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2006年10月21日 (土)

いじめ雑感

何か、「攻撃=いじめ」と考えている人が、結構いるような気がします。そういう前提は、正しくないと考えます。

Yahoo!ニュース - 産経新聞 - いじめ 摘発165件 力が弱い/無抵抗/いい子ぶる/動作鈍い

私は、以前に書きました。「いじめられる原因は、いじめられる側にある」と。何故なら、そんなもの、いじめる側が勝手に設定するからです。つまり、どんな事でも(容姿でも、態度でも、家族構成でも、何でも)、いじめる原因になりうる、という意味です。そして、「いじめられている人間は、いじめられるに値する人間なのである」と正当化する訳です。それが最後には、「いじめられる人間が”悪い”」となるのです。

文部科学省の統計によると、いじめの発生件数自体は近年、少子化による児童生徒数の減少とともに、減少傾向にある。一方で、校内暴力の発生件数(文科省調べ)は増加しており、暴力的ないじめに特化している傾向を裏付ける。同省は「キレやすい子供」を脳の機能不全ととらえた科学的な研究も進めている。

この論理は、かなりこじつけです。というか、ちょっと意味不明です。いじめ(の報告)が減った事と、校内暴力が増えたという事から、何故、「暴力的ないじめに特化」などという結論が出てくるのでしょうか。

「いじめられっ子のサインに先生や親が早く気付き、適切に処置すれば、解決できるはず。大人の力が弱まっている」

よく聞かれる意見です。確かに、この事自体は、とても重要です。しかし、いじめられている人間の中には、全力で、「サインを出さない」努力をする人もいるのです。それは、凄まじい意志の力です。理由は、例えば、「家族に迷惑を掛けたくない」等。その事は、理解しておくべきだと思います。

404 Blog Not Found:心の傷を心の胼胝(たこ)に経由で⇒ラブラブドキュンパックリコ - いじめを受けている多感な思春期の子どもにとって自殺は最善策の1つである

多感な思春期にいじめを受けることが、どれだけ後々の人格形成に悪影響を及ぼすか。

コミュニケーションを取りにくい、生きにくさを感じる、等を「悪影響」とするならば、それは、そういう事もあるでしょう。でも、それを「悪影響」と言って良いでしょうか。

そんなことは今までの多くの前例が物語っている。

そうでない前例も、数え切れない程ある筈です。

もしかしたら、今回死んだ子は幸せだったのかも知れない。

人格が歪み

他の部分に、結構同意出来る所はあるにしても、ちょっと、踏み込みすぎな気もします。

Maybe-naさんのエントリーを私なりに要約すると、いじめられた人間は、将来の社会的適応に不便なパーソナリティを形成(悪影響)する可能性がある。その様なパーソナリティが持続して、常に苦しみながら生きるよりも、自らの命を絶つ事も、一つの方法なのではないか。という所でしょう。こういうケースもあるだろう、という記述なら、確かにそういう事は、ある程度は言えるでしょう。しかし、それを一般化してしまったり、亡くなった人の行為(つまり自殺)に対して、「最善策」とか、「幸せだったのかも」とか、やっぱりそれは、違うと思います。そんな事は、誰にも言えないし、言うべきでは無いでしょう。

生きにくい人間は、生きにくいなりに、生きようとしています。生きにくくならない様に、努力する場合もあります。絶望に押し潰されそうになる事もあります。色々です。

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