壊して知る
森博嗣さんの、MORI LOG ACADEMY: 2006年04月01日 【HR】 壊す子供を読んで。
最近の、子どもにポピュラーな遊び(要するに、ゲームの事です)の特徴として、メカニズムが複雑になり、ブラックボックス化している、という事が挙げられると思います。例えば、ゲーム機を分解し、中身を見ても、余りに複雑で、どこがどの様な役割を担っているか、殆ど解らないでしょう。その意味では、比較的単純な機構のおもちゃや機械に触れさせるのは、重要だと考えます。何事にもメカニズムがあるのだという事を、具体的に知らせ、関心を持ってもらうのは、大切です。そこから、より一般的な、科学的思考に関心を持つ、という事もあるでしょう。勿論、今の大人(「今の大人」って、曖昧な概念ですね…)が、そういう経験を積んできているから、優れている、等と言うつもりは、全くありません。寧ろ、大人の方が、無知で、理解力に乏しい(理解しようとする意欲が見られない)とすら感じます(個人の経験に基づいた意見です。念のため)。要は、興味・関心の問題です。
ところで、子どもの疑問に的確に答えられる様な大人って、どれ程いるでしょうか。「車はどうやって動くの?」とか、「テレビはどうして映るの?」とか。私の周りには、いませんでしたね。大人は、子どもに対して「勉強しろ」と言うより、自分が勉強した方が良いと思います。あ、これは、森さんが書籍に書かれていた事でもありますが、私がずっと考えてきた事でもあります。子ども(に限らず、ですが)は、大人から、ああしろ、こうしろ、と言われた時、「じゃあ、あなたは出来るのですか?」と思うものです。出来もしない事を、他人に対して「やれ」なんて言うな、というのは、結構、一般的な感情なのではないでしょうか。
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