工作で教える
素晴らしいですね。単に模型を作って貰うのでは無く、道具の便利さと危険性を考えさせる、又、プラスチックの原料を教える事によって、環境に対して眼を向けさせる。「模型を作る」と書くと、いかにも単純ですが、工夫次第で、これ程色々な事を教え、考えさせる事が出来るのですね。
私も、工作の時間は、とても楽しかった記憶があります。何かを作るというのは、それ自体が楽しいのですよね。組み立てキットの場合は、完成形が具体的にイメージ出来て、課目として、程よいものですね。記号操作の訓練としても、結構いいですね(それが目的になったら駄目ですが)。何より、ランナーについたパーツを組み立てていく事により、少しずつ形が出来ていって、最終的に全体が完成する、あの喜びは、堪えられないものです。アニメやゲームや漫画で見ていたキャラを自分が作ったんだ、という満足感ですね。
工作の楽しみを覚えると、今度は、適当な素材を使ってオリジナルのキャラクターを作ったり、より完成度を高める為に塗装したり、どんどん可能性は広がっていきますね。
最近は、図工の時間が、どんどん蔑ろにされている様です。現場の教員の方々が、危機感を持っておられる様ですが、個人的な経験から言っても、あの楽しい時間が少なくなっていくとすれば、それは、とても残念だなあ、と思います。学生時代に、大の勉強嫌いだった人間としては、「楽しさ」というのは、とても重要な因子だと思うのです。それに、工作は、総合科学的なものですから、他の教科とも繋がります。それを、具体的な作業で、実感として認識するというのは、貴重な時間だと思います。
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コメント
http://www.amazon.co.jp/dp/4056048746/
むう、レビューを読むと、どんどん欲しくなってくるなあ。
どうでもいいんですけど、「この商品を買った人はこんな商品も買っています 」が、なんかおもろい。
投稿: TAKESAN | 2007年10月 1日 (月) 14:32