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2007年4月14日 (土)

メモ:体の変更

  • 型:片手取り(逆半身)。受けはしっかり掴む。取りは、受けの前側の足に自分の前側の足をつき合わせる様にし、転身する。
  • しっかり掴む:掴んだ場所から「動かされない」様にする。取りの動きに合わせて付いていく、というのは、稽古の目的からはずれる。その場合には、変化技の稽古になる。
  • 取りは、掴まれた所から、手を動かそうとしてはならない。ちょっと考えてみれば解るが、手を動かそうとする、という事は、肘や肩の関節を運動させて、ものを引っ張る様な動きになる。そうすると、もろにぶつかってしまう。受けの体力が高く、掴み方の要領が良ければ、びくともしない。
  • そこで、発想を変える。掴まれた所は、そのままにする。そして、腕や肩を「預ける」(「あずけ」というのは、大東流の一派等で、技法として体系に組み込まれている様である)様にする。受けの手に、腕肩の重みを載せる様に。
  • そうするには、肘関節や肩関節を、「積極的に動かさない」様にしなければならない。注意すべきなのは、「関節を固める」のは良くない、という事である。気構えとしては、「肩関節から先の感覚が麻痺して動かない状態にする」、という感じ。積極的に働かせるのは、胸鎖関節・肩甲骨・肋骨等(高岡英夫の言う「ベスト」)。
  • 独り稽古―私が考えて、実行したもの。既に、トレーニング方法として、どこかにあるものかも知れない:手首の位置を、一点に固定する→そこから手首の中心(「手首」だと、前腕そのものを動かさない事になるので、それは不可能。手首の中の中心点の事)をなるべく動かさない様にして、身体を自由に動かす。そうする事によって、体幹主導の運動を促す。※掴まれている訳では無いので、上腕等の筋肉の微細なコントロールも、必要とされる。
  • 「掴まれている」という認知が、脱力(必要な筋肉を働かせ、それ以外を弛緩させる)を阻害する事になる。だから、稽古の時のみならず、覚醒している時間は全て稽古の機会であるかの様に、取り組む。
  • 体捌き―先ず、体の変更は、転身の体捌きや腕肩の脱力を複合的に行う課目である。従って、そもそも大変難しいものである。それは、念頭におくべき:前側の足を出す際には、重心を、絶対に、後に下げない。一般的には、たとえば右足を出そうとする場合、一旦左脚に重心を乗せてから、行う。しかしそれでは、時間的に遅れてしまうし、滑らかな運動にならない(重心が、上下にも動いてしまう)。重心は水平方向に移動させる様にして、足は滑らせる様に(地面に擦らせてはならない)。脚は、腹の奥から引っ張る感じ(つまり、大腰筋で、大腿を屈曲させる)。殆どの人は、足(脚)を前に出そうとすると、「膝が伸びながら」出る筈である。これは、大腿の伸筋群が働く為。これは、一旦後に重心を移動させておいて、膝を伸ばして足を前に出し、前方に移動する、という運動。対して、高級な動きは、重心はそのままにして、前側の脚を「抜く」。足を前後に離して立っている訳だから、そこから「前側の脚がいきなり消えてしまう」イメージを持つと良い。前に「倒れこんで」しまう、というイメージが、容易に浮かぶ筈。それに合わせて、後側の脚をつっかえ棒の様にして(つまり、大腿後面の筋肉を働かせる)、前に移動する。
  • 転身:基本的に、大腿を先行させるという所は替わらない。前側の足同士をつき合わせた時、重心は、前側の脚に乗っている。その重心を、更に前側に移動させる。そうすると、前側の脚と重心にズレが出、前方に倒れこむ(この時には、身体は横を向いているので、正確には、横方向)ので、それに合わせて、後側の足を、移動させる。重心の移動は、後側の脚の外転や伸展によって行う。当然、骨盤の回転等も関わる。心得るべきなのは、足首や膝を先行させない、という事。特に、足首を曲げ伸ばしして(ふくらはぎの筋肉を使う)身体を動かす、という既成の考えは、覆さなくてはならない。

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