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2006年9月10日 (日)

利き腕

左利きの人に天才が多い、という説、ありますよね。

科学的にどの様な研究が為されているのかは良く知らないので、余り適当な事は言えないのですが、主張の根拠として、○○は左利きだから、左利きは天才だ、という事を挙げる人がいます(科学者で、この手の主張をする人はいるのですかね)。○○には、社会的に名声を得ている人や、歴史上、名を残した人の名前が入ります。アインシュタインとか。でも、これって、ちょっとおかしいですよね。有名である事と、高い能力を持っている事は、別だと思います。高い能力を持っていたから有名になった、という事は言えるかも知れませんが、他に能力の高い者がいなかった、という事は意味しないと思います。そもそも「天才」というのは、社会的評価ですから、当時の歴史的・社会的文脈が大きく関係する筈です。それに、分野によって、求められる能力は異なりますから、左利きだったから、という言い方をするのは、余り妥当では無いのでは、と思っています。「天才」という曖昧な言葉を使って、利き手との関連を云々するというのは、ちょっと違うのではないかな、と。

こういう考えって、努力の重要性を否定したり、他の条件を考慮せずに、利き腕だけで能力を推測したりしてしまう事に繋がりかねないと思うのです。考え過ぎかも知れませんが。

某テレビ番組を観て、こんな事を考えた次第です。

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