読書とゲームと漫画と
Yahoo!ブログ - らくだい魔女の秘密の部屋2007年5月7日追記:リンクした記事は、削除されました。コメント欄をお読み下さい。
まず、「ゲーム脳」について調べてみた方が、良いと思います。
こういった子どもたちの感性を磨き、物事を豊かに表現する力をつけることのできる最も身近で
簡単な行動、それが「読書」なのだそう。
確かに本を読むと、想像力や表現力がつくと思いますね~~。
物事には、「接し方」、というものが、あります。又、どういうきっかけか、というのもありますね。「読書」と、一口では、言えないのではないでしょうか。「何を」、「誰と」、「いつ」、「どの様に」、「どれくらいの時間で」、読むのが良いのでしょう。「想像力」や「表現力」は、「つく」ものなのでしょうか。そこに、能動的な取り組みは、必要無いのでしょうか。
マンガやテレビの視界では得られないものを得られる気がします。
文庫本よりマンガ買って欲しいって小さい頃は思ってたけど
漫画やテレビでは得られないものが、確かにあるのかも知れませんね。文字だけの内容から、色々なものを想像する、という部分は、あると思います。でも、漫画やテレビ(この並べ方は、ちょっと変)でこそ得られるものも、あるのでは。色々な人が、想像力・創造力を振り絞って、作品を創り上げているのですから。そういった作品に触れるのも大切だと、私は思います。
小さい頃に読んだ漫画で、今の自分に大きく影響を与えたものとか、ありませんか。それは、貴重な経験では。
読書(細かい事を言うと、漫画を読むのも、「読書」です。雑誌を読むのもそうですね)が大切だ、というのは、私も、大いに頷ける所です。でも、それを主張するのに、他の文化を引き合いに出すのは、宜しくないですよね。
「ゲームが悪い影響を与える」、という説が、まことしやかに流れて、それを鵜呑みにする人がいて、「ゲームを好きな人」に、どういう印象を持つでしょうか。「ゲームを好きな人」が、そういう説を知って、どう思うでしょうか。ある程度、ものを解った大人なら、そんなのは、ものともしないかも知れません。でも、子ども達は、そうは思わないかも知れませんよ。深く傷つくかも知れません。
少しで良いので、「言われた側」の事も、考えてみて下さい。言う前に、それは本当の事だろうか、と、疑いの目を向けてみて下さい。
「ゲームをやる事」と、「本を読まない事」は、違いますよね。
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コメント
はじめまして!
「らくだい魔女と~」の管理人です。
確かに心無い文章だったかもしれません。
どっかの読書普及を推進するサイトからコピーして勝手に引用して記事を書いてしまったもので。。。
ゲーム脳についての知識は実際殆どないんです。
子供が読んだら不快に思うかもしれないし、成長の芽を摘んでしまうかもしれませんね。。。
あとで該当記事は削除したいと思います。
みんながみるネットの世界ですからもうすこし考えた書き方を心がけていきたいとおもいます。
投稿: ゆう | 2007年5月 7日 (月) 11:50
ゆうさん、今日は。
お知らせ頂いて、ありがとうございます。
ゲーム脳は、科学的な根拠がある様に見えて、実はそうでは無い、というものだと考えられていて、色々な人に、批判されているのですね。
で、その説を、不用意に使ってしまっておられる様に思えたので、指摘させて頂きました。
本文にも書いたのですが、ゲーム脳という言葉が独り歩きをして、ゲーム好きの子どもを苦しめる事等があるのではないかと、心配しています。
ゲームも含めて、色々な経験をして、感性を磨くのが、良いのだと考えています。
投稿: TAKESAN | 2007年5月 7日 (月) 12:54
私はこの批判はどうかと思います。心無い、とこの方のことをおっしゃっているようですが、私はあなたの方が心ない方だと思います。一部だけを抜粋し、批判のやり玉にあげているようで不愉快になりました。この方はとても傷付いたと思います。いろんな見方を、というならあなた方だと思いました。
投稿: コバヤシ | 2007年9月22日 (土) 14:37
コバヤシさん、今日は。
よく解らないのですが、このエントリーの内容だけを読んで、その様な感想を持たれたのでしょうか。リンク先の記事は削除されていますので、参照は出来ないと思うのですが。それとも、以前に参照なさって、その感想を今日書かれた、という事なのでしょうか。※ログが部分的に残っている所もあるので、参照出来ない事も無いですけれど。
私は、「心無い」などとは書いておりません。ゲーム脳という説を安易に用いておられる様に思えたので、それを指摘した訳です。
「一部だけを抜粋」、「批判のやり玉」とは、どういう意味でしょう? 言及リンクを貼っているのですけれど。
ブログというのは一般的に、インターネットに公開しているものですから、誰でも参照出来ます。それは、批判的に読まれる可能性を受け容れている、と考えるべきです。記述に妥当で無いと思われる所があれば、それは指摘します。当然の事だと思います。
ゆうさんが傷付かれたか、というのは、私には判りません。本文は、出来るだけ丁寧な記述を心がけましたし、批判の対象は、ゲーム脳という概念を用いている事、それと対比した上で読書の効用(これ自体には、私は同意しています)を主張している所、に限定しています。
批判というのは、常に、相手を傷付ける可能性を持っていると思います。当たり前ですよね。自分が言っている事に異論を突き付けられるのですから。それは踏まえた上で、書いている訳です。「この方はとても傷付いたと思います。」というご指摘は、こちらとしては、「そうかも知れません」としか、答えようが無いです。
もう一度確認したいのですが、コバヤシさんは、リンク先のエントリーを参照なさった上で、こちらにコメント下さったのでしょうか。
投稿: TAKESAN | 2007年9月22日 (土) 16:02
こんにちは。
私も「読書は良い事だ」と単純に思っていたので、この記事を読んだ直後は首をかしげておりました。
すぐに気づけなかったのが残念。
浅い読み方をしていた事を反省するため、TAKESANさんの意図したところを考えてみました。
読書の有効性を強調するため、比較対象としてゲームを持ち出した事。
ニセ科学であることを知らずに「ゲーム脳」を根拠として使ってしまった事。
この二つがポイントでしょうか。
だとすると、「人様の趣味をただ単に否定しても、自分の趣味が高尚な物になる訳では無い。」という
事が言えそうですね。
今回は、「文章の表面的な印象だけを捉えていると本質を見失ってしまう」という事を学びました。
今後に生かしたいと思います。
投稿: TAKA | 2007年11月16日 (金) 21:42
お書きの通りで合っていると思います。
私がよく言うのは、何かの効用を説く際に、他の何かを「引き合い」に出すのは、慎重にしなくてはならない、という事です。このエントリーでは、ゲーム脳について論じておられた所を指摘しました。
物凄く極端な話をすると、読書は語彙を増やすけど、スポーツではそうはならない。だから、読書の方が良い、みたいな論理展開なんかも、出来てしまうのですよね。逆に、読書では筋力が鍛えられないから、スポーツした方が良い、とか。
また、本にせよゲームにせよ、それはメディア、つまり入れ物の様なもので、中身は様々な訳ですね。重要なのは、コンテンツ。メディアそのものの特性(これはこれで、とても大切だけれど)とは、分けて考える必要があろうかと思います。入れ物の性質と、中身の性質。中身は、入れ物の性質に規定されるけれど、それでも多種多様なものが入れられる、という。
そんな事を考えながら書いたエントリーなのでした。
投稿: TAKESAN | 2007年11月17日 (土) 02:23