原点
大友氏の著書を書店で見つけたので、ゲームに言及した部分(携帯電話等のメディアにも言及)と、他に数ページだけですが、読んでみました。こちらの著書です↓
![]() |
![]() |
ぼけになりやすい人、なりにくい人 著者:大友 英一 |
ゲームについて書かれた部分を、要約します。引用では無いので、詳細は、原典をご確認下さい。
- 認知症例は、β波が消失する。
- 森昭雄氏から、ゲームをやる人のβ波が低下するという、連絡があった。
- 調べた結果、ゲームをやる人は、β波が低下する事が判明した。又、それは、ゲーム時間に比例する事も判った。
- この事から、ゲームをする子どもは、何も考えずに、手を反射的に動かしていると、明らかになった。
- アルツハイマー病に、子どもの頃のゲーム体験が一役買っているのかも知れない(記憶が曖昧です)。
他の部分は読んでいませんので、全体としての内容(医学的な部分の)が、どの程度妥当なのかは判りませんが、いわゆる若者たたき的な表現が、いくつか見られました。ご紹介したエッセイと、似たようなものです。後は、少年犯罪が増えている、という、お決まりの内容ですね。
| 固定リンク
« メモ:身体意識仮説の検討 | トップページ | 展望 »
コメント
どーでも良いですが。
ゲームを、「手を反射的に動かすだけ」と考える人は、『MONSTER HUNTER2』で、HR50にチャレンジしてみれば宜しい。そうすると、色々な事が解りますから。
或いは、『ファイヤーエムブレム』シリーズを、戦死者0でクリア、にチャレンジすれば良いと思いますよ。
大体、ゲームが複雑になり過ぎて、ライトユーザーにとって敷居が高くなっているのではないか、という論が出たりする(だから、直感的操作のDSが受けた)世界なのに、錯誤も甚だしいのです。
投稿: TAKESAN | 2007年1月31日 (水) 00:06
こんにちは。
昨年11月に出た大友氏の著書『ぼけとアルツハイマー』が図書館にあったので借りてきました。
こちらでも、ゲーム脳について語っていますね。川島隆太氏の計算などの紹介をした上で、ゲームをやるとゲーム脳に…と、川島氏が一番、嫌う紹介の仕方がされているように感じました。
まだ、全部を読んだわけではないのですが、ペット(特に犬)を飼うと、ペット中心の生活になるから、周囲を省みなくなって迷惑行為をしたり、コミュニケーションの範囲が狭くなるからボケにつながる危険性がある、とか、かなり首を傾げたくなる部分があります。
投稿: SST | 2007年2月 4日 (日) 12:12
SSTさん、今日は。
>川島隆太氏の計算などの紹介をした
>上で、ゲームをやるとゲーム脳に…
うーん、川島氏の主張は、こういう風に援用される事が、間々あるのですよねえ。川島氏にとっては迷惑でしょうね(川島氏自身への批判はおいておくとして)。
>ペット(特に犬)を飼うと
物凄い論理ですね。最近、お茶の水大の研究チームは、動物を飼う事に、肯定的な影響を見出していましたが…。心理学的な現象を、安易に解釈すべきでは無いですね。
そういえば、明後日、森氏の講演会…。
投稿: TAKESAN | 2007年2月 4日 (日) 12:59