影響も考えなくちゃいけませんよね。というか、児童・生徒よりも大人の方が深刻かもしれません。
うちの娘(中2)が、「一休さん、を間違えて、一体さん、と書いてしまった。つい字画を増やしてみたくなる悪い癖がある」と言っていましたが、困ったものだと思いつつ、母の私は、手で文章を書くこと自体がすでに苦痛で・・仕事である施設の日常記録は手書きなのですが、まとめの文章などはパソコンを使わないと書けないです。当然、漢字の書き取りはボロボロ状態ですから・・

このところ、「2002年学習指導要領」の「ゆとり教育本格実施」以降の方が、その直前よりも学力が上がっているという報道がいくつかされていましたから、その反動で、「やはり『ゆとり教育』で学力が下がった」と言いたい人がいるのではないか、と思ったりしています。漢字は書けた方がいいですけど・・それより問題なのは、難しい言葉を知っていて、使うことができても、その言葉と自分の日常がつながっていなかったりする、自分の感情処理にうまく言葉がつかえなかったりする、そういう人が増えてきているような気がすることです・・もっともこれも若い人ばかりじゃないのですが・・
 危機感を持つ人は多いと思います。
 ただ、それがまた「ゲーム脳」を受け入れやすくする方向にあるのが悩ましいところです。

投稿: よたよたあひる | 2007年5月 9日 (水) 00:31

よたよたあひるさん、今晩は。

多分、「書かなければ書けなくなる」、というのは、その通りなのでしょうね。ある程度は。
勿論、文字の形状を憶える、という事ですから、必ずしも書かなくてはならない、というのも、言えないのかなあ、とは思っています。
私も、今や殆ど手書きはしないのですが、漢字は、かなり正確に書ける方です。自己評価ですが(笑) 逆に、殆ど手書きをするのに、細かい所を適当に書いちゃったりする人も、いますしね。

 >その言葉と自分の日常がつながってい
 >なかったりする、自分の感情処理にう
 >まく言葉がつかえなかったりする、そ
 >ういう人が増えてきているような気が
 >することです・・もっともこれも若い
 >人ばかりじゃないのですが・・
これは難しいですね。実際にそういう人が増えたか、等は、私には、何とも言えない所です。個人的に考える事はあるのですが、あくまで、印象的なものに留まっていますね。
仰る通り、危機感と言うか不安と言うか、そういう感情に対して、ゲーム脳等の説は、説得力を持つ事があるのでしょうね。悩ましいです。

投稿: TAKESAN | 2007年5月 9日 (水) 02:09

 ノベルタイプのアドベンチャーゲームだと、半端でない量の文章を読んだ上にキャラに感情移入しないと楽しめないわけで。するとこの場合の「ゲーム脳」ってのは、例えばそのゲームを元に2次創作したがる脳、なんてことを意味しそうな気がする。

#それはそれで森教授脳とは違う意味で問題発生かもしれないがw

投稿: apj | 2007年5月 9日 (水) 02:52

ちょうど先日、友人と話したんですが、最近のノベル系のゲームで、やたらとムズカシイ単語とか、複雑な漢字を使っているのがあって、色々憶えてしまう(と言うか、憶えなきゃしょうが無い)、なんて言ってました(笑)
ものによっては、数十時間、テキスト読みっぱなしですからねえ。そりゃ、語彙も増えるわ、という。

 >するとこの場合の「ゲーム脳」って
 >のは、例えばそのゲームを元に2次創
 >作したがる脳、なんてことを意味しそ
 >うな気がする。
結構いるかもです。て言うか、ゲーム脳って表現、何でも説明できちゃいますからねえ。森さんの見方だと、コスプレの人も、ゲーム脳とか言いかねないですし(近い事を書いてますしね)。

投稿: TAKESAN | 2007年5月 9日 (水) 03:37

こんにちは。
この手の話でちょっと面白いと思った意見を1つ。
教育評論家の尾木直樹氏が著書の中で、「ゆとり教育」批判に対して反論している部分にあったのですが…。

「ゆとり教育」に対する批判で、「教科書が薄くなったからダメだ」「こんなことも教えていないからダメだ」という意見が多くある。しかし、こういう批判をする人の多くは、学者であるとかの教育(受験)のエリートであり、自分たちが平気だったから、というのを根拠にしている過ぎない。

