ちょっと驚いた
1.【話題】「ゲーム脳」異説 (澤口俊之の脳育成学入門)、2.【話題】再び「ゲーム脳」について (澤口俊之の脳育成学入門)
以下、あくまで、私が澤口氏のブログのエントリーをいくつか読んだ上での感想、という程度でお考え下さい。
あれ、とてもまともな事が書いてある…。何が起こったのでしょうか。
だって、
3.「ゲーム脳」の影響はここまで来た!? 女たちはなぜパンツを見せるのか
こういう事を仰った方ですよ。
とは言え、
4.【10/16】「ゲーム脳」の行方 (澤口俊之の「不良脳科学者のつぶやき」)(前半部参照。後半も、とても興味深い内容。どう考えても、某脳科学者への批判です)
こうも書かれています。
うーん、私は、澤口氏の言説を、余り詳しくは知らないので、何とも言えないのですが(澤口氏の著書を参照した事が無い、という事。氏に対する批判はよく目にします。テレビで、血液型性格判断に、肯定的評価を与えていたのを観た事もあります。ソース失念)、これは、どういう事なのでしょうね。これ程しっかりとした科学的認識を持っていながら、何故に、3.の記事にある様なコメントをしたりするのか、よく解りません(もしかすると、現在も、3.の記事のコメントや、批判されている著書に書いてある事と同様の認識を持っておられるのかも知れません。自然科学的方法については真っ当な考えを持っていても、人文・社会科学については妥当性を欠く認識を持っている、という事もあり得ます)。
「脳年齢」概念等に対しても、極めて真っ当な批判をされています。
皆さん、どう思われますか? ざっと読んだだけなので、私の考えが的外れであるのかも知れません。
※2.の記事に、
「創造力などの活動低下」は全く意味不明である。創造力(creativity)をいかに定義して使っているのか?どう定量化して調べるのか?
とありますが、確か、創造力を測定する心理尺度はあります。勿論、森氏がその様な尺度を用いている訳では無いでしょうけれど。
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