« 科学者は適当だバイアスの形成 | トップページ | ゲームの影響 »

2007年1月14日 (日)

悩ましい話

志村建世のブログ: 闘争心と暴力について、かなり長文を書いたのですが、全く纏まらなかったので、消してしまいました…。

実際、暴力を論ずるのは難しいと思います。そもそも何を暴力と看做すか、ボクシングを禁止する事が果たして妥当か、ボクシングと他の競技の区別は、明確に出来るものか、身体に対するリスクは、ボクシングが明らかに高いか、等々。

志村さんの論理で言えば、ボクシングは勿論、コンタクト空手もプロレスも、キックボクシングも、そして(リアルファイトを志向する)総合格闘技も、悉く禁止されるべきだという事です。これに私は、強烈な違和感を覚えます。ただ、反論が難しい。とても悩ましいですね。

ただ思うのは、ボクシングの方が、他の競技に較べて暴力性を明らかに向上させる、と言わんばかりの論は、安直に過ぎる、という事です。

格闘技と暴力性の関係については、高岡英夫氏の著作が参考になると思います。

光と闇―現代武道の言語・記号論序説 Book 光と闇―現代武道の言語・記号論序説

著者:高岡 英夫
販売元:恵雅堂出版
Amazon.co.jpで詳細を確認する

武道の科学化と格闘技の本質 Book 武道の科学化と格闘技の本質

著者:高岡 英夫
販売元:恵雅堂出版
Amazon.co.jpで詳細を確認する

|

« 科学者は適当だバイアスの形成 | トップページ | ゲームの影響 »

文化論」カテゴリの記事

武術・身体運動」カテゴリの記事

社会論」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 悩ましい話:

« 科学者は適当だバイアスの形成 | トップページ | ゲームの影響 »