というようなことを書いていたんですよね。かなり要約していますが。
個人的に、尾木氏について、色々と批判をしたくなることは多いのですが、この意見については面白いな、と感じました。
現在の大人の感覚、教師や教育関係者、なんていう感覚で見ると「こんな文字、かけて当然」という文字でも、実際、小学校1年生の時点でその字がかけたかどうか? なんて考えると怪しいところはあるんですよね。
まして、同じ学年の全員が書けたのかどうか…なんていう風に考えると。
結局、こういう調査って、時系列的に比較して初めてわかるものだと思うんですが、そういう視点が欠けて、単発的な調査で「これだけしか出来なかったからダメ」というものばかりなんですよね…。

投稿: SST | 2007年5月 9日 (水) 09:09

SSTさん、今日は。

ホント、そう思います。

「出来なかった」というのが、ある程度妥当だとしても、それが「出来なくなったのか」、「出来る様になったのか」、「変わっていないのか」、という事を考えないと、明らかに、不足ですね。

私はよく書きますが、やはり、経験を一般化する際には、慎重であるべきだと考えています。人間の記憶も曖昧ですしね。

投稿: TAKESAN | 2007年5月 9日 (水) 12:57

こんにちは、皆さん。少し道徳的で無い事を書いてみますね。

私は、ど田舎の県立高校を出た訳ですが、最近人と話をしていて、その高校の国立大学への合格率が異常に高いと言われた訳です。普通科2クラスといっても進学クラスは1つでもう一つは就職する者が半分以上いるので、まあ実質進学希望者が70人というところです。そこから、たいて国立大学に5人くらいは行っていた訳ですね。私自身、そう不思議とは思わなかったのですが、「そのあたりの中学生は皆、お前の高校なんだろ」とか言われて、「うん、むしろ中学の成績上位組は街の進学校とか高専に逃げた」とか「塾も無いんだろ」「うん、無い」とか話していたら、「それって異常だよ」と言われた訳です。

でもって、なんで、そんな比率で国立大学に行ったのか話していて、1.娯楽が無い。2.下宿しないと大学に行けないので、安い国立大学しか道が無い貧乏人が多い。とか解析していて、少なくとも自分にとって一番大きかったのが、3.暇そうにしていると農業を手伝わされた。なんてのに思い当たった訳です。

別に暇そうにしていなくても、山ほど肉体労働はさせられたのだけどね。まあ、「勉強する」とか「宿題が多い」とか言い訳して、机に向かっていれば多少の「お目こぼし」は有ったわけです。私は真面目そうに見えるけど
正直、あのころの野良仕事はサボりたくて仕方が無かったからね。

という訳で、私の経験論的「勉強のさせ方」としては「机に向かっていないときは肉体労働にこき使え」です(笑)。

投稿: 柘植 | 2007年5月 9日 (水) 13:21

面白いですね(笑) 動機付けとして、とても興味深いです。
「他にやる事が無い」、とか、「他に、もっとやりたく無い事がある」とかが、他の事をするモチベーションになるんですね。経済的な理由も、大きいでしょうね。

柘植さんのエピソードとして、「正直、あのころの野良仕事はサボりたくて仕方が無かったからね。」は、ちょっと意外でした(笑)

投稿: TAKESAN | 2007年5月 9日 (水) 13:45

こんにちは、TAKESANさん。

>経済的な理由も、大きいでしょうね。

「家貧しくして孝子出ず」とかいうけど、私自身が、都市部の人と話を昔の話をしていると、10歳くらい上の人と話が合ったりするんですよね。「学校は薪ストーブだったね」「そうですね」とか「給食も脱脂粉乳でね」「あまり好きでなかったけど、腹減ってましたからね」なんてね(笑)。たぶん日本の戦後の生活史としては都市部と田舎で10年くらいのギャップをみた方が良いです。そういう意味だと、私の年代の田舎者は、恵まれていて、都市部に色々娯楽ができた時代に田舎は娯楽が少ない(例えばTVの民放チャンネルが都市部に3つある時、田舎では1つしか無いとか:笑)から、学校の図書館の本を良く読んでいたりという事はある訳です。

>柘植さんのエピソードとして、「正直、あのころの野良仕事はサボりたくて仕方が無かったからね。」は、ちょっと意外でした(笑)

