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2007年4月 9日 (月)

ナイーブ

くのいち徒然草 今日出会った人

東京女子医大の川嶋先生とも久しぶりにお会いした。
そこで耳にしたのが、『水からの伝言』がたたかれているという話。
無機質の水が、言葉によってかわるはずがないと、
物理学の世界や厚生労働省がいろいろ言い出しているそうだ。
「おとぎ話でいいじゃないか。そんなこと言い出したら、
 浦島太郎は、海に潜った時点で溺死してしまう。
 二重盲検法というやり方がある時点で、
 科学は意識が結果に左右することを認めている。」
と、川嶋医師。

厚労省が水伝にいろいろ言っているなんて話、初めて見ましたが、そんなのありましたっけ。

それはともかく、水伝批判に対する反論として、全くのフィクションである浦島太郎を持ち出したり(”浦島太郎は、海に潜った時点で溺死してしまう。”なんて、唖然とします)、二重盲検法を出して、「意識が”結果”に左右」するなどと言うなんて、ナンセンスでしょう。二重盲検法は、プラセボ効果という心理的効果を考慮したもので、言葉の意味内容が物質に直接作用するという説とは、全然異なるレベルの話です。

そもそも、「おとぎ話でいいじゃないか」と言っておいて、「意識が結果に左右する」とも言っていて、どういう主張なのか、不明です。

本気で言っているのだとすれば、相当素朴です。

※リンク先の文章は、要約したものだと思いますので、元の話とは、ニュアンスがあるかも知れません。鉤括弧の中の文章などは、ちょっと変ですし。という訳で、あくまで書かれている文章に対しての批判です。尤も、話の主旨は、文章から充分読み取れるものではありますが。

追記:リンク先のブログが修正された様です。水伝の話は、くのいち徒然草 やわらかい取捨選択に、出ています。文面も、上の引用文とはちょっと異なっていますので、改めて引用します。

統合医療の舵取りの1人K医師とも、久しぶりの再会。
「水からの伝言が、物理学の世界や厚生労働省からたたかれてるんだ。
 無機質の水が、言葉によってかわるはずがないって。
 水はなにも知らないよって本も出たしね」
やはりきたか。

K医師と私は同じ病院で働いていた。
10年ほど前に院内オルタナティブ・メディスン研究会を立ち上げられ、
『水からの伝言』の著者江本氏を呼んでくださったのは、それから程ない頃だったか。
結晶の写真を最初に目にしたときには
エネルギーを目に見えるカタチで表していると、ドキドキした。
波動を測定すると、たまっている感情は臓器によって特徴があるという話も興味深かった。
白血病は悲しみ、肝臓は怒りなど、臨床を知っているだけに、
またエネルギーで見始めていた時期であり、思い当たることしきりであった。

テクニックでなく、この写真がどうやって撮れたかが不思議だった。
その質問に対し江本氏は
「写真は何枚も撮りますが、その中でも自分がピンときたものを
 ピックアップしています」というようなことを言われた。
それで納得した。
写真を撮り、選択する時点で主観が働いている。それはアート。
だったら、自分にとってどういう意味をもつかで利用すればいいだけ。
当時、私はそう理解した。
また、飄々とした佇まいに好感をもった。

K医師は、厚生労働省等の動きに関して、
「おとぎ話でいいじゃないか。そんなこと言い出したら、
 浦島太郎は、海に潜った時点で溺死してしまう。
 二重盲検法というやり方がある時点で、
 科学は意識が結果に左右することを認めている。」
と、コメント。
おとぎ話は真実だったかが大事なのではなく、
そこからどう心を動かされ、豊かに生きることにつなげられるかが大事。

巷にあふれていた“マイナスイオン”が消えているが、似たような背景があったらしい。
そういえば…
消えていることにすら気付いていなかった。アブナイ。
波動も同じ道をたどるのか?

やっぱり、厚労働省の話が出ていますね。そういう動きがあるのかな。あれば、もっと知られていてもよさそうなものですが。

後、マイナスイオンと水伝は、全く別の話ですよね。「似たような背景」って、一体何ですかね。

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コメント

あれ、エントリーが修正されたっぽい…。水伝の話は、別の所(「やわらかい取捨選択」)に書いてありますね。K医師って、イニシャルになってるし。

後で、リンクと引用文を、追記します。

投稿: TAKESAN | 2007年4月 9日 (月) 10:58

あれ? はじめは川嶋氏の名前があったんですか。

マイナスイオンと水伝の「似たような背景」っていうのは多分、科学者の批判の声が最近大きくなったっていうようなことではないでしょうか。理系白書にも続けて載りましたし。
それにしても、マイナスイオンはいくらプラセボとしての効果しかなからといって "おとぎ話" 扱いにはならないと思うのですが…まぁあまり考えてないんだろうなぁ。

投稿: たかぎF | 2007年4月 9日 (月) 13:05

たかぎFさん、今日は。

最初は、医師の名は実名で、文章も少し短かったんですよね。何故修正したのか、よく解りませんけれど。

ああ、水伝とマイナスイオンの、批判のされ方の「経緯」が、「同じ背景」という訳ですね。これだと、個別の中身を検討せずに、色んなものを括れてしまって、あまり意味無いですよねえ。
主張の論理の共通性とかは、考慮していないのでしょうね。「ニセ科学」として批判されている事も、理解されているのかどうか…。

投稿: TAKESAN | 2007年4月 9日 (月) 13:49

こんにちは、TAKESANさん。

なんとなく阿刀田高の「詭弁の話術」という本に書いてある「俺の目を見ろ」という詭弁を思い出しました。単純に言うと「悪いことをした」という事実は変えられない訳ですが、そのような事実の有無はおいておいて、「俺の目を見ろ、これが悪いことする者の目か」とやれば、「目なら変えられる」訳です(笑)。

投稿: 柘植 | 2007年4月 9日 (月) 16:25

柘植さん、今晩は。

私、その手の台詞を見聞きしたら、「んなもんで解ったら苦労せんよ」、と、一人でツッコミを入れたりします(笑)
「目は口程にものを言う」は本当でしょうけれど、だとしたら、目もウソをつける訳で(笑)

投稿: TAKESAN | 2007年4月 9日 (月) 18:59

それにしても、「どの様に批判されているか」を、ある程度調べた方がいいんじゃないかなあ、と思いますね。
もしかしたら、深い検討に値しない、「言い掛かり」とでも認識されている、という、一つのバイアスでしょうか。

投稿: TAKESAN | 2007年4月 9日 (月) 19:02

川嶋氏はうちのブログでも何度か名前の出た「筋金いり」の人ですから、批判に耳を貸すわけはないし、論理もめちゃめちゃで当然でしょう。なんたって、日本波動医学協会会長ですから。
いかに「自然医療研究所」の看板をかけているとはいえ、こういう人を所長にしておく東京女子医大は「だめすぎ」だと思います

投稿: きくち | 2007年4月 9日 (月) 21:24

きくちさん、今晩は。

あ、本当ですね。
今は、「日本エネルギー医学協会」、みたいですね⇒http://www.vibrational-medicine.com/

うーむ…。

投稿: TAKESAN | 2007年4月10日 (火) 00:31

あー、思いっきり、kikulogで既出の方でしたね。気付きませんでした。

投稿: TAKESAN | 2007年4月10日 (火) 00:38

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