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2006年11月 9日 (木)

ことば

中学か高校になったら、言語学(ソシュール等)や記号論を学んだ方が良い、と、私は思うのですが、どうでしょうか。

言語の恣意性とか、皆知っておくべきだ、という位、とても重要な概念であると思います。語形と語義は緊密に対応している、等の硬直的認識は、改めなければならないと考えています。

これは、私の実感なのですが、ソシュールの理論に触れる前には、言葉の使い方に、とても拘っていました。他人の言葉の使い方に、過敏に反応したり。その後、高岡英夫氏の著作を読んで、ソシュールの名を知り、ソシュール関係の本を読んで、言語の恣意性等の性質について知った時には、正に、「目から鱗」でした。いかに自分が、言葉に雁字搦めにされていたか、思い知らされました。それから、人の言葉の使い方について、よりメタな見方が出来る様になったと思います。「相手はどの様な意味で、この言葉を使っているのだろうか」とか、「自分の解釈は妥当だろうか」とか、冷静に捉えなければならない、とか。

結局、円滑なコミュニケーションを行う為には、本質的に、「思いやり」が必要なのだと言えます。言い方を換えると、相手の認識に対する、「解釈」とか、「推論」等でしょうか。「相手が何を考えているかを深く考える」というのは、結構疲れる事です。複雑な認知的作業なので。でも、それは、とても重要だと思います。

私が具体的に心掛けているのは、「他人の言葉を解釈する際は柔軟に、自分が言葉を使う際には精確に」、です。それを心掛ける事によって、「優しく」なれるのではないかな、なんて思っています。

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これらの本、大分前に読んだきりです。今読んだら、以前より深く理解出来るだろうと思います。ちゃんと勉強しないとなあ…。

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コメント

>中学か高校になったら、言語学(ソシュール等)や記号論を学んだ方が良い、と、私は思うのですが、どうでしょうか。

必須教科としては難しいと思いますが、たとえば「言語コミュニケーション」みたいな選択科目のうちで、言語学の主要な部分などを「こんな考え方もあるよ~」的な感じで教えるのはいいと思います。
僕としては議論の方法も織り交ぜてくれるといいな~なんて思いますけどね。(自分が受けたいだけかも…)

投稿: | 2006年11月10日 (金) 21:06

慶さん、今晩は。

確かに、独立の教科とするのは難しいでしょうね。議論の仕方を教えるというのも、良いですね。
言葉の仕組みとか使い方を、しっかり勉強するのは重要かな、と思います。勿論、言語一般について、ですが。

投稿: TAKESAN | 2006年11月10日 (金) 21:23

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