若かったからね。なんていうかな「お手伝い」のレベルじゃあ無いわけです。その年齢になりの「労働力」扱いなんですよね。中学校の夏休みなんてね、毎日トマトの収穫と選別で午後から夜中まで働いたのですからね。小学校や中学校の時代は、それが普通だと思って働く訳だけど、高校くらいになると「期待される労働力」のレベルも上がるし、本人も「疲れることはしたくないな」くらいの素直で無い意識は出る訳です。だから「野良仕事手伝え」に「宿題する」とか言って逃げる訳ね。でもね、親は野良で働いている訳だから、誰も監視なんてしていない訳ね。だから家の中なら別に勉強しなくたって良いのね。でも、そこはまだスレていなくてね。親に「勉強があるから」と言った手前、寝転がってTVとか見ていると罪悪感を感じる訳ですよ(結構やってたけど:笑)。「まあ、机に向かうくらいはするか」から「明日の予習くらいはしておこう」となる事もたまには有った訳ね(笑)。

投稿: 柘植 | 2007年5月 9日 (水) 14:26

私も、どちらかと言うと、田舎の方ですね。娯楽と言えば、どこかに遊びに行く、という感じでは無くて、そこら辺の田んぼで遊んだりとか、後は、サブカルチャーの洗礼を受けたり(笑) とかでした。

私は、今思うと恥ずかしくなるくらい、勉強嫌いでしたねえ。で、勉強せずに、何やってたんだろう、と考えると、まあ、遊んでたんでしょうね。あ、ゲーム好きが高じて、プログラミングに興味を持ったりしましたが、あれは、勉強になったかも知れません。今の時代だと、遊びと勉強が繋がる、という実感は、結構大事かな、と思います。理想論的ですけれど。

何か、話がずれちゃいました(笑)

投稿: TAKESAN | 2007年5月 9日 (水) 16:36

みなさん、こんばんは。

他でも紹介しましたが、漢字の調査は、国立教育政策研究所やいろいろなところでもやっていますが、概ね同じような結果が出ています。
国立教育政策研究所
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20060715ur04.htm
文溪堂が持っている教育研究所
http://www.sokyoken.or.jp/kanjikeisan/kanji_h16.xhtml

こういうのは、すぐにニュースになるんです。でも、昔はどうだったかというと、そんなには変わっていないような気もします。
基本的には、生活実態とか、興味関心とかに左右されていたりするんじゃないかなと思ったりもします。apjさんが指摘されたのもあるのだろうと思います。
知り合いの三国志マニアは、とんでもない漢字や故事成語を使ったりもします(恥ずかしながら、馬謖を斬る、なんて知りませんでした。もちろん書けません)。

SSTさん
おっしゃることは、まったくその通りです。
算数でも例えば、1年生で求差と求残の違いが理解できない子どもが結構いるんです。
「残りはいくつ」は簡単に答えても、「いくつ違う」が全然分からない。大人にしてみると何で分からないんだろうと思ってしまうんです。そういうところ理解してあげると、子どももずっとやりやすくなるんです。

投稿: ドラゴン | 2007年5月 9日 (水) 19:15

ドラゴンさん、今晩は。

こういうのは、どう変わったか、というのが重要ですね。
又、漢字の「書き」が、どれ程重要か、という疑問を持つ人も、いるかも知れません。そもそも、かなり恣意的で、複雑ですしね。

 >知り合いの三国志マニアは、とんでも
 >ない漢字や故事成語を使ったりもします
これは、かなりよくあります。私も、色んな武将を、憶えたものです。なのに、ストーリーを知らなかったりしますが(笑)

 >算数でも例えば、1年生で求差と求残
 >の違いが理解できない子どもが結構い
 >るんです。
重要ですよね。大人でも、割り算の意味を知らないとか、円周率の意味を知らないとか、結構あると思います。公式の暗記とかに頼っている気がします。これは余談ですが、数学とかが出来ない人って、物分かりが悪いというのでは無く、「納得がいかない」、という感じなのですよね。解らないのは嫌だけど、解らないまま進んでしまって、結局、追いつけなくなってしまう、という。そういう時に、良いアドバイスをする人が周りにいれば、いいんですけどね。

恥ずかしながら、「求差」と「求残」という語を、今知りました…。

投稿: TAKESAN | 2007年5月 9日 (水) 19:54

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