メモ:川島隆太氏の研究について
- 単純計算や音読が、前頭前野(の一部)を賦活させるという事は、実験的に確かめられた事実と考えて良い。
- 川島の仮説は、「脳は生体である」→「筋肉等は、事前にウォームアップさせる事によって、その後のパフォーマンスのレベルを向上させられる」→「ならば、脳も、同じ様なメカニズムが働くはずである」というもの。それを、認知症の患者を対象にした研究によって実証しようというのが、川島の活動。川島の研究によれば、単純計算・音読は、有意な効果を及ぼした。だが、立命館大学のチームによる研究では、他者とのコミュニケーション等が影響している可能性が、示唆された。
- 単純計算・音読は、課目の構造が単純であるが故に、脳活動の変化との対応が計測し易い。川島は、漫画やゲーム等が、前頭前野を活性化させない(休息させる)と結論づけているが、これらの文化は、そもそも多様なものである。又、興味・関心、その他の状況によって、取り組み方に変化が現れると考えられる。これらを踏まえずに、○○は前頭前野を活性化させない、と断ずるのは、早計である。※川島氏は、「漫画」としか書いておらず、「ゲーム」についても、パズルゲームやシューティングという事だけで、タイトル等は書いていません。これでは、明らかに不充分です(詳細が記述してある論文等をご紹介頂けると、ありがたいです)。
| 固定リンク
「科学論」カテゴリの記事
- メタスパイラル(2011.12.14)
- 主観、主観、ただ主観(2011.12.12)
- 公衆衛生(2011.12.07)
- ひとまずまとめ――患者調査において、「宮城県の一部地域及び福島県の全域について調査を行わない」事について(2011.12.06)
- 科学コミュニケーション――科学語での会話(2011.12.04)
この記事へのコメントは終了しました。


















コメント