読み方
Interdisciplinary: 問題点の指摘の問題点の指摘で言及したブログで、私のエントリーに対して、回答(?)して下さっていました。全然気付かなかった…⇒template <class kuenishi> - スルーちからが たりない
うーん、何でそうなるのでしょう。よく解りませんね。このタイトルは、私へ向けてのものかな? それもちょっと判らないです。
概ねは、記事の書き方についての批判であるのは判っていましたが、そもそも私は、あの記事自体、どちらかというと好意的に読んだのですね。これは明らかに、坂元氏についてある程度知っていたから、でしょうけれど。でも、そういうバイアスを取り除いても、あの記事は、ゲーム批判には読めないと思うのですが、それは、私の読みが甘いのでしょうか? (痛いニュースのタイトルは論外ですが。「ゲームが暴力を助長」などとは、元記事のどこにも書いていません)
まあ、確かに、記事を読む人にとっては、坂元氏の研究の詳細などどうでも良い訳ですから、私の指摘も、的はずれと言えば的外れなのかも知れませんね。
積み重ねられた調査結果の上に考察を重ねているだけで、ゲーム、映画(などのメディア)、VR、どれについても本質的な考察がなされていない。それが難しいことは分かってはいるが、仮説を立てて検証するというアプローチも統計的な検証も何もあったもんじゃないので全然納得できそうもない。
むう、解らない。そもそも坂元氏は、社会心理学的に電子メディアの影響を研究する学者なのですから、そこを考えるべきでは? 「本質的な考察」というのは、どういうレベルでの話なのでしょうか。勿論、心理学的方法そのものを批判的に検討する、という視点はありますが。
参考になるサイト・文献を挙げておきます。あと、私が個人的に考えている事を適当に綴ったものは、こちらに⇒Interdisciplinary: メモ:「ゲームは暴力性を高めるか」という問題について
一番良いのは、バーチャル以下略の議事録を読む事です。それに尽きます。これを知っているといないとでは、捉え方に大きく違いが出るでしょう。
『すばる書店』公式ブログ | ゲームリテラシーという言葉(後半の論評は、とても妥当だと思います)
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テレビゲームと子どもの心―子どもたちは凶暴化していくのか? 著者:坂元 章 |
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メディアと人間の発達―テレビ、テレビゲーム、インターネット、そしてロボットの心理的影響 販売元:学文社 |
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電子メディアのある「日常」―ケータイ・ネット・ゲームと生徒指導 販売元:学事出版 |
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攻撃の心理学 著者:B. クラーエ |